ケムトレイル:核戦争時代のエアロゾルと電磁兵器

Chemtrails: Aerosol and Electromagnetic Weapons

 

エイミー・ワージントンAmy Worthington

 

アメリカ政府は現在、「国家安全保障」という名の下に、エアロゾルや電磁気を使った危険な軍事行動を実施中であり、北米地域は7年前からその被害を受けている。

軍用機が排出する有毒化学物質が人工的な雲と化し、空が変色してゆくのを、市民達は不安げに見つめている。

 

私たちは、奇妙な気象現象を頻繁に目撃している。これは強力な電磁気装置によってジェット気流と個々の暴風雨前線が操作され、天気や気候が人工的に造られているからである。これらエアロゾルを用いた作戦に組み込まれた数々の非合法的なプロジェクトは、生物学的試薬や意識工学的なマインドコントロール技術を用いて、特定の集団を病気にしたり混乱させたりするためのものであり、それは証拠書類で立証されている。

 

私たちの上空で起きていることの一部は、アメリカ国防総省の極秘宇宙兵器計画に関係している。これは、戦略・作戦・戦術兵器レベルの戦争のために計画されているものである。近々、NASAの任務は国防総省の管轄へと移行されるだろう1

空軍宇宙コマンドは、「世界の出来事を監視し、方向付けるため、我々は、集中的かつ決定的な戦争を宇宙から的確に実施できるようにする必要がある。」と言明している2。ジェームス・G・ローチ空軍長官は、「宇宙での戦闘能力は、殺りく連鎖(キル・チェーン)の中のあらゆるリンクと一体化されており、それらに影響を及ぼす。」と公言している3

 

開発中の新たな「死のテクノロジー」については、2001年にオハイオ州のデニス・クシニッチ下院議員が提出した「宇宙保護法」の中に垣間見ることができる。この法令は不成立に終わったが、次のような兵器を宇宙に配備することを禁止しようとするものであった4

* 電子工学・意識工学・情報兵器

* 高空超低周波兵器

* プラズマ・電磁・音波または超音波兵器

* レーザー兵器

* 戦略・戦域・戦術または地球圏外兵器

* 生物化学・環境気候操作または地殻操作兵器

* ケムトレイル(この項目は、後の版では削除されている。強要されたことがうかがえる。)

 

戦争を絶え間なく供給する者たちは、「殺りく連鎖」の中で勝者であり続けるため、肺を詰まらせるような微粒子やポリマーを用いて、地球に生命をもたらす日光を意図的に薄暗くし5、大気の透明度を低下させてきた6。この環境テロによって人々の健康状態が深刻に悪化したことは、何千もの証言で立証されている。この壊滅的な大気の悪化に関し、その情報と停止を求めて、国会議員、マスメディア、および軍当局者に対し、何年にもわたって集団で訴えてきたが、彼らは官僚的で聞く耳を持っていない。「内情に通じている」者たちは、国家機密保護法によって口封じされており、また国民には国家機密に関する事柄に挑む権限がない。そのため、私たちに起こっていることに対する一般国民の認識は、依然として頭上の空と同じくらいどんよりしたままである。そんな状況の中、これまでに分かっているのは、次のようなことである。

 

1.エアロゾル・プロジェクトの少なくとも一部は、その多面性から「クローバーリーフ(クローバーの葉)」作戦と呼ばれている7。この作戦には、気象改変、軍事通信、宇宙兵器開発、オゾンと地球温暖化調査、そして生物兵器とその検出テストなどが含まれる。

 

2.航空機から何トンもの微粒子状物質を散布することにより、大気が高帯電の導電性プラズマになる8。これは軍事プロジェクトにおいて非常に有用である。私たちが呼吸する空気には、アスベストほどのサイズの合成繊維、そしてバリウム塩、アルミニウム、そして(伝えられるところによると)放射性トリウムなどの有毒金属がたっぷり含まれている9。これらの物質は、軍のレーダーや電波の伝導性を高める効果のある電解質として機能する10。大気中のバリウムは、ヒ素と同等の毒性があり、人体の免疫系を抑制することが証明されており11、また心臓を含む、人体の筋力を弱める12。体内に吸い込んだアルミニウムは脳に直行し、脳組織に酸化ストレスを引き起こし、神経原線維がもつれてアルツハイマー病のような症状を引き起こす原因となることが医療専門家によって確認されている13。また、放射性トリウムは、白血病やその他のガンの原因となることが知られている14

