アセンション・オンゴーイング

 

[第7回2002/03] 「当事者」が語る宇宙と人類の真実(1

 

 

【目次】

歴史的背景(アヌンナキ・ファミーとイナンナ)

『イナンナの真実(第1部・第4章)解説

『イナンナの真実』第1部・第4

イナンナが語る宇宙と人の真実(1)

 

歴史的背景(アヌンナキ・ファミリーとイナンナ)

 

宇宙と人類の真実を理解することは、たとえ山のように情報が積まれたとしても、簡単ではありません。理解を妨げる壁が高くそして厚いのです。その第1は、「網(人類支配のネットワーク)」の手によって、子供の頃から真実と反対のことを徹底的に叩き込まれ、いま現在もその路線に乗った膨大な「広告宣伝」に日夜「被爆」しているからです。第2に、宇宙の本質は多次元構造で、私たちが知覚しているこの3次元世界は、そのごく小さい部分に過ぎず、実際に他の次元と濃密な関わりを持って存在していますが、3次元に住む私たちには直感以外にそれを確信する手段がないからです。

 

この状況において、もし「網」を構築した《当事者》が本当のことを話してくれたら、彼等の「工作」の意図と中身を暴露してくれたら、大方の受け取り方はまったく違ったものになるでしょう。それでも、多次元構造を理解することは私たちには簡単でないので、いっそのこと物語として仕立て上げてくれたらどうでしょうか。物語の中にさりげなく「宇宙と人類の真実」がちりばめられ、ストーリーの中の必然として語られていれば、それらが個別の形で提示されるより、はるかに「消化吸収率」が高くなることが期待できるでしょう。

 

シュメールの「女神」イナンナとアメリカ人のスーザン・ファーガソンが、これを実現してくれていました。「改心」した後のイナンナからの「通信」をベースとした、スーザン・ファーガソンの2つの小説がそれです。

@“INANNA RETURNS”(仮題:イナンナの復活1995

A“INANNA HYPER-LUMINAL”(仮題:イナンナの真実1996

残念ながら現在では、どちらも絶版になっています。スーザン・ファーガソンに、彼女の出版社(Thel Dar Publishing)を通じて、コンタクトを試みましたが、これまでのところ連絡が取れていません。しかし、彼女のホームページは、現在でも見ることができます。www.inannareturns.com/ 【注】2014.09今では上の2著はいずれも、このサイトにある〔本の表紙絵〕の下にあるリンクから全文をダウンロードすることが出来ます。@7.4MB、A16.7MBの量があるので、高速接続環境でない方は注意してください。

 

スーザン・ファーガソンが第1級のチャネラーであることは疑う余地がありませんが、彼女は優れた研究者であり著述家でもあります。したがって、自分が受けたことを、無定見に右から左へ流すようなことはしません。関係する古今の文献を当たって、徹底的に考証した形跡があります。その中には、言語学者で考古学者のゼカリア・シッチンの著作も含まれます。彼は、その卓越した語学力を駆使し、全部で50万枚といわれるシュメールなど古代メソポタミアの粘土板文書を読破して、文明が直線的に発展してきたとする、正統派の歴史観を転覆させる著作を発表し続けてきました。主なものを下記しますが、邦訳のタイトルには、たいへん不適切なものがあります。

The 12th Planet 1976年、『人類を創成した宇宙人』(徳間書店)

The Wars of God and Men 1985年、『神と人類の古代核戦争』(学習研究社)

When Time Began 1993年、『宇宙人はなぜ人類に地球を与えたのか』(徳間書店)

 

ゼカリア・シッチンは(そして粘土板文書の記述者は)、いくつかの事実を誤認しているものの、驚くほど詳細に歴史の真実に迫っています。太陽系の配列のこと、地球での金の採鉱(奪取)のこと、「アヌンナキ(天から地球へ来た者たち)」の遺伝子実験や人類の創成のこと、そしてアヌンナキ・ファミリーを二分する内紛が古代の核戦争までエスカレートしたことなど。とりわけ、それぞれの「神々」つまりファミリーの各メンバーの相互関係や「行状」などの記述は、別ルートからの最新の情報と符合しています。

