Q&A’07c2・「ガイア・アセンション」シリーズ

【目次】

(07/03) 「ぜいたく病」に浸る

 

(07/03)「ぜいたく病」に浸る

(Q) 私は高校一年生。青春とうつ病の真っ只中です。
通っている高校で不祥事をおこして只今、自宅待機を言い渡されました。
おかげで人生無明の真っ暗です。
欲張らないから、高校卒業の学歴が欲しいのですが、どうしたらいいでしょうか。
そもそも、こんなことになったのは学校で自殺未遂をおこしたからであります。
その当時、私は学校に蔓延る愚民どもが気に食わず、いつも不満な気分で学校生活を続けていました。

 

本気で死にたいと思っていました。
皆、死ねばいいとも思っていました。
 
とにかく、高校生というのは酷い職業です。
部活や勉強をして面白おかしくドンチャンやってりゃ All Ok ですから。明らかに、鬱の人間の来るところではありません。
下品な事を喋るわ、やけに私をからかうわ、思い出すだけで、鶏一匹絞め殺せるほど腹が立ちます。
鬱が直らなかったら自殺するつもりです(というより、あいつらが死ねばいい)。
高校でさえも卒業できない人間なんて一銭の価値もありません。
学校がイヤで通う気がなくなるのなら、社会に出ても働きたくなくなると思います。

 

(A) 拝見しました。

社会が教え、世間が曲がりなりにも敷いたレールの上を歩まなければならないと思うから窮屈になっているようです。

レール自体が無いとしたらどうしますか? どのみち今のレールは、既にまともに機能しなくなっているし、「廃線」になるのは時間の問題です。

中学卒、高校卒、大学卒そして大学院卒の違いによって、人間の本質的な違いが決まるわけではないし、そんなものを誰も評価しなくなる時代は目前に迫っています。

 

一方、他者に対する姿勢については、「今、愛なら何をするだろう?」という言葉もあるので参考にしてください。

 

(Q)返事を下さってどうもありがとうございました。
今後の人生の指針にしたいと思います。

 

さて、鬱病のことですが。
受験の終わったころから精神科に通い、精神安定剤を飲んできました。今もまだ飲み続けています。
受験の頃はひどいもので、毎日毎日「死にたい」という思いが心を埋め尽くしていました。
あの頃を思い出すたびに「生まれてこなきゃよかった」と、たびたび思い出してしまいます。
全部、親と他人と自分のせいだ。
親なんか心から嫌い。大嫌い。
みんな嫌い。大嫌い。みんな死ねばいい。
自分なんか嫌い。大嫌い。いますぐ死ぬべきだ。
あと、過去の数々のトラウマも鬱を深刻化させる原因になっていて、一向に完治の明を見出せません。
さらには、生きていくことがストレスで、毎日のように「死にたい」と思ってしまいます。
どうか、この病みに病みきった心を救ってください。
癒せないトラウマを癒してください。

 

わが救い主様(自分で自分を救うものだとわかっていても他人を求めずにはいられない。構ってほしい。心から淋しい。

自分だけ罪や苦しみを背負うのはいや。自分はモーセやヨシュア、ヨハネみたいに重い使命を持っていないというのに。

どうして苦しまなければならないのですか。普通の人生を送らせてください。神よ。

神なんて嫌い。大嫌い。無責任なくせに偉そうなことをいう)。

 

P.S
よく聞いている音楽は「Komm, susser Tod」。

 

不安なの
不安なの
みんなに嫌われる、怖い
自分が傷つくのが、怖い
でも、ヒトを傷つけるのが、もっと怖い
でも、傷つけてしまう
好きなヒトを傷つけてしまう。
だから、ヒトを好きにならない
だから、自分を傷つけるの

嫌いだから
だいッ嫌いだから
 

(中略)

 

私は壊れるしかない
無へとかえるしかない


無へとかえろう
無へとかえろう
それは、優しさに満ち満ちたところ
そこは真実の痛みのないところ
心の揺らぎのないところ

無へとかえろう
無へとかえろう
他人のいない無へとかえろう
無へとかえろう
無へとかえろう
傷つく事のない無へとかえろう・・・(リピート)

 

(日本語原詩より引用)

最近、ユダヤ神秘主義「カバラ」に凝っているのですが、生命の樹と死の樹の関係に悩んでいます。
(中略)

もし現代の多くの人々が生命の樹と逆の方向へと行っているのなら、その人たちは同じ波動レベルの世界にとどまり、もっと下の波動レベルへと落ち、いざ、2012年。でも上の世界に上がるにはもうおそい。ということにはなりませんか?
それだとしたら、アセンションは成り立たないのではないのでしょうか。
ぜひともカバラと生命の樹について詳しく教えてください。
よろしくお願いいたします。

独り言

本当に悪魔が存在していないとは思えません。
きっと天使も悪魔もちゃんと存在しているとしか思えません。
日月神示でも、昔の文献をよんでも確かに存在してる気がして、毎日が恐れで埋まって穏やかに暮らせません。