 

3.軍の行う数々の大気改変プロジェクトのうち、明白に見えるものは、ほんの一部に過ぎない。しかし私たちの目に見えないものも同様に危険である。電離層や地球とその住人は絶えず高周波マイクロ波の襲撃に曝されている。それを、帯電した大気を人為的に操作し、気象改変、情報収集、そして(地震を引き起こす)地殻変動兵器などに利用しているためである15。ケムトレイルを独自に調査しているクリフォード・カーニコム氏によると、私たちは絶えず4ヘルツの倍数で振動する極超低周波(ELF)に曝されていることがわかっている。この周波数は、人体の生体機能および精神機能に大きな影響を及ぼすことが知られている16

 

4.継続的に行われている数々の大気実験に生物学的要素があることは文書で十分立証されている。これらの実験では、ウイルス、バクテリア、菌類、マイコプラズマ、乾燥血球、そして特異な生物学的マーカーなどを混合したものを、特別に設計された散布システムを使って複数の国や地域に密かに散布し、それに対するヒトや動植物の反応を調査しているのである17

 

5.このような非人道的な生化学プロジェクトを実行しているのは、複数の機関からなる巨大組織である。これには、アメリカ国防総省(DOD)とその研究機関のDARPA(国防総省国防高等研究事業局)、そして国立研究機関や大学から成る巨大ネットワークを持つエネルギー省が含まれる。民間の防衛関係会社や製薬会社もこのプロジェクトに深く関わっている18。また、プロジェクトに協調する他国政府や、おそらく国連機関の一部も共謀していると思われる。なぜなら、このエアロゾル・プロジェクトは地球全体が対象範囲となっているからである。

 

化学物質や電磁波によるこのひどい汚染は、私達のおぞましき現実のほんの一部に過ぎない。厚かましくも、自分達の権力や利益のために空や気象・気候を悪用している反社会的行為者たちは、1991年以来4回の限定核戦争を遂行してきた同一の「狂人」たちなのである。放射能兵器が違法で社会的倫理に反していることは全ての文明国が断言しているが、米軍は、「砂漠の嵐」作戦(湾岸戦争)、バルカン半島での軍事行動、そして現在進行中のアフガニスタンとイラクへの侵略戦争においてその放射能兵器を使用しているのである。しかし、この地球上でアメリカの名において行われている大虐殺が、どれほどの規模のものかを正確に理解しているアメリカ人はほとんどいない。

 

いわゆる「対テロ戦争」において、イラクとアフガニスタンに対し米英軍が放ったミサイル、戦車貫通弾、バンカーバスター弾は、科学的には「核兵器」と定義されるものである19。核兵器からの排出物は消散することなく大気中に留まり、その先45億年間も、あらゆる生体に対して生物毒性、突然変異性、発ガン性を与え続ける。

 

米軍によって新たに「開放された」2国の住民は、放射能と重金属の毒で今徐々に命が失われようとしている。米軍がアフガニスタンで使用した兵器によって、その地の人々の体内に、かつてないほど高濃度の非劣化ウランアイソトープが取り込まれた20。使用された何トンもの劣化・非劣化ウランはその地の土壌、大気、食糧、水系を汚染し、住民は苦しみながら死んでいくこととなる。原子物理学者ローレン・モレがイギリス原子力公社(UKAEA)のデータを用いて算出したところ、1991年と2003年にイラクで使用された2,500トン以上の劣化ウランは、2500万人の新たなガン患者を生み出すのに十分な量であったという21CIAによるとイラクの人口は2500万人ということだが、これは偶然の一致であろうか?

