【目次】
(08/08) 霊媒体質を克服する道
(08/08) 手の込んだコントロール劇
(08/08) リメイク版「地球の静止する日」は期待できるか
(08/08)霊媒体質を克服する道
(Q) はじめまして。
貴ホームページを拝見しメールさせて頂きました。
Aと申します。
今年3月頃、不思議な体験をしてから今日まで、自分や世界について疑問を持ち続け、ネットで調べていくうちに貴サイトに縁が繋がり、心に響くものがありました。
一連の不思議な体験が何を指すのか、気になっています。
突然のメールではありますが、Q&Aコーナーにて多くの方の疑問にお答えしている様を見、私のお話も聞いて頂けるかと思い、メールさせて頂きました。
もし何かおわかりであれば、ご教授頂ければと思います。
以下、非常に長くなりますがお読み頂ければと存じます。
まず私のプロフィールを述べます。
私は大学に入学してから紆余曲折あって昨年2007年に卒業し、派遣社員として働いたあと現在無職に至ります。
一連の不思議体験に繋がりがあるとすれば、2002年の初め頃、ある種悟ったような感覚を保持したことが発端です。
その現象は、
・人の気持ちが手にとるようにわかる
・それを利用して人を操作することもできる
・一秒一秒に発見があり、真実への理解を深めていった
・何気ない日常の中から偉大な発見を見出すことができる
・感覚が非常に冴え、世界の動きがゆっくりに見える
・以上のようにも関わらず尊大にならず、平等で愛的な感覚を持っている
・つまり愛を与えることに躊躇なく、愛によってすべてを説明できた
・自分の気持ちを言葉で100%伝えることができる
・それによって自他ともにわだかまりが無く自他ともに癒しが得られる
などでした。
この感覚を得た期間の最後の頃、既に大学を中退しようと決めていた私に対し、父親が「世界一周に行ってこい」と勧め、私は従い旅行にでかけました。旅行を始めてからはこの感覚は消えてしまいました。
旅行から帰って大学に復帰し、少しは大学生活に楽しみを見出し昨年の卒業にこぎつけました。
(中略)
しかし具体的に会社を興す手段が分からず、まずは社会人経験を積もうとSという会社に入ったのが昨年10月です。
ところが初めての社会人経験や夜遅くまで同僚の女の子と話をして睡眠が完全でなかったことなどから、学生時代にかかっていたうつ病を再発してしまい、会社に行かない日々が年始になって続きました。
やがて病気は改善し、会社にも通うようになるのですが、休みすぎたため派遣契約の更新を打ち切られ3月いっぱいで来なくていいという戦力外通告を受けました。
そのせいで私は奮起し、「辞めないでくれ」と言われるくらいに頑張っていい成績を残してやろうと腹積もりし、睡眠時間2時間ほどで一日のすべてを仕事に費やしました。
それが3月3日から3月7日に到る週の変化で、以前とは180度変わり仕事が非常に能率的になりまた。仕事も面白く感じられるようになり、また自分が充実していることもひしひしと感じていました。
そして3月7日の金曜日、いつものように仕事をしていた私は世の中の本当の仕組み、真実に辿り着いたように感じたのです。
■3月7日仕事中
睡眠時間の短い日々が続いているにも関わらず、私の頭は非常に冴えており、他の人が気付かないことにも気付く状態になっていました。
仕事の関係でネットでの調査を続けていくうちに、――この経緯は忘れてしまいましたが――社会を操作、支配するシステムの存在に気付くようになり、G社やフリーメーソンがそのピラミッドの頂点にいると仮定するようになりました。
そして私の上司と好きだった女の子以外にはこのことを打ち明けず、他の人へは警戒するようになりました。
■3月7日前職の記念パーティ
仕事を終えたあと私は昨年勤めていた会社の記念パーティへ向かいました。
そこでも依然として仕事中に確信した支配層の存在や世の中への不信は消えず、むしろその会社がフリーメーソンの東京支部であるような疑念ももっていました。