(A) かなり重症の被害意識に囚われているようですね。

どんな状況であっても、自分の現実は自分が創っている(創ることができる天賦の力を持っている)というのは宇宙の絶対的な真理なので、それを認めることが人生を好循環に持っていくための出発点です。

それに付随して、自分が創った現実に対する責任を認める(確かに自分が創ったものだと認知する)ことも欠かすことができません。

 

心の奥底に被害者意識や自分に対するネガティブな評価があると、あらゆる出来事を「被害者」として色付けすることになります。

つまり、出来事を多面的に解釈したり、より大きな観点から解釈することができなくて、一方的な被害者という狭い認識枠に閉じ込めることになるのです。

 

《日々いかなる状況に遭遇した時も、あなたはその出来事に自分の見解を投影させて、自分の信念に適うように色づけしているのです。あなたは、どんな時でも現実を解釈しています。『アセンションの時代』

 

《あなたが何を創り出しているとしても、あなたの信じていることが、あなたのすべての体験の基盤を形作っています。あなたは、自分が触れ合ったり現実を組み立てるのに使ったりしているエネルギーに刻印することができる、あなたの能力を自覚する必要があります。(同)

 

ここに言う「信念」や「信じていること」は、「思い込み」とほとんど同義です。

したがって、あなたが抱いている被害者意識を、それが因ってきた個々のケースについて冷静に再評価することをお勧めします。

 

《何かを人のせいにして怒っている時には、そこに被害者意識があり、これは大体において自分が決定したことに責任を取っていなかったり、個人的あるいは世界的領域のどちらであっても、出来事や事象の多層からなる目的や意味を理解できないでいることの反映です。怒りは行き詰まりを感じた時に誘発されることが多く、起きていることに対して一通りの解釈しかできずに自分を限定しているのです。

あなたが自分の人生の創造者としての責任を否定するときの、背後にある思考や姿勢を少し時間をかけて調べてみてください。

あなたはいつ、どこで、どういうふうに被害者なのでしょうか。自分の境遇を他人や何者かのせいにして、それが正当だと弁護できるのは人生のどういった分野においてでしょうか。いったい誰が、どんなことをあなたにしたのでしょうか。誰があなたに害を及ぼしたのでしょうか。誰があなたを辱めたのでしょうか。それは現世のことでしょうか。別の転生においてでしょうか。

人生は過酷で、不公平で、困難で、残酷だという信念。また人生に答えはなく、自分ではどうしようもなく、満ち足りることもないという信念。さらに人生はいつだって他の誰かが悪いのだという思い込み。そうした信念のほとんどは、その根底に煮えくり返るような怒りの存在があり、それがついには病気をつくることになるのです。これらはあなたを制限する信念や思い込みのわずかな例にすぎませんが、すべてあなたを多次元宇宙の神秘に結びつける生命力エネルギーの流れを閉鎖するものです。(同)

 

それでも、「こんな現実を自分が創った覚えは絶対にない」という思いがあるかもしれません。

そのような、顕在意識で認めることに強い抵抗があるケースとしては、カルマ的な因縁や、あなたに必要な体験を魂のレベルで引き起こしている場合があります。

カルマ的な因縁の典型は、あなたが前世で加害者だったケースです。今生では、同じ因縁を持つ魂たちが立場を替えてゲームをやっているわけです。

 

個別のケースについて、そうした因果関係を明確には解明できなくても、「負の連鎖」を断ち切る簡単な方法があります。

それは、あなたの被害意識の基になっている、すべての対象や出来事を「ゆるす」ことです。

 

《大いなる勝利を手にするには、物事を決めつけることなく、人生のより壮大な意味を見出して被害者意識を手放すことです。手放すという行為の究極に、ゆるしがあります。ゆるしは、終わりのない罪悪感と非難の閉鎖回路から、あなたを解き放ってくれます。(同)

 

ここでの「罪悪感」は主に加害者の立場、そして「非難」は主に被害者の立場です。

カルマ的因縁では、転生のたびに立場を替えて同じ当事者たち(魂たち)が、このゲームを延々と繰り返すわけです。それが、「閉鎖回路」の意味です。

それを、あなたが今生で断ち切り、すべてを癒すことができるのです。例えば次のように。

 

「私は、私のアセンションの目標に寄与しない全てのカルマを、どんな事どんな人との関係であっても、いま解き放ちます。」

 

あなたの現状は、狭くて一面的な自己判断をベースにした、いわば「ぜいたく病」に浸っていることを自覚することが大切です。

これは、現代の文明国の比較的恵まれた家庭で、典型的に見られるものです。

仮にあなたの境遇として、お母さんが病弱で、幼い妹や弟たちの面倒もみなければならないとしたらどうでしょうか。

あるいは、どこかの途上国に生まれていて、大人も子供も家族全員が身を粉にして働いて、ようやく毎日を食い繋いでいける状態だとしたら。

もしそうだとしたら、「暗い心を詠んだ詩」を愛好したり、「ユダヤの秘密主義カバラ」に興味を抱いたりする余裕はとてもないでしょう。

 

また、あなたの想念が、あなたの周辺に与えている影響についても承知しておくといいでしょう。

 