 

ペンタゴンが遂行するこの「大虐殺」に協力した25万人の米英軍兵士たちも、体内で徐々に燃焼する放射性物質による死を避けることはできない。2001年以来、核戦争地帯にて交代で任務に当たってきた連合軍の兵士たちは、空気中の目に見えないセラミック・ウラン微粒子を何百万個も吸い込んでいる。これが肺、腎臓、血液、リンパ液、骨に蓄積し、アルファ、ベータ、ガンマ線を放射するのである22。体内のU-238(ウラン-238)アルファ微粒子1個の被ばく量は、国際基準で定められている年間許容全身線量の50倍に相当する23。放射線を出したU-238が崩壊して娘核種になると放射性は一層強くなり、細胞器官の破壊は時間とともにさらに拡大する24。ウラン汚染は、複数の臓器に再起不能の障害をもたらす。これは、病に苦しむ何千人もの第一次湾岸戦争退役軍人たちが見せる症状と全く同じものである。ウラン同位体に汚染された体液は、配偶者の体も蝕み、その子孫も蝕む、というふうに、遺伝的「ハルマゲドン」が彼らを襲う25

 

身体障害を持ったり、若くして死にゆく兵士たちの人数を増やして、アメリカの今後の安定と安全にとって何の意味があるというのであろうか?それでも尚、チャック・ヘーゲル上院議員(ネブラスカ州・共和党)は、徴兵制を復活してさらなる兵士たちを消耗品のごとく放射能にまみれた戦場へ送り込むことを要求している。それによって「すべての国民が何らかの責任を持ち、何らかの犠牲を払う」ことになり、それは「我々が直面する問題の大きさを理解する」ためだという26

 

ペンタゴンは、核戦争が原因で生体に障害が起こることを不正直にも否定している一方で2760年にも及ぶ膨大な研究実績のおかげでウラン兵器のおぞましい事実を十分理解している。アメリカの戦争組織は、自国の兵士たちを危険レベルの放射線にさらしていることを十分承知しており、その事実はペンタゴンの複数の文書によって裏付けられている28。戦闘地域から帰還した兵士たちに生じた疾患については、既にトップニュースとなっている29

 

軍産共同体の支配者たちは、彼らの戦争ゲームをまさしく実行してくれている下っ端の兵隊たちを、ずうずうしくも毒で汚染しているのである。したがって彼らは、兵士以外の私たちに対しても秘密裏で残酷なことをしかねないであろうし、彼らにできないことは事実上ひとつもない、と断定する必要がある。軍当局者たちは、劣化ウラン兵器について偽っているのと同じように、ケムトレイルについても徹底的に偽っている30。ケムトレイルや劣化ウランに関し、公となっている科学的見解に皆が関心を持ち、それをよく考えてみれば、私たち皆の命が危険にさらされていることがよくわかるであろう。

 

ペンタゴンの実施するエアロゾル・プロジェクトと限定核戦争はお互いに深いつながりがある。「クローバーリーフ」作戦のはじまりを調べていくと、「ストレンジラブ」計画の参謀、エドワード・テラー博士にたどり着く。テラーは「水爆の父」と呼ばれ、経済プロジェクトのために人口の多い海岸沿いの地域を再整備して原子力発電所を建設する計画の推進者でもあった312003年に亡くなった博士は生前、核兵器、生物兵器、指向性エネルギー兵器の計画を行うローレンスリバモア国立研究所の名誉所長でもあった。彼は1997年に、表向きは地球温暖化を軽減するという目的で、航空機を用いて成層圏に何百万トンもの導電性金属物質を散布するという彼の提案の概要を公的な場で発表している32

 

この発表以後、ケムトレイルが猛烈な勢いで出現し始めるのを市民は目の当たりにする。2000年にはCBSニュースでも、科学者たちが、「大気の大規模操作実験を含む、地球温暖化に対する抜本的な解決策を検討している」ことを取り上げ、空気中を微粒子で満たすこの計画によって、「日光を十分に屈折させ、地球の冷涼化を引き起こすことができる」という33

 

テラーが概算するに、民間航空機を使ってこの微粒子を散布すれば、1ポンド(453.592グラム)当たりの費用は33セントであるという34。この発言によって、「クローバーリーフ」作戦実現のために軍が民間航空機を使用することに協力させられてきたという、ある航空会社の経営者(強制秘密保持契約により匿名)の報告の信憑性が増す351991年にヒューズ社が取得した航空機に関する特許では、日光を遮断する微粒子がジェットエンジンを通り抜けることが可能であることが確認できる36。現在いくつかの公立学校で使用されている科学の教科書には、「改質燃料を使うジェットエンジンは大気中に微粒子を撒き、日光を遮断する効果を持つことがある」という解説とともにオレンジ色の大きなジェット機の図を載せ、日光遮断に関する課題を論じている。そのジェット機には、「Particle Air (パーティクル航空・微粒子を含んだ空気の意も)」というロゴマークが見える37。この極めて重要な情報から推測されることを軽視してはならない。アメリカの年間何百万ものジェット機航空便を、特製微粒子による汚染の供給源にしようという計画は、重大な問題である。