そこで私は一睡もせず、タヌキ寝入りをしながら皆の話す言葉を聞いていましたが、時折変人を装いタバコの白い部分にメモ書きなどしていました。そのメモ書きは鞄の奥底にしまっておきました。
■3月8日パーティの翌日
結局そのホテルの居間で、またタヌキ寝入りをしながら回りを警戒していた私は、一睡もせず夜をあかしました。
さらに、周囲がフリーメーソンの手下であるという疑念は深まり、ピークに達していました。
私は周囲が敵だらけと知っていながら、日本や世界を救うため、なんとか謎を解き、その中枢を破壊してやろうというような思想をもっていたのです。
やがて私は昏睡状態のままホテルを出、世界の終りが近づいている中で、もう残り時間が残されていない中で、自分はどうすれば世界を救えるだろうと、まるで自分が世界に残された最後の良心のような思いで周囲を歩いていました。
なぜかというと私の姓名が1、0そして上に伸びあがる線で表現されることから、世界の終末へのカウントダウンを終えてから無限の世界へ発散させる使命があるというような理解をもっていました。
そのように当時の私は記号や数字から何か意味を感じ取り、それによって自分自身混乱していました。
やがて、私はとある店舗に辿り着きました。
ここのお店の前には電話ボックスがあり、そこに妙な形をした張り紙がしてあり、そこで私の混乱はピークへ向かいます。
「邪悪な連中の、本拠地、サブプライムローン問題を引き起こした張本人の日本支部にたどりついた」、そう思い込んだのです。
そしてそれを周囲の人へ知らせるべく騒いでいたのですが、誰も耳をかたむけず、完全に無視して通り過ぎていきます。しかし、遠くから私を監視するような人が何人もいて、次から次へと私のもとへ向かってくるように感じました。
そのたびに私はあえて凝視したり、大きく叫んだりして追い返すのですが、やがて一人の恰幅のいい男性が店の前にあらわれ、横目でこちらを見つめます。
たばこをふかしながら、非常に不審気にこちらを見つめます。私はこの男こそ親玉だと思いこみ騒ぎたてますが、やがて男は店内に入っていき、奥へもぐってしまいました。他の店員は「この人は店長だ、おまえは出て行け」と私に怒ります。
わたしは店外に出て遠巻きにさらに騒ぎたてますと、やがて店長は女性と子供数人を引き連れて遠くのほうへ歩いていきました。私はこれは罠だと思い追いかけずお店のほうを見はっていました。
やがて、その頃には完全に世界がおかしく、良心の世界は終り完全にデジタルに支配された人間だけが残る抜けがらのような世界で、生身の人間は自分だけ、という感覚に陥りました。そして周りの人間がすべて韓国人に見えたのです。
ちなみにこの店のホームページに載っている写真のような人たちです。
なぜだか顔つきがふつうの日本人とは違う、と感じませんか?
■3月8日 警察に捕まるまで
もう世界は終わったと思った私は、何か恐ろしい感情を感じるこの場所、何かに見張られているようなこの場所から逃げようと思い南へ歩きだしました。
1時間ほど歩くと誰かにつけられているような感覚も少しだけ薄れたのですが、依然として世界の感覚は不思議です。
そこでこの韓国人だらけになってしまった世界の中枢へ行ってみようと、私は痴漢をしてみると警察はどのように動くのか、ということを思いつき、実行しました。そこで警官が2台のパトカーで6人ほど現れ、私は警察署に連行されました。
そこで私は精神がおかしいということで、精神科に入院することになったのです。
入院中、自分と同じように不思議な体験をした男と知り合い、その男のMixiのマイミクにフリーメーソンについて言及しているものが入っているのを見たころから、再度フリーメーソンへの疑念がでてきます。
退院後も本やインターネットでフリーメーソンについて調べていくと、どこからかこのサイトにつながりました。(URLを省略)
そしてこちらのサイトは占い師さんが運営しているのですが、今日占いをやってもらってきました。
結果は私はシリウスから来ていて、前世でこの世の仕組み、つまり暗黒者達による支配の仕組みを知っていて、それをみなに伝えるためにやってきた、とのことです。占い師さんのように何かを感じる力も強い、とのことです。