《身体、思考、感情といったそれぞれのレベルのストレスが、あなたを好ましくない方向へと押しやってしまうことはご承知の通りですが、あなたの個人レベルのストレス要因が、強力で不調和な波動を周囲の土地にも送りつけているという事実も、しっかり考慮する必要があります。(同)

 

《あなたが毎日何を選択するかは、あなたの幸福にとって極めて重要ですが、それと同様に重要なことは、あなたの思いが、単に三次元物質世界でのあなたのコースと方向を定めるだけでなく、他の多数の次元の現実にも波紋を広げるということです。(同)

 

もう一つ大切な認識は、あなたは、決して快適とは言えないこの地球の状況を十分に承知の上で、そこでの実体験を求めてやって来ているという事実です。

 

《あなたは、この世に誕生して三次元の人生を始める前に、地球での生活を決める多様な変化要因をあらかじめ検分する能力を持っていまました。特定の精神的風土のなかで、あなた自身の計画や目的や意図がもたらす局面を概観することができたのです。

この結果、あなたは自分の誕生の瞬間と時代を選び、遺伝的血統を選んだのです。その血統には、祖先たちの人生でのたくさんの学びに基づく、さまざまな観点からの刻印が豊富に詰まっています。

そして、現世でのあなたは、あなたのプランを忘れて、人生ゲームでのあなたのバージョンをより効果的に演じています。あなたという独自性に満ちた、みずから選んだ道を探索し、体験するプロセスに完全に従事しているのです。あなたの人世のコースは、あなたを絶えず困難に直面させたり鼓舞したりしていますが、それはあなたの能力を発達させるという大切な目的を持った旅だからです。あなたは、みずからの生物学的身体を働かせる方法を学びながら、実際は万物の本質について学んでいるのです。(同)

 

《あなたは、地球という惑星で「大いなる精神的覚醒」を起こしている人類を含めた「意識を持つ存在たち」の役割に対して、あなたならではの独自の観点から貢献するために、いまこの時期、この場所にいることを選んだのです。(同)

 

そこで、以上の認識に立って、次の全部または一部を、あなたの当面の課題として取り組むことをお勧めします。

 

1.家庭内の仕事を分担する。例えば、掃除や洗濯あるいは家計の管理の責任を持つ。

2.安全でリーズナブルな価格の食材や食品の入手方法を研究して、実際に調達を担当する。

3.これだけは誰にも負けないという料理のレシピをマスターして、食卓に載せる。その数を、順次増やしていく。

4.自宅の庭やベランダで植物を育てる。

5.放送大学の適当な科目をいくつか選んで勉強する。近くに「学習センター」がなければ、放送を受信して学ぶ(教科書は市販されている)。

6.地元自治体の公民館などが主催している勉強会やスポーツまたは趣味のサークルから適当なものを選んで参加する。

7.YMCAなどのコースに参加して英語を磨く。または、ラジオ講座などで他の外国語を勉強する。

8.地元で活発に活動しているNPOから適当なものを選んで、労力を提供する(役所で紹介してもらう)。

9.適当な店などを選んで、パートやアルバイトをする。

10.近くに自然の豊かな場所を見つけて、折に触れ出掛ける。

11.安全なコースを選んでサイクリングをする。

12.旅に出る。

  http://www21.0038.net/~gaia-as1/qa06g.html#escape(参考)

 

この場合、気の向くままに、あちこちと渡り歩いてもかまいませんが、1つひとつの体験を決して否定的に評価しないことが大切です。

プロセスを含めて、すべての体験が実際に貴重なものだからです。

 

このようにして、あなたの「地球生活」にある程度自信が持てるようになったら、復学を申し出ることも選択肢として否定する必要はありませんが、そのことはもはや本質ではありません。

どの道すべての人が、遠からず、「事の途中で」これまでのレールから切り離されて、予想だにしなかった新しい現実に踏み込むことになるからです。

そこで、いま現在の心構えとして、持つべきことは次のようなことです。

 

《自分が生きるに値する人生について、考えたり感じたりしてみてください。見晴らしのよい別の地点から今の時代を振り返った時、現世でのあなたの人生のどこに注目が集まるでしょうか。今この転生でのあなたの性格を二千年後の未来から、あなたはどのように見るでしょうか。時間のラインに沿った癒しに、どのようなあなたの貢献が見えるでしょうか。(同)

 

《あなたの務めは、特に自分の身体に関して自分自身をはぐくみ、ポジティブで生き方を高める姿勢を発達させることです。あなたは自分の人生に責任を持たなければなりません。そして今という時の一瞬一瞬が、豊かさと繁栄のなかで活躍しているあなたの未来と現在とを結びつけて、限りない潜在的な可能性を提供していることに気づいてください。(同)

 

ここに言う「今の時代を振り返った時」や「豊かさと繁栄のなかで活躍しているあなたの未来」は、何千年何百年も先のことではなく、実際には、せいぜい10年先のことになるでしょう。

それほど貴重な時々刻々を、いま私たちが歩んでいることを忘れないようにしましょう。


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