 

私たちが呼吸する空気を満たしている「クローバーリーフ」作戦で用いる微粒子とポリマーは直径10ミクロン(PM 10)以下であり、人間の目には見えないものである。ちなみに、人間の髪の毛の太さは60100ミクロンである。科学者やアメリカ環境保護庁の報告によると、PM 10および1ミクロン未満の汚染微粒子は、肺のフィルターをくぐり抜けて血流に入り、内分泌系や神経系に急激な変化をもたらすという38。このような微粒子を吸い込んでから2時間以内に、血圧が上昇したり、心臓発作を引き起こしたりすることがある39。これらの物質は血液をドロドロにし、心臓が血液を送リ出すのが困難になり、血栓や血管損傷のリスクが高くなる40。台湾の研究者の報告によると、PM10汚染物質のレベルが上昇すると、発作に見舞われる患者数が「著しく上昇する」という41。アメリカ肺協会は、私たちはかつてないほどの量の有毒な大気を吸っていると報告している42。近年、全国的にぜんそく患者数が急増しているのは当然である43

 

ポリマーと呼ばれる極小の合成フィラメントが、散布される調合物の一部である。1990年のNATOの報告書には、電磁放射線を吸収するポリマーを高空飛行の航空機から散布することにより大気がどのように変化するかについて詳細な記載がある44。米国特許第6,315,213号には、暴風雨に水溶性架橋ポリマーを散布することによってどのようにして雨が弱まるかが説明されている45

 

大気中のポリマーについて長年研究してきた高分子化学者のR・マイケル・キャッスル博士は、大気中のポリマーの一部に生体活性成分が含まれており、「それらが皮膚に吸収されると、重篤な皮膚損傷や皮膚疾患を引き起こし」46、その中には遺伝子組み換え技術によってウィルスを組み込んだ菌体を含む微細なポリマーがあることを確認した。すなわち、私たちが呼吸する大気中には、強力な微小毒素を分泌する変異ウィルスを含む菌の胞子が何兆個も含まれているという47。誰か、アレルギー反応を起こしている人はいないですか?

 

微粒子が濃縮された大気中には、軍や工業界で多種多様に使用するため開発された「ナノ(10億分の1)微粒子」も散布されていると断言しても差し支えないであろう。直径が人間の髪の毛の1000分の1しかないこれらの炭素分子は、奇妙な化学的特性を持っており、臓器障害をもたらすことが知られている48。南メソジスト大学の最近の研究で、1種類の「ナノ微粒子」に曝露した魚はわずか48時間で脳に重篤な損傷を受けることがわかった49

 

軍のエアロゾル・プロジェクトによって、気候が極端に変化している。もともと空輸は、温室効果問題の大きな原因である。熱を閉じ込める金属微粒子や熱を放出するバリウム塩を何トンも散布するために空の交通量が増加したことが、地球温暖化を加速したことは疑いない。二酸化炭素を含む、大気の温室効果ガスの量は、今年、過去最高値に達した50。二酸化炭素の量が増加すると、酸素の量が減少する。

 

「地球的責任のための技術者・科学者国際ネットワーク」(International Network of Engineers and Scientists for Global Responsibility)が1996年にまとめた報告書では、テラー博士および地球変動研究管理局が提唱する危険な地球工学技術は、地球温暖化軽減に全く効果がないものである、としている。また、この気候改変研究は、化石燃料を多量に消費し続けることに既得権を持つ業界から資金提供を受けているという51。微粒子を用いたこの愚かな計画では、環境を破壊する企業が温室効果ガスの削減を決して強要されないように計らっているのである。しかしエアロゾル・プロジェクト開始以来、温暖化と大気汚染が急激に悪化しているので、政府の温暖化軽減プログラムは全くの偽りで、何よりも真の目的は、一連の「化け物」たちを作り出すケムトレイル・プロジェクトを行うことであると疑わざるを得ない。

 

アメリカ国民の心を強く有利につかむための支配者層の手口は、風刺作家H.L.メンケン(18801956)の次の言葉が的確に表している:「そもそも政治の目的とは、絶えず架空の化け物を作って民衆に脅威と不安を与え続け、安全な方に導いてくれと騒ぎ立てる状態にしておくことである。」