そしてやがてアセンションはできる、あせる必要はない、ここ3カ月くらいで自分が何をすべきか分かる、とも言っていました。
また自分はおかしくなく、見たり感じたりしたものは全て真実だ、とも言っていました。
以上のように書くと非常に変人のようですが、今では薬を飲みながら落ち着いた毎日を過ごしています。
自分が狂っていたんでは、という疑念と、あれは一体なんだったんだ、という思いが2つあり、後者のほうが特に強いです。
占い師の方は、一連の出来事は、私に本当のことを思い出せる、気付かせるためのシグナルだ、ということでした。
私は、これらの出来事を、どのように整理し、理解したらいいのでしょうか。
非常に長くなってしまって申し訳ありません。
ここまでお読み頂いて、ありがとうございます。
もし何かお分かりになれば、ご教授頂きたいと存じます。
何卒、よろしくお願い致します。
(A) 拝見しました。
始めに3月8日の出来事について言えば、完全に憑依ですね。
極度の睡眠不足の状態では、たいへん憑依されやすく(つまり異界の者たちが入りやすく)なります。
しかしそれは、あなたが元々持っている傾向との「相乗効果」で起こったとも言えるでしょう。
この世界や日本についての、あなたの認識は正確でないし、あなたが遭遇した(引き寄せた)状況に絡む強迫観念は全て妄想です。
あなたの問題点は、最初にやって来たものについての「短絡的判断」です。
一瞬で正しい判断をすることは誰にとっても簡単でないので、「こう感じたが間違っているかもしれない」と判断を保留したり、そのテーマについて何重にもクロスチェックを掛けた上で結論を出すという姿勢があってもいいわけです。
また、引用されているHPの従業員の写真に関して、「全員が韓国人」という判断を今でも持っているとすれば、あなたのコモンセンスは大丈夫でしょうか。
このように正面から正式の写真を撮る状況では、誰でも無表情になるものです。つまり、日本人の全員が、あなたの基準の「韓国人」になるでしょう(私は韓国人は無表情だと思っていませんが)。
もう1つ、「短絡的判断」と表裏の関係にある(そして多分うつ病とも表裏の関係にある)問題点は、「誇大妄想」の傾向でしょう。
既に3月7日の時点で十分に「妄想」が盛り上がっており、それが3月8日の出来事を導いたのが見て取れます。
このような「短絡的判断」と「誇大妄想」は、あなたが持っている、もっと基本的な傾向にも関係しているようです。
それは、やって来るいろんな波動を感じやすく、その影響を受けやすいということです。それが憑依まで至らないケースも多々あるはずですが、問題の本質は同じです。
したがって、あなたとしては自分の感情起伏のパターンを認識して、ブレーキやアクセルの踏み方を会得する必要があります。
また外部からやって来たものに撹乱されている状態か、冷静に自分を観察できている状態かの識別に、常に最大限の注意を払う必要があるでしょう。
そして、自分で世界を背負って立つというような思い上がった状態は、異界の者が極めて操縦しやすいことを知っておくといいでしょう。
自分には知らないことが沢山あり、1人では何もできないというスタンスが安全です。睡眠を十分に確保することも大切です。
そうでないと、同様のことがいつでも起こる可能性があります。
努めて幻想を排除し、地に足が着いた生き方を追求することをお勧めします。
次を参考にしてください。
重度の憑依を何とかしたい(Q&A’08f1)
(Q) さっそくのご回答、ありがとうございました。
私の傾向が「短絡的判断」と「誇大妄想」にあるとのこと、今となってはその通りと思います。
そのように解釈しないと今後の人生をまともに歩んでゆけないと思いました。
今後は、「憑依」されることのないよう、地に足をつけ自分をしっかり保って生きていきたいと思います。
また「自分で世界を背負って立つというような思い上がった状態は、異界の者が極めて操縦しやすいことを知っておくといいでしょう」という小松様の言葉を胸に、思いあがらず生きていこうと思います。
ありがとうございました。
