Q&A’07e2・「ガイア・アセンション」シリーズ

【目次】

(07/06) 見かけ通りの物事は、ひともない

(07/06) 「人気ブログ」の素性続)

(07/06) 「人気ブログの素性


(07/06)
見かけ通りの物事は、ひとつもない

(Q) 今回Upされていた質問への小松様の回答と、私が今週の11日に例の携帯のサイトに載せた詩との内容が、殆ど一緒だったので、かなり驚きました。
それは『表の裏には奥がある』というタイトルで、表面に惑わされないで、その奥を見て…みたいな感じの詩ですが。
シンクロっぽいと勝手に思ったりしましたが、そのような出来事が身近にあったので…もしかしたら、それも波のひとつなのかもしれませんね。

 

下のが11日の日記に載せたものです。
今回upされた[「人気ブログ・・・」の続編]を拝見して、その内容とますます近いかなと思いましたのでお送りさせていただきます。

 

ーーー表の裏には奥があるーーー 

「見かけ通りの物事など、ひとつもない」
 
この言葉が好き。
みんな知ってるのに、ついうっかり忘れがちなことだから。
 
それは言葉についてもそう。
表面だけに囚われると、その奥にあるものが見えなくなる場合があるから。
 
誰にでも言えることだけど、常に意図と言葉が一致しているとは限らない。
言葉は巧みに利用すれば、目眩ましに使うのにとても便利。
本質を隠す為に、難解だったり華美な装飾を施せば、
表面しか見ない人を簡単に丸め込める。
それっぽい言葉に、人は簡単に乗っかるから。
 
自分が使う言葉に意味を持たせるのは勿論だけど…
誰かの言葉に意味を見出すのも、やっぱり自分自身なんじゃないかなって思う。
例えば、誰かが言ったり書いたりしたことが本当かどうかには、実はあまり意味がなくて…
その中に自分に響くものがあるかどうかが大切なんじゃないかな…って。
 
凄い人・偉い人・学者・先生・尊敬する人が言ったから絶対だ!本当なんだ!って思うのは自由だけど、その言葉が本当かどうかより、
自分がそれをどう感じるかってことの方が大事なんだと思う。
もし、その通りだ、素晴らしいなって感じたら、
それは本来自分の中にある部分…自分にとっての真実に触れたってこと。
もし、何か違う…そうとは思えないって感じたなら、
それは自分にとっての真実はそこにはないみたいってこと。
どちらにしても、その時の自分の内面や感性を再確認できる。
 
表面的なものを盲信したした結果で、他人を責めたり自分を責めたりする人はとても多い…。
外見や甘言に騙され振り回されて…傷ついた。
大切なのはその事実の奥にある葛藤や痛みを乗り越えることや、
そこから何を学び未来に生かしていけるか、なんじゃないかな…。
 
事象を表面上で判断することしかできなければ、責任転嫁合戦が始まるだけ〜。
相手には相手の意図や都合がある…それはいつだってお互い様。
 
上辺の言葉や、物事の表面だけを鵜呑みにして流されるのって、
結局は自分の選択の自由を無視しているのと同じこと。
 
最近、自分の選択を何かのせいにする人が多いな…って思う。

先ず大人が、依存や他力本願をやめて、ちょっと“シャン”としなきゃね。
 
って、先ずアタシが

 

(A) 拝見しました。

確かに、あなたが投稿した「11日の日記」は、私が言おうとしていることを補足していただいているようですね。

例えば、「誰が何を言おうと、全てを自分の頭で判断する」の箇所は具体的には、

あなたの「日記」の「凄い人・偉い人・学者・先生・尊敬する人が言った」を意味したつもりでした。

 

また、私の「中身に関係なく、簡単に信じてしまう」というのは、あなたの「表面的なものを盲信し」や「外見や甘言に騙され振り回され」と同じ主旨です。

面白いと言うか、むしろ悲しいと言うべきでしょうが、この社会で「(自称を含めて)偉い先生」と目されている方々が、たぶん自覚なしに、率先して「これ」に嵌っているのです。

そして、自分の「妄信」を社会に撒き散らして、「情報オタク」の方々やその予備軍を巻き込んでいます。

これは、人々の学びのための「テスト素材」の散布活動で、(もうすぐ無用になるが)ある時点までは必要な、「この時代」の役割と見ることもできます。

 

(07/06)「人気ブログ」の素性(続)

(Q) ご返信いただき本当にありがとうございました。
頂いたメールを何度も何度も読み返しました。
最初は、あのブログが“完全な作文”ということにショックを受けました。
しかし、同時に「やっぱりそうか…」という思いも少しありました。
というのも、じつはあのブログを読んでいて、最近変な違和感を感じていたためです(それで小松様に見解をお聞きした次第です)。

しかし、あのブログの信憑性よりも、情報の真贋を見極められなったことのほうが大きな問題です。
そこで気づいたのは、“自分は今まで世の中の真実を追い求めていたが、自分自身を磨き、そして精進するということを完全にないがしろにしていた”という事実です。
真実を追い求めること自体は決して悪いことではないと思いますが、自分が得た情報が本当に真実かどうかということを知るには、やはり自分を磨き「事物を心眼で見る」ことができなくてはいけないのだ、ということがわかりました。

いままで多くの精神世界関連の本を読んできましたが、この一番大事な“自分磨き”をほとんどやってこなかったということに愕然としました。
いろいろ本を読んでいくうちに、いつのまにか“知識を得たことで自分が進化している”という勘違いをするようになっていたようです。
心のどこかに、「私は知っている、知っているから徳がある」という思い上がった意識があったことは否めません。
まさに精神世界の陥りやすい罠にドップリはまっていたようです。

そんなわけで、「コモンセンスを磨くこと」という小松様からのアドバイスは、私にとってじつに的を射たアドバイスでした。

今後の課題とさせていただきます。
まずは、『アセンションの時代』を繰り返し読み、そのエッセンスを吸収し、事物を心眼で見ることができるように、そして自分の現実を自分で創造することを常に意識して日々を生きていこうと思います。

今回、とても大事な気付きのきっかけを与えてくださった小松