 

ペンタゴンが仕掛けた、金になるベトナム戦争が最高潮に達した1967年に、時を同じくして出版された「アイアンマウンテン報告」を読むと、戦争を永続させることが、民衆を支配し操るために絶対不可欠なものである、と政府の主要メンパーたちが主張していることが確認できる。さらにこの報告書では、戦争を永続させることによって民衆が政治指導者に盲目的な忠誠を尽くすようになることを根拠に、「架空の敵」を作り上げる為の例まで多数記載されている52

 

ブッシュ家を含む東部主流派が、ニューヨークの銀行や石油会社を利用して密かにヒトラー率いるドイツのナチス党に資金援助していた1930年代以降53、支配者たちは「恐怖」、「敵」の概念、そして「戦争」を用いて私たちを奴隷的に拘束してきた。ケムトレイルとは、敵をでっち上げて虚偽のテロ攻撃を引き起こすことによって私たちを怖がらせ無言の服従を強いる、絶対的権力を持つ軍が先導する企業ファシズムの時代、即ち「第四帝国」の現れである。

 

サダム・フセインもアルカイダの人脈も、長い間アメリカ政府や企業から資金提供を受けており、また、「敵」としての有用な役割を演じるために米軍や企業アドバイザーから訓練を受けてきた54。アンドレアス・フォン・ビュロー前ドイツ研究技術相が最近アメリカのラジオ番組で語ったところによると、911日当日、ハイジャックされた複数の航空機が、軍によって阻止されることもなくアメリカ東部を飛び回っていたと言い、それは、あのテロ攻撃が、イスラム世界との戦争を永続的に続けることを余儀なくさせる目的で、注意深く練り上げられた「秘密作戦」だったからだと言う55

 

そして、ペンタゴンの「秘密」報告書が都合よくメディアに漏洩した。そこでは、今のところ一番恐ろしい「化け物」は急激な気候変化である、と強く主張されている56。この報告書の著者であるCIAおよびロイヤルダッチシェルグループと結び付きのある「すりかえ請負人」たちは、急激な気候変化により、陸地は海面下に沈み、生存者たちは次第に少なくなる食糧・水・エネルギー供給をめぐって争うことになり、それによって核戦争や自然災害などを含む、とてつもない地球大惨事が引き起こされるだろう、と強く主張している。

 

しかしペンタゴンは、何十年にもわたって天候、気候、大気の状態を徹底的に操作してきたのである。アメリカは40年前のベトナム戦争の「ポパイ作戦」において「オリーブオイル」の異名をとる化学兵器を用いて豪雨を引き起こした57。「戦力増強要素としての天候:2025年の天候を支配する」と題された米空軍の文書には、暴風雨の生成や改変、霧や雲の生成、降水量の増強・抑制、干ばつの促進、そして人工的な「宇宙気象」の生成など、急激な気候変化を作り出す兵器の開発計画が記載されている。この文書には、軍の徹底的な気象改変計画が「国内外の安全保障政策の一部になるであろう」との記載もある58

 

気象兵器は、今では戦闘地域で日常的に使用されている。バルカン半島でNATOが軍事行動を起こしていた頃、セルビアの1市民が伝えるところによると、青空から突如として黒い雲が現れ、鶏卵ほどの大きさの雹が降り、現実離れしたようなものすごい雷電が発生し、人々を恐怖に陥れたという。科学者たちの見解によると、セルビア上空の電磁場に穴が開けられたせいで雨域がセルビアを迂回したという59。セルビアでは人造の干ばつに加え、さらに科学者たちの予測では、当地で使用された劣化ウラン兵器により1万人がガンで死亡するであろうという60

 

オタワ大学のミシェル・チョスドフスキー教授によると、米軍が戦略防衛構想(スターウォーズ計画)の一環としてアラスカで行っているHAARP計画(High-frequency Active Auroral Research Program:高周波活性オーロラ調査プログラム)は、天候や気候を改変するための非常に有効な手段であるという61。米海軍と空軍の共同作戦であるこの計画で使用されているアンテナは電離層を爆撃・加熱するため、電磁波動が地球に跳ね返り、地球上の生き物、死んでいる物すべてを貫く62

 