(08/08)手の込んだコントロール劇
(Q)こちらのHPを少し前から拝見させていただいております。
精神世界の事は全くの素人なので、間違った記述や失礼があるかもしれませんがどうかご容赦願います。
どうしてもお伺いしたい事がありまして思い切ってメールをいたしました。
去年から少しずつアセンションという言葉が蔓延し多くの人が振り回され、ネットでの情報がかなり混乱していると感じました。
私自身は興味はあまり無かったのですが、知人がある人を信じ込んでしまい他の友人や母親が止めるにもかかわらず、H氏の住まう場所へ引っ越しをしてしまいました。
たまたまブログを見つけたので、その様子を知人側からの情報として見られるのですが普通の人間から見れば「どうしてそんな事を言うH氏にはまり込んでしまったのか…」とため息が出るような内容です。
知人のブログには2人で行ったと書かれていましたが一緒に行った方は、途中でおかしいと気がつき警察に駆け込みました。
結果、H氏に精神病扱いをされ、その手の病院に入れられてしまいました。
その後の知人はH氏の言うままを聞いている洗脳状態です。
何度か目を覚ますようにとメールをしたのですが、H氏を批判するような内容には全て返事が来ません。
H氏は昔、宗教(キリスト教)に熱心でその後に宗教を見限りそのうちに精神世界に没頭。
その後、宗教を「マインドコントロール」だと言い始めました。
H氏の告白によると、2006年の4月に、大いなる父(創造主)が彼女の意識にディセンション(次元降下)して来られた。
※最初はH氏の息子を通じて何者かが交信をしてきたそうです。
H氏が自分の意思と感情を出す事も出来ず、ある時期からH氏の意識を創造主が完全にコントロールし始めました。
※ここまでの状態になるまで半年(H氏告白より)
現在はH氏本人の意識が表に出る事は殆ど無く、「創造主(大いなる父)」と名乗る者がセッションや友人にアセンションや愛だのを説いているそうです。
またH氏の家族(旦那・息子)も、H氏が身体を乗っ取られるまでの激しい攻防戦の中いつの間にかH氏をサポートする役目を『天からの使命』と思うようになり、今も献身的にセッションの手伝いをしているそうです。
この「創造主(大いなる父)」が言うには、「アセンションは自分が選んだ人間が果たす事ができアセンション後の地球には、自分が選んだ人間を住まわす。それはこの世界を作った私の権限だ」とHPでもハッキリと書いております。
実際、H氏に本物の創造主とかが降りてきてるのでしょうか?
何かに取り憑かれてるんでしょうか?
それとも「何かオカシイ」と思う私の感覚が変なのでしょうか?
問題のHPとブログを添付いたします。
ブログの最初の方は、知人がH氏に添うまでの事が載っています。
かなり削除されて、本人にとってマズイ記事は消されていますが。
【H氏HP】
Profile
(URLを省略)
衝撃のウォークイン
(URLを省略)
創造主の言葉
(URLを省略)
【友人のブログ(H氏の紹介ブログになっています)】
(URLを省略)
私はPDFを持っているので脅迫事件と入院事件分は添付いたします。(省略)
ブログのデザインが違いますが、同じ人物のブログです。
※途中でデザインテンプレートを変えたのです。
お忙しいところを大変申し訳ありません。
時間がかかっても結構ですので、何卒お願いします。
(A)拝見しました。
このサイトは、世間への開口部を急速に絞りつつあるようですね。
現状で読むことができる範囲や添付していただいたファイルを、ざっと眺めてみた第一印象としては、それほどおかしなところはないと思いました。
この方たちが、物語を捏造しているようにも見えません。
ただし特に、「神が人を選別する」という部分に疑問符が付きました。
このHPにあるメッセージの他の箇所でも言及しているように、あらゆる存在が完全な自由意志を持つということが宇宙の本質です。
それによって、予測できない変化が絶えず起こることが「神」の最大の楽しみなので、自由意志による創造に介入するような面白くもないことをするのは「神」の本旨ではないと思いました。
