Q&A’08h2・「ガイア・アセンション」シリーズ

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(08/09) 漂流するアメリカと世界


(08/09)
漂流するアメリカと世界

(Q) こちらはすっかり秋になりました。
Q&A
にもありましたが、来月の満月(またはそのあたり)をとても興味深く思う今日この頃です。

ご存知のとおり、今、アメリカはかなり混乱しています。

一般人も暗く、先日の仕事の現場がウォール街近くのオフィスだったのですが、地下鉄の駅や通りの空気というか雰囲気というか、とても重たく感じ、振り払いたい感覚に襲われました。

周りの人たちも「恐れ」の言葉を口にしています。この上ない不安と政府や世の中に対する不信感が溢れかえっている感じです。

今こそ、私たちの正念場、試されているのだと感じます。

ここで、「すべては良い方向に向かっている」という信頼の気持ちをいかに保つかがキーですね。

しかし、今までに体験したことのないほどの恐怖感を人々が感じているのがよく分かります。「恐れ」は何の役にも立たないと言っても、友人たちも聞く耳をもたない感じです。

私自身は、ますます日本(東京などの大都市ではなく、田舎かその周辺都市)に帰って生活することを考えるようになってきています。別に無理して考えたりリサーチしているわけではなく、自然と意識の方向がそちらへ向いているという感じです。

NYの面白さや独特な文化は大好きですが、生活をシンプルにするということへの興味が強まってきているような気もします。

また、日本で仕事が見つかるだろうか、という漠然とした不安(?)も、何とかなるだろうという(根拠のない)楽観的な態度に変わりつつあります。

流れに逆らわず、自分に合ったことを見つけたいと思います。

 

(A) 今は「嵐の前の静けさ」ですが、大統領選挙の結果に関係なく、間もなく世の中が騒然としてくることは間違いありません。
それを感知して人々が、そこはかとない不安状態に陥っているのでしょう。
経済の現況は事の本質ではありませんが、アメリカの場合は、何をやってもリカバリー出来そうもない歴史的な破綻が、社会不安を増幅している面もあるでしょう。これは、経済の仕組みとして、他の国にも確実に波及していく事柄です。

この先に起こる激動は、この世界をまっとうなものに変容させるために避けて通れない浄化のプロセスですが、その混乱の中で何を選ぶかが、大きい岐路になるでしょう。
簡単に言えば、これまでのような物質世界のあり方を当然のものとして引き続き受け入れていくか、それと決別して全く別のパラダイムを追求するかですね。
いずれにしても、二極分化は避けられないと思います。
日本も例外ではないでしょう。人々の意識が少しずつ変わりつつある一方で、メディアやコマーシャルに籠絡されながら過ぎていく日々に身を委ねているように見える大勢の人がいます。
今のところ、アメリカの方に、まだ救いがあると思います。
いわゆる「悪の支配構造」を転換させるために献身する勇気のある人々が、様々な組織の中で着実に増えて、そのネットワークが広がり強化されているように見えるからです。
アメリカ建国の精神は、脈々と生きているようです。

あなたの個人的な選択についての展望は、来るべき政治・経済・社会の激変のプロセスの中から、自然に開けてくると思います。

 

(Q) お返事有難うございます。言わずもがなですが、いつも勉強になります。

>日本も例外ではないでしょう。

友人や家族とのやり取りからの判断ではありますが、日本の人は今のアメリカの混乱を他人事のように感じている人がいるようですね。

みんながアメリカにいる私を気遣ってくれるのは、もちろん大変有難く感謝しておりますが、アメリカの経済・社会体制が崩壊すれば、アメリカ以外にもその影響は及ぶわけで、特に今までアメリカべったりだった日本が被る影響は大きいと思うのですが、あまりそういう意識はないようです。

人のことを心配する・気遣うのは優しい気持ちからだとは思いますが、私たちが責任を持つべきは自分自身であって、自分自身の状況に責任を持って対処することが、いずれは周りにとっても良いことになるのだと再認識しました。

>アメリカ建国の精神は、脈々と生きているようです。

いつのときも何に対して思いますが、この国の腐敗部分は想像を絶する腐敗状況ですが、全体が画一的になることはなく、たとえ少数でも必ず違う言動をとる人々がいると思います。

>あなたの個人的な選択についての展望は、来るべき政治・経済・社会の激変のプロセスの中から、自然に開けてくると思います。

ご助言有難うございます。私も周りの環境の激変の中で、外的要素に影響されることなく、常に自分の感覚を頼ってゆきたいと思っております。流れに逆らわず、何事も for the highest good of all であると信じて。

 

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