 

ポスト・アトランティス(アトランティス壊滅後)で最初に生まれたメソポタミア文明(時代順に、シュメール、アッカド、バビロニア、アッシリアの各文明に分かれる)が「多神教」であるのは当然のことで、アヌンナキ・ファミリーのそれぞれが「神」になったのです。「神々」の人類支配の主な目的は、金の採鉱ための労働力と性の対象としてでした(そのうちに支配そのものが目的となっていきますが)。彼らは、そのために必要な限度において、その地の人々に技術を与えたのです。それには、建築や都市計画、灌漑や農耕の技術が含まれます。そして、それぞれの「神」の支配地に「ジッグラト(ziggurat)」と呼ばれる壮大な神殿を造らせたのです。ジッグラトは、「神」への崇拝の象徴であるとともに、「神々」にとっては「受胎」の場所でもありました。計画都市を持つ高度な文明が忽然とメソポタミアに出現したことには、こうした経緯を考慮すれば何の不思議もありません。 

 

図1.ウルのジッグラト              図2.同復元図

 

シュメールの「神々」の父は天神アン(アッカドの呼び名はアヌ)で、その息子に地神エンリルと水神で智の神エンキ(エア)がいます。エンリルの息子に月神ナンナル(シン)がいます。エンキの息子に後のバビロニアの主神マルドゥクがいます。愛の神で戦の神ともいわれるイナンナ(イシュタル)はナンナルの娘で、エンキのもう一人の息子ドゥムジと結婚します。兄(ナンナルの息子)は太陽神ウツ(シャマシュ)です。またエンリルは、異母妹ニンフルサグとの間にニヌルタ(ニンギルス)をもうけます。このように「神々」の系譜は、近親婚的な色彩を帯びて複雑を極めており、呼び名も時代や場所によって変化しますが、基本的に同一の支配原理によって、まるでフランチャイズ・チェーンのように世界中に広がっていったのです。遺伝要素を間引かれた奴隷種族と彼らとの圧倒的な能力差からみれば、「崇拝」が定着したのはごく自然の成り行きでした。

 

アヌンナキの「骨肉相食む」1000年戦争の主役は、マルドゥクイナンナです(彼らの寿命は私たちの想像をはるかに超えています)。イナンナは、クレオパトラのように才色兼備の女性だったらしく、アッカドの創始者サルゴン1世の娘エンヘデュアンナによる、彼女を賞賛する長大な詩が残っています。イナンナは、ある時点で「改心」して光の軍団の側につき、人類の覚醒のサポートに注力するようになります。その仕事を遂行するのに、彼女以上の「はまり役」は多くないでしょう。何しろ、表裏のすべてに精通しているわけですから。スーザン・ファーガソンとの「共同事業」は、上記の2つの小説にとどまらず、別に膨大なチャネリング情報があります(これらは、スーザンのホームページで読むことができます)。一方、マルドゥクを始めアヌンナキの主力も、その後びっくりするような転向を遂げています。

 

『イナンナの真実(第1部・第4章)』解説

 

スーザン・ファーガソンの2つの著作は、読書評などでたいへん高い評価を得ています。例えば、『イナンナの真実』について、インターネット・ブックショップAmazonの読者の感想に、「私は籠いっぱいニュー・エージの本を読みましたが、これは類書を圧して聳え立っています」というのがあります。けだしその通りだと思います。

 

この章の前半は、イナンナとジェーランの物語です。イナンナが参加した銀河同盟の会議で、ある星の代表として来ていたジェーランに初めて会い、お互いに自分の魂の片割れに出会ったような感じを持ちます。この時点の状況として、イナンナは、20世紀の地球での分身グラシーとその新しい友人クラリッサの状態を絶えずモニターして、テレパシーなどによって適切に導く立場にあります。一方、銀河同盟の評議会によって、アヌンナキ・ファミリーの全員に対して、一切の進化を封印して停滞と退屈の中に閉じ込める「」が張られています。これは、人類のDNA を改変して進化を妨げた罰として与えられたもので、その償いをするまでは解かれないことになっています。