HAARPの伝送によってオゾン層に穴があき63、さらなる「化け物」を生み出すのである。HAARPを発明したバーナード・イーストランドの原特許には、アンテナのエネルギーが、もうもうと立ち込める大気中の微粒子と相互作用し、レンズまたは焦点調整装置として働いて気象を改変することができる、と記載されている64。ロシア国会、欧州議会は切歯扼腕したらしいが、HAARPは洪水、干ばつ、ハリケーンを引き起こすことが可能なのである65

 

HAARPはまた、超・極低周波域において広範囲に振動を起こすこともできる66。民間の研究者たちは2000年に、HAARP14ヘルツを発信しているのをモニターした。彼らによると、この信号が高出力レベルで送信された時、最大風速は時速70マイル(112.7 キロメートル)に達したという。この発信によって北米西海岸のカリフォルニアからブリティッシュコロンビアまでに達するほどの巨大な範囲で前線が分散されたのを彼らは目撃している。当初、雨の予報があったものの、衛星写真では前線は切れ切れに写っており、結局雨は降らなかった67。この「お化け」干ばつは、特定の企業や統治機構にとっては富や権力を得る手段となりうるのである。

 

HAARPは地球上のどこにおいても農業や生態系を不安定にすることができるばかりでなく、非致死性の戦争計画においては、目的とする地域の人間の肉体・精神・情緒反応に影響を及ぼすこともできる68。特定の標的に向かって発せられたHAARPの周波数は壊滅的な地震を起こすこともできる69。それこそ、何千人もの死者が出た昨年12月のイランでの地震のように。そしてイランはブッシュ政権が「天敵」としている国である。

 

もちろん、気候の大異変に関する前記のペンタゴンの警告は、奇怪な大気変動に対して私たちに心の準備をさせるための見え透いた企てに過ぎない。その一方で、米軍はグロテスクな玩具を使って、私たちの地球と近宇宙環境を残忍にもてあそび続けているのである。しかしこれはまだ序の口なのである。イーストランド博士たちは、現在のHAARPシステムを上回る電磁光線出力を用いた気象改変目的の太陽発電衛星の計画を打ち立てた70。確かに、この先(彼らの行為による)急激な気象異変がますます顕著になるためには、より多くのファシスト的政府機関が台頭し、軍事予算はますます増え、そして有毒微粒子散布計画がますます実行され、ちょうど偶然にも「人口削減」という副次的メリットを持つ、という状況を必要とするのである。

 

「戦争ゲーム」のために、私たちの物理的環境のあらゆる側面が人為的に操作されているという物的証拠があるにもかかわらず、一部のアメリカ人は、未だに政府が自由を守ってくれる高潔な存在だと信じており、政府が危険な違法極秘活動を行っている事実を信じようとしない。自分達の政府の人間がまさかそんな危険な人体実験などするはずがない、だって「彼らにも家族がいるのだから」という麻痺した考え方が、事実を受け入れる障害となっているのである。そのようなうぶな考え方が誤っているのは、機密解除された政府文書や今までの歴史からも明らかである。

 

その「彼ら」にも家族がいたにもかかわらず、アメリカ政府と防衛関連請負業者は、核爆弾用プルトニウムを製造するハンフォード原子力施設から「放射性ヨード131」を意図的に多量排出し、アメリカ北西部地域の住民を被ばくさせた71。冷戦時代のこのような排出物によって、何千人もの風下住民たちが放射線疾患にかかった。最大安全放射線吸収線量は年間0.025ラドであるのに対し、これら風下住民の中には最大350ラドの被ばくを受けた者もいた721949年〜1952年の間には、不運にもユタ州とニューメキシコ州の住民たちに対し、放射性の小粒状物質・粉塵・微粒子を用いた実験が行われた73

 