実際には、誰もが自分で相応の進路を選ぶと考えているので。
そこで、この疑問符に、どれだけのウエイトを置くかが判断の分かれ目になると考えて、改めて「創造主」からのメッセージを仔細に読んでみると、続々と怪しげな箇所が出てきました。
個別の解説は抜きにして、それらを列挙してみましょう。
《創造主の言葉》
・そして思考錯誤の上、現在地球上に住む、ひとりひとりの魂を創造した。
・わたしはこの目で誰がアセンションをするのか見届けたくて、 敢えて不自由な物質の肉体に宿っている魂に入り込んだ。
《光の真実》
・わたしはそのコンピューターから発信する光のエネルギーと直結させて脳神経の動きを操作している。
・わたしのコンピューターは完璧に全宇宙のすべての動きをコントロールしている。
・わたしは国家や宗教のように自由意志を無視しておまえたちの心をコントロールするような事はしたくなかった。
・まず、初めにわたしが認めた光の魂(わたしを魂の底から信じ愛してくれる魂たち、十代までの魂が純粋な若者たち、
幼き魂達)を先にアセンション(次元上昇)させる。
・闇の支配者たちは光の魂たちのアセンションが終わった後の世界でしばらく世界全体の国々を統一政府にして統治するであろう。
《創造主のメッセージ》
・それにしても嘆かわしい人間の事実の連続を間のあたり(目の当たり)にして来て今、ある思いを巡らしている。
わたしはわたしの方法、わたしのやり方でわたしの目にかなった魂のみをいずれ来る光の世界に連れて行こうと・・・考えている。
・わたしは限られた数の魂のみにその仕組みが解けるように創造主であるわたし自身がわたしの特別なDNAを特別な魂に刻み込んだ。
《創造主の思い》
・そしてわたしが最高次元から簡単に自分の意識を次元降下させたり、上昇させたりと
真実(まみ)の意識を自由自在に操作しているのである。
・わたしは今回、何ゆえにこの三次元世界に人の意識の中に降りて来たのかと言うと、答えは簡単である。
「人類の集合意識にある宗教の神観と数多くの膨大な情報に振り回されているスピリチュアルな 思い込みと勘違いを正す為」である。
・そうわたしは永遠に輝く威光に満ちあふれ、 美しき天の御使いたちをそばにおき、
わたしが造った光り輝く軍勢を従え、 大いなる栄光の座ですべてを眺めている。
《三次元》
・自分の世界に他の者が侵食して来る事は決して出来ないのだから自分だけの喜びの世界を繰り広げて新たな変化の世界を創り上げて行きなさい。
全体を通じて、創造主の言葉にしては格調が感じられないし、内容に片寄りがありバランスを欠いています。
また言うことに相互矛盾があります。
今回、Hさんにウォークイン(実態としては憑依)した目的にしても、一貫したものがなく、狙いやカバーする範囲が狭すぎると思います。全人類を置いてきぼりにして、こんなことを「神」がやるでしょうか。全ての存在に対して、普遍的で無条件の愛を持つ「神」が・・・。
もっと根本的には、全宇宙にあまねく遍在すること(そして個々の魂の創造活動を決してコントロールしたり介入したりしないこと)が「神(『パス・オブ・エンパワーメント』の宇宙知性)」の本質だから、(特定の人格に)局在して意識を操作するような自己否定的な行動するのは極めて不自然です。
一方、Hさんに起こったことは恐らく事実で、彼女にはそれ以外の選択肢はなかったでしょう。そして、ご主人やTさんたちが採った選択も、状況から見れば自然な流れだったと思います。それを超えた大局観を持てというのは厳しすぎます。
そして、この方たちが今のところ、どれだけ高揚感や満足感に浸っているとしても、実態としては被害者です。
私が見るところ、Hさんにウォークインした「創造主」は、コントロールや支配の味が忘れられない高次元の存在だと思います。
かなり遠大な計画のもとに、それを実行し、Hさんを通じて崇敬される喜びを感じ取るのでしょう。
はからずも、その本心が《創造主の思い》の最後の文章に吐露されています。もし本当の創造主だったら、こんなことを自慢する動機を全く持たないはずです。