 

後半は、クラリッサの恋人マイケルの南米での出来事です。彼は、自分が見たビジョンを追求するために、一緒に住んでいたクラリッサを置いて、1人でペルーのマチュピチュへやって来たのです。その引き金になったのは、彼が異星人にアブダクション(誘拐)されて7日間行方不明になったことです。クラリッサは、それをきっかけに彼が変わり始めたことに不安を抱きますが、マイケルは「28年の人生で最も素晴らしい体験だった」とクラリッサに語っています。

 

ここでは、『イナンナの真実』の片鱗をのぞいていただくために、その第1部・第4章の私の粗訳を紹介します。次のリンクからアクセスしてください。

『イナンナの真実』第1部・第4

 

イナンナが語る宇宙と人類の真実(1)

 

 『イナンナの真実』について、Amazonの読者評に、「読みながら、本の終わりが来て欲しくないと思った」というのがありました。その通り、小説としての構成やストーリーの展開、その中にある冒険、ロマン、感動などを含めて、超一級の作品であることは間違いありません。しかしもちろん、この作品の真の価値、そしてイナンナ/スーザンの著作の動機は、それを超えたところにあるはずです。それは、人類の覚醒と主体性の確立を鼓舞することに違いありません。そのための素材や仕掛けが、ストーリーの中に整然と織り込まれています。それらを、他ならぬイナンナ自身が(それぞれの登場人物を通じて)語っているので、並外れた説得力があるのです。以下は、とりあえず第1部から、イナンナが人類に何を伝えようとしているかを、かいつまんで列挙したものです。

 

l  「波」が休眠しているDNAを活性化する(これは、フォトンの流れによって形成されるエネルギー場のことで、それに対して心を開く者は、それによって細胞の波動が高められ、これからの変化に必要なサポートを受けられるということです)

l   肉体がなければ何も隠せない(つまり、「死んで」みれば、秘密を持つことが時代錯誤だったと気付くというわけです)

l    嫉妬や怒りはもはや問題でない(上と同じで、「肉体を出た」後、すぐに気付くことです)

l  人類の解放のため3次元に転生する勇気に感嘆する(高次元世界での「知人」が、多次元存在である自己の本質の一部を地球に転生させていたとわかって驚く。それだけ、何が起こるかわからない地球への転生は、勇気が要るということです)

l   彼の他次元の自己(第4章で登場する、司令官に対する地球次元のマイケルの関係、またイナンナに対する地球次元のグラシーの関係のように、低次元に転生させた分身を見守る状況のことです)

l   神殿群を破壊する前の親しみ深い環境(かつてシリウス人などが地球の各所にクリスタルの神殿を配置して、上空の保護幕[アイス・シールド]を保持させ、全地球を温暖な均質環境に保っていました。アヌンナキがそれらの神殿を破壊したため、ついにアイス・シールドが崩落して、現在のような厳しい気象環境になったというわけです)

l   DNAを操作して1種族の全人口を奴隷労働者とする愚行(これを、人類の全体に対してやったわけです。それが、地球からの資源の奪取とともに、アヌンナキの「出身地」プレアデスの、地球に対する大きいカルマとなっています)

l  遺伝子実験室(上の奴隷種族への改変は、エンキとニンフルサグが「実験主任」で、彼らは何回も失敗した後、ついに適当な遺伝子の組み合わせを発見したと、シュメールの粘土板に記録されています)

l   真実には、眠っている遺伝コードを活性化する力がある(例えば、上記のエネルギー場に心を開くとは、宇宙に対して、特にグレート・セントラル・サンに対して心を開くことです。しかし真実を知らなければ、人はアセンションを目指すことはせず、自分を変える決意もせず、ただ現状に安住することで良しとするでしょう)

l  戦争や征服の喜びは狭量(これは「戦の神」イナンナの、率直な反省です)