ネバダ核実験場では、1963年までに1200回もの核兵器実験が行われた。そのため、アメリカ国民の誰もが致命的な死の灰に被ばくしており、それが何百万件もの胎児死亡、自然流産、死産、出生異常を引き起こしている74。アメリカ政府はまた、被験者に対するインフォームド・コンセントもなしに4000回以上の放射線実験を行っている75。何十年にもわたる兵器実験による放射線被ばくの後遺症は、現在、アメリカ国民にガン、心臓病、神経疾患、低出生率、慢性疲労、肥満(甲状腺障害)、免疫系障害、学習障害が蔓延していることからも明らかである。アメリカでは妊娠数全体の約半数が出生前死亡や生後死亡、あるいは健康でない新生児の出生である76。軍用機が1機あたり1時間3,448ドルのコストでアメリカ全域に白色の化学物質を散布しているなか771994年にレオナード・コール博士が上院委員会で行った証言のことが思い出される。博士の証言によると、軍は、45年間にわたる野外実験において、軍用機でアメリカの都市部にバクテリア、カビおよび発ガン性化学物質を散布していたという781962年〜1973年の間には、米海軍は「SHAD作戦(Shipboard Hazard and Defense: 船上における危険要因および防衛)」として知られる生物化学兵器実験を何百回と実施している。「オータム・ゴールド(秋の黄金色)」や「コパー・ヘッド(銅の頭、アメリカマムシの意も)」などのSHADプロジェクトでは、海軍兵士1万人が、航空機で散布されたサリン神経ガスなどの生物化学兵器に曝されている79。このような大量虐殺的な「実験」に用いられた様々な化学物質の混合物が、いま生き残っている「モルモット」たちが罹っているガンや心肺疾患と密接な関係があると指摘されている。

 

アメリカ国防省関係者がこれらの残虐行為を行ったのは、アメリカ国民を攻撃からどのように「守る」かを科学者たちが学ぶことができるようにするため、と言われている。それなら、なぜ私たちを「守ってくれる者たち」が、1980年代後半、躍起になってサダム・フセインの軍事機構に向けて、サリン、炭疽菌、ボツリヌス菌、ブルセラ菌、西ナイルウィルスなどの生物化学兵器を90回も供給したのであろうか80

 

「ケムトレイル/宇宙戦争時代」にある現在において、自分たちに対しどんな実験が行われているかをアメリカ国民が知らされるのは、これから何年も先になるであろう。ハンフォードの風下住民たちにおいては、約30年前に自分たちに散布されていたものが何であったかを1986年になるまで知らなかった。2003年、SHADの犠牲者たちは、1960年代に自分たちが意図的に曝されていた危険物質について詳細な説明を求めて訴訟を起こした。

 

アメリカがこのような末世的堕落に至った経緯を理解するには、第2次世界大戦直後の頃を思い起こす必要がある。当時アメリカ政府は「ペーパークリップ」という作戦を開始しており、その時大量のナチス・ドイツの科学者たちがアメリカに「輸入」されたのである。新しい身分証明書をもらったこれら「死の産業のプロたち」は米軍の研究機関に雇われて、非常にさまざまな秘密兵器開発プロジェクトに従事したのである81。議会の財政支援を得ながら、この集合体が成し遂げた最高の業績は、恐ろしい新型生物兵器を造り出したことである。それらには、エイズウィルス82、そしてマイコプラズマやブルセラ菌から造られた、人体を不能にし慢性疲労を起こさせる薬剤などがある83

 

軍は、米国連邦法典第50321520(a)における巧妙な言い回しによって、死をもたらす実験を引き続き実施できる権限が与えれられている。法律に謳われている内容は、「国防長官は、いかなる生物化学実験をも一般市民に対し実施しては《ならない》。但し、それらの実験が、医療・治療・薬学・農業・産業目的、または一般研究、または兵器からの防御、または暴動鎮圧等の法的執行目的で実施される場合を除く。」というものである。従って、国防総省は「まともな」理由がある限り、私たちをモルモットにすることができるのである!また、被験者はインフォームド・コンセントが与えられなくてはならない、とも法律に謳われている。しかし、ひどい抜け道のある第321515条では、国家非常事態においては、大統領命令によってインフォームド・コンセントを保留にしてもよいことになっている。この国家非常事態とは、政府の意図的な「化け物」計画によって国民が絶えず苦労を強いられている現状のことである。

 

しかし実験用ラットにされているアメリカ国民のほとんどは、議会の「ペンタゴンっ子」たちが次のようなことをやっているとはつゆ知らないのである。

* 新たな「ミニ核」とバンカーバスター爆弾の製造と実験のために何百万ドルもの予算を充当84

* エネルギー省がネバダ州で核実験を開始することを許可85

* これらの新兵器開発のため、国防総省とエネルギー省を、環境関連法令の適用対象から除外86

 

1945年以来、アメリカでは7万もの核兵器が製造されたが、それでもまだ充分ではないというのである!エネルギー省が第4世代核兵器の開発と実験の準備を進めるなか、同省の下劣な汚職や不正の数々が次々に報告されている。同省の最近のスキャンダルには、土壌汚染に関する常習的な隠ぺい工作や、同省の原子力作業従事者の多くが罹っている重篤疾患を軽視し、ごまかしていること等がある87

 

ネバダ州で新型の「低爆発エネルギー」核爆弾(5千トン以下のものと定義されている)の実験が行われる際、核爆発の放射性降下物を避けるには、500トンのミニ核弾頭でも、地下150フィート(45.72メートル)まで潜る必要があるということを、ネバダの風下住民は、知っておくべきであろう。今までに開発された通常兵器の中では、地下40フィート(12.19 メートル)以上深く浸透するものはない。一方、地下40フィートしか潜入しない実験的核弾頭でさえ、100万立方フィート(28316.8立方メートル)もの放射性残がいを大気中に散乱させることになるのである88

 

ペンタゴンによる核の新時代は、有能なドナルド・ラムズフェルド国防長官の手中にある。彼は、巧みにも先手を取って、中東イスラム諸国の核の廃却を取り仕切った。しかしハイジャック機飛行の連絡を受けてからまる1時間もあったにもかかわらず、国防総省が同省のビルを防衛できなかった理由に対する的確な説明を、ラムズフェルドは全くしていない。軍のイラク人への虐待に関するスキャンダルによって、万が一ラムズフェルドが取って代わられることになったとしても、ブッシュが任命する後任者が、ラムズフェルドの「核があれば決着が早い」というイデオロギーを引き継ぐことは確かであろう。

 

ラムズフェルドと緊密に協力しているのは、核兵器支持派の集団である。その一人はラムズフェルドのアドバイザーを務めるキース・ペインで、彼は先制核戦争の主唱者である。ペインは、もしアメリカが「知的」核攻撃を開始すれば、アメリカ人犠牲者はたった2000万人で済むことになり、これは「アメリカが存続・復興できるレベルである」と報告している89

 

私たちが愚かにも国旗を振って心を奮い立たされてきた歴史と政治の現実が、以上のように繋ぎ合わされてしまった。それでもなお、十分な数の「アメリカ人モルモットたち」が集団的昏睡状態から奇跡的に目覚め、私たちのこの恐ろしい現状を再検討し始めることに望みを託したいと思う。しょせん、実験用モルモットたちは、知ってのとおり短命で、研究者にとって用がなくなるといつでも殺されてしまうものなのである。この恐怖の物語の皮肉なところは、モルモットである私たち自身が、自分の死をまかなうために金銭的に収奪されていることである。72千億ドルのアメリカ国債は、1日に18億ドルずつ増大しているのである90。国防総省の謎に包まれた23千億ドルの支出については説明がついていない91。放射線を用いたイラクでの軍事行動の1ヶ月あたりのコストは、37億ドルで、アフガニスタンでのコストは1ヶ月あたり9億ドルである92。「クローバーリーフ」作戦及びその他の「化け物」プロジェクトに対し、一体何十億ドルの費用がつぎ込まれているのかは誰にもわからない。著名な作家ウィリアム・トーマスの計算によると、アメリカは、1秒につき11千ドルを兵器に費やしているという93

 

「大いなる目覚め」が起こるまでの間、飛行機から排出されるアルミニウムで白く光り、微粒子をたっぷり含み、電気を帯びた、空を過ぎ行く「合成きんと雲」の下で、バリウムで乾燥した素晴らしい夏をどうぞお楽しみあれ。油を塗ったかのような太陽環やうす汚れた幻日を見る時は、呼吸困難および眼の不快感に耐えていただきたい。これらは化学物質による身体への打撃の特徴である。軍の散布機の編隊を見た時は、かかとを鳴らして姿勢を正し、敬礼することを忘れずに。愛国心に燃えた彼らが大気中に大量に撒き散らす超微粒子はとても濃厚で、彼らの側方・前方には黒い影ができるほどである。

 

上空で繰り広げられている、有害物質による不快なドラマを目撃したら、思い出していただきたい。これらがすべて「殺りく連鎖:キル・チェーン」の一環であることを。

 

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原著Amy Worthington2004.6.1http://globalresearch.ca/articles/WOR406A.html

Japanese Translation Copyright© 2006 Eisei KOMATSU

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