アセンション・オンゴーイング

 

[第4回] シャンバラの真実

 

私たちの母なる地球は、私たちと同じように意識を持ち肉体を持つ存在です。そして今回、肉体(物質地球)を持ったままアセンションすることを目指しています。地球は、既にアセンションの中盤にかかっているとみられますが、そのアセンションを完遂するために、なお残る最大の課題が、人間によって汚染された「地表(それに海と大気)の浄化」であることは疑う余地がありません。汚染された「肉体」のままではアセンションできない、だからアセンションの期限までに本格的な「浄化」を敢行しなければならない---この、アセンションの本質的な要件を、地球が意識しないはずはありません。今のところ、私たちが地表での存在を許されているのは、地球の慈悲であり、「天」の計らいに過ぎないのです。そこで、私たちが地表を離れ、どこかへ一時的に「疎開」できれば、ガイアは「自分のからだ」の浄化を敢行することが出来るでしょう。

 

この、地表の人類が直面している難題への答えの一つが、地球の地底世界つまりシャンバラの存在です。シャンバラの人々は、人類創造の当初の特質を保持した存在で、レムリアの壊滅から現在までの期間に、何度か地上世界と衝突した経験から不干渉主義を貫き、地上と隔絶した独自の世界を維持してきました。そして、その精神性のレベルと「宇宙」からの支援も受けた科学のレベルに、さらに磨きをかけてきたのです。

 

現在の地球の地底世界は、全地球に及ぶいくつかの広大なエリアが、巨大なトンネルのネットワークで結ばれ、そこから世界の各所にあるポータル(地表への出入り口)へ、直径10m程度の小トンネルでつながっています。これらのポータルは、地表から比較的簡単にアクセスできる岩場などにあるようですが、通常は、外部からはそれとわからないように閉塞され、不心得者の侵入を許さない完璧な防御システムを備えています。幹線トンネルは、地下数百キロにあって、地球のチャクラ(エネルギーセンター)を結ぶレイラインに沿って建設されています。ちなみに、地下数キロ程度のところには、上とは別の、地下施設を結ぶトンネルのネットワークがありますが、これは地球を実効支配している秘密政府組織のものです。

 

さて、シャンバラは、私たちの想像を越える多様な「人種」で構成されています。長い歴史の中で、さまざまな星や銀河からの来訪者を受け入れてきたため、外見上「人間型でない」存在や「ライトボディーだけ」の存在もおり、その身長も1.2mの小人から2.5mの巨人に及ぶようです。しかし例外なく、深い叡智と愛を兼ね備えた存在たちです。このような「人種」の多様性は、宇宙の進んだ文明社会では、きわめて普遍的なことです。

 

人類のシャンバラへの「疎開」が認められるとすれば、そこへ至るルートは2つ考えられます。1つは、3日間ぐらいの「山歩き」の装備と食糧や水を持って、開かれたポータルから入っていく方法です。ルートの途中から目的地までの交通手段は、準備されています。このルートが使えない人の場合、いったん銀河同盟の宇宙船に「救助」されて、宇宙船に乗ってシャンバラの目的地に向かいます。宇宙船は、もともと多次元の存在だから、地殻を「通過」することは何の問題もないのです。どちらにしても、身に着けるものは、衣服のほかには眼鏡など最小限の必需品だけです。電気に依存する製品は、地底世界では別のエネルギー原理が支配しているので、何の役にも立ちません。

 

その「疎開」のタイミングは、今のところ、電撃的にやってくる可能性が濃厚です。第1に、地表の人類の全体としての「目覚め」と各人の波動上昇が、地球のそれに対して既に大幅に遅れていること。第2に、地表世界が、ご存知のような政治的・社会的状況にあり、依然として変化の兆しがみられないこと。「後者が前者を創っている」とも言えますが、いずれにせよこの2つの事情が、マイルドで段階的な「移行」を許さないのです。

おそらく、「公式」には何の知らせもないでしょうが、気象の激烈化、これまで経験のない気象パターンの出現、極端な高温や低温、乾燥と降雨の極度の偏り、山野や海の生きものたちの異変、火山の噴出や地震の多発などを実感するようになれば、「その時」が近いという知らせです。

 

もちろん、「シャンバラへ行く」ことを選ぶかどうかは、まったく個人の自由です。しかし、あなたが決断し準備をする時間は、多くても数時間しかないかもしれません。「その時」あなたは、外出先のどこかにいるかもしれません。あるいは、家に1人でいるかもしれません。仮に相談する人がいたとしても、その人があなたと同じ思いをしているとは限りません。まさに「信を問われる」のはこの時です。宇宙を信頼するかどうか、シャンバラや宇宙の同胞を信頼するかどうかについての---。この選択が、あなたのこの先1000年の「人生」を左右することは間違いありません。感性を研ぎ澄まして状況を見つめ、「雑音」に惑わされず直感を信頼して「自分で」決断し、知恵を総動員して刻々と変化していく事態に対処するべきでしょう。

実際には「確定した未来というものはない」ので、私たちの前途についても様々な可能性があります。しかし、どのような事態が起こっても、常に柔軟に対処できるように、日頃から心とからだを準備しておくのは大切なことです。

 

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