l   「強い感情」は最大の贈り物(人類は感情を通じて現実創造ができるように創られているという意味です。

l  地球が「波動の牢獄」に(改変による人類の遺伝子の欠陥と地球への電気波動の導入が、再活性化の妨げになっていることを指します)

l   根本創造主のための情報と体験の収集者(すべての「いのち」の役割または目的であるとされています)

l   自分は何者か、何になりたいか(誰かの望みに自分を合わせるのでなく、自分が何者であるかを知って、まずは自分自身であること、そして内在の自己を愛することが大切だということです)

l  心の役割に大勢は気付かず(心が、根本創造主や「いのち」への秘密の扉であることに気付かず、知力で得た情報だけが有用だとする風潮への戒めです)

l  メディアが取り上げない多数の出来事(例えば、UFO目撃やアブダクションのことを仮にメディアが取り上げたとしても、例外なしに職業的批評家の否定的な言葉で結び、それを信じる者は馬鹿だと思わせるので、大衆に正しく認識されることにならない状況のことです)

l  メディアによって植え付けられた恐怖感(典型的なものとして、エイリアンの地球侵略という観念です。宇宙には様々な「他の種族」がいて、その中には、地球人が親しんできたものとは別の気質や価値観を持っている者も少なくないというのが客観的な真実です)

l   神が自分の外にあると信じるよう条件付けされた(人類を支配するためのやり口で、人間は生来罪深い存在だから、神を崇拝することによって救われるというものです)

l  永遠の「創造のダンス」(根本創造主が自らを様々な部分に分けて、それぞれの間で「ゲーム」という創造行為を行うようにしたという主旨です)

l   転生は直線的に起こるのではない(自分の分身のいくつかを3次元世界に転生させている存在からみれば、すべては現在に在り、直線的な時間の観念は幻想に過ぎないという意味です。したがって、3次元世界に転生している者は、どの瞬間でも自分の「源」にアクセスできるし、それらの者相互の間でも「時代の隔たりに関係なく」コミュニケーションができる――出来るということを認識してさえいれば――という主旨です)

l   両極性と恐れによって定義される狭い周波数帯域(住むべき人生、つまり人生の在り方は、はるかにたくさんあるのに、わざわざ狭い領域に自らを閉じ込めている状況のことです)

l   神の心には無数の世界が、無数のすばらしい場所が(意識の世界は無限で永遠だから、ドアをノックして中に入りさえすればよいという主旨です)

l  子供という先進的情報収集器(これから生まれてくる子供は、さらに素晴らしい素質を持ち、人類の覚醒への触媒になるとともに、根本創造主のより大きい体験のためのツールになるという意味です)

l  自由意志の宇宙だから、3次元という低次元へ行ったら何が起こるか誰も予想がつかない(恐れや病気、そして絶え間ない争いの中で五感に翻弄され、もともと持っていた宇宙的認識をすっかり忘れてしまう状況のことです)

l   地球でも支配者のいない世界を創れる(問題は集合意識で、これまでは集合意識が支配者を求めてきた――そのように仕向けられてきた――わけです。集合意識が真に支配のない世界を望むなら、それは可能だという主旨です)

l  自分の思考に制限を課することだけが限界を造る(人間は、体験できることは無数にあるのに、そしてあらゆる現実を創造できる力が与えられているのに、否定的想念がその邪魔をしているというわけです)

l   現世にとらわれている人々には、難しく理解しがたいのが常だ(ここでは「虚構階層(霊界)」のことで、それから利益を得ている者に支配されたホログラム的表出にすぎないということを、理解させるのが容易でないという主旨です)

l   形を持たなければ、形は本来のものでないことを認識し易い(形というものはすべて、思考がそれ自体をホログラムとして表出しているもの、つまり幻覚に過ぎないが、肉体にとらわれている間はそれを認識できないということです)

l  自己中心的で狭量な自己讃美傾向(何世紀にもわたる、人類が宇宙で唯一の進化した存在だという「教え」は、ろくな結果をもたらしていないということです)

                                            

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