また、キャラクターが男性性に片寄っている点にも馬脚が現れています。
高次元の存在でさえ、コントロールや支配の罠に嵌る危険は、常にあるのです。
その口実は、このケースでは、人類の意識を向上させアセンションをサポートすることでしょう。
したがって、本人は罪悪感がないどころか、人類のためにいいことをやっていると確信して、(全て狙い通りに進んでいると)ルンルン気分でやっていると思います。
しかし、愛の対極は、したがって最大の罪悪は、他者をコントロールしたり支配したりすることです。
ともかく、今のところ、あなたは全体像の一面しか見ていないし、一面的な解釈しかできていないようです。
しかしそれは、こういうケースについての世間一般の「常識的な」反応を代表しているので、「自分がおかしい」と思う必要はないでしょう。
それほど、見えない世界のことやインターネット情報などの識別は難しいものです(あなたの「アセンションという言葉が蔓延し多くの人が振り回され、ネットでの情報がかなり混乱している」という観察は鋭く実情を見抜いていますが)。
特に今回のケースは、かなり手の込んだトリックに覆われた出来事だから尚更です。
一口で言えば、「駆け込み寺とアセンションをエサにしたコントロール劇」というところでしょうか。
この方たちは、「創造主」と「信者たち」だけの閉じた世界を構築して、その中で一同が自己満足に浸る道を目指しているように見えます。
佐良直美さんの歌に「いいじゃないの幸せならば♪」というのがありますが、それで済むことなのかどうか。
この「創造主」からすれば、集まってきた依頼心で凝り固まった人たちをマインドコントロールすることは、赤子の手をひねるようなものでしょう(誰もが持っている神としての創造性、つまり天賦の力による現実創造[エンパワーメント]の核心に触れることは巧妙に避けています)。
ともかく判断と選択は、関係する一人ひとりに任せるしかないでしょう。
そこで、あなたが採るべきスタンスとしては、説得することや「取り戻す」ことなどは諦めて、自分自身の認識の幅を広げる努力をすることでしょう。それは、時代の潮流からすれば、いずれにしても必要なことです。
なお誤解ないように注意するべきことは、「神(宇宙知性、根本創造主)」を信じ敬うことと、本件の「創造主」を信じ敬うこととは、全く別の話だということです。
(Q) いつも興味深い情報をありがとうございます。
「地球の静止する日」のリメイク版が、12月に日本でも公開になります。
タイムリーなことと思いましたが、宇宙連合の意思が強く後押ししていると感じます。
一度も観たことがないのでオリジナルと比べようもありませんが、今から楽しみにしています。
(A) お知らせをありがとうございます。
今回のリメイク版は、原作が持っていた感動を、商業主義が簒奪することになっているのではないかと心配しています。
特に問題なのは、「核」の問題を「環境破壊」にすり替えている点です。
今の状況で「環境」を持ち出すと、温暖化の「防止」とゴチャマゼになって、CO2を出さない原子力発電が解決の決め手になるなどと、当初の筋書きと正反対の方向に人々の認識を誘導する恐れがあります。
「核」の問題も「環境(特に温暖化)」の問題も、様々な意図が絡む情報や「対策」が錯綜していています。それに加えて、地球変動(気象変動)には人為的な操作も含まれているのが現実です。
原作は、原発を含む「地球人類の核の火遊び」が、宇宙に与えている最大の脅威だという重要なポイントを衝いていました。
それは恐らく、作者が宇宙から受けたインスピレーションだったでしょう。
それを換骨奪胎したのは、別の意図が背後にあるような気がします。あるいは単に時流にすり寄って、商業的成功を追求しようとしただけなのか?
原作をそのままDVDにして、一般に流通させた方が良かったと思います。
いずれにしても、リメイク版が公開される頃には、「本物の姿と情報」にお目にかかるプロセスの序章が始まっているかもしれません。
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