Q&A’11i4・「ガイア・アセンション」シリーズ

 

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(11/08) 関東大震災から学ぶもの


(11/08)
関東大震災から学ぶもの

[201187]

 

1923(大正12年)91日の「関東大震災」をもたらした地震「大正関東地震」は、いま予見されている「8.12地震」と共通する特徴があります。

特に、マグニチュードが「M7.9」と同等で、主震の震源が「相模湾」である点が共通しています。

そこで、「大正関東地震(以下「TK」と略称)」を振り返って、予想される「8.12地震」と対比しながら、教訓や心構えを探ってみました。

 

次図は「TK」の主震(1158分)と、同日(91日)中に起こった余震の一部を示しています(ピンク色)。

(注)画像をクリックすると拡大します―ブラウザの戻るボタンを押して戻ってください(以下同)。

 

同日中に起こったM6.0以上の余震が、この図の範囲だけで7件あります。

同日中の余震は、内陸部で起こったものを含め他にもあり、特に東京湾では大型の余震が発生しています(次図)。

この地震の余震は、翌日以降も多数発生しました。

 

地震発生が昼食時だったこともあり、多数の火災が発生しました。

震源に近い神奈川県の被害が激しいことは当然で、それは全壊した住宅の数に表れています。

住宅全壊〕・神奈川県 63,600棟(全体の58%)、・東京府 24,500棟(23%

ところが、火災による住宅の焼失は、圧倒的に東京が多いのです。

住宅焼失〕・神奈川県 35,400棟(17%)、・東京府 176,500棟(83%

発生した火災の件数は全体で136件なので、一つの火元からの類焼が多かったことを示しています。

 

以上の状況は、「死者」の原因別データにも表れています。

住宅全壊〕・神奈川県 5,800人(52%)、・東京府 3,500人(32%

火  災〕・神奈川県 25,200人(27%)、・東京府 66,500人(72%

 

なお、相模湾周辺の「活断層」はこうなっています。

海沿いの地域では、@伊豆半島東部と A三浦半島に顕著な活断層があり、他にはB小田原から松田にかけて 及びC二宮から伊勢原にかけてのものが目立っています。

活断層が地震の震源になるとは限りませんが、同一の地震に対して活断層周辺では震度が大きくなる傾向があります。

このCに関連して、「8.12地震」の震度が、二宮で「7」、伊勢原で「6強」という予見(『伊勢女さん』)には妥当性があります。

 

一方、津波に関しては「TK」では、相模湾沿岸や房総半島で10m前後のものの記録がありますが、津波による被害としては顕著なものが見られません。

TK」も「8.12地震」も、「プレート境界の跳ね上がり」によって津波が発生する点に違いはないようですが、後者には特別に大きな津波を発せさせる要因があるようです。

 

以上を参考にして、「8.12地震」への備えとして「特に」注意するべき点を列挙してみましょう。

1. 沿岸部の方は、「津波」への対応を考えておくこと。地形によっては、それが何倍にも増強されることも。

2. 土地の状態によっては「液状化」の可能性を考えておくこと。

3. 朝の時間帯には沿岸部を走行する電車、バス、自動車等を利用しないこと(「TK」でも、通りかかった列車が土石流に巻き込まれ、駅舎・ホームもろとも海中に転落した事例があります)。

4. 当日の朝食は、火を一切使わないメニューを予め用意しておくこと。

5. 本震の後も、かなりの規模の余震が起こる可能性を考えておくこと。

 

全体として今回は、「TK」と根本的に違う点もあります。

1. 住宅やビルの耐震・耐火基準が、当時とは比較にならないほど強化されていること。

2. 個人レベルや公共でベルでの防災への備えが、情報システムの高度化・普及を含め、格段に進化していること。

3. そして何よりも、「事前に知らされている」ことによって、それぞれの対処の仕方を予め考え選択できることが大きな違いです(それには各人が持っている「意図の力」によって、地震そのものを分散させたり縮小させたりすることも含みます)。ここに、「知らせること」の重要な意義があります。

 

また地震の規模に関して「8.12地震M7.9)」は、「東日本大震災」を引き起こした「東北地方太平洋沖地震(M9.0)」と比べると、地震のエネルギーは「50分の1」です(それでも、相当な地震には違いありませんが)。

したがって、必要以上に心配したり、恐怖心を抱いたりしないようにしましょう。

そして、(人類が地球・自然に対して何をやってきたかを省察する)絶好の学びの機会と捉えるようにしたいものです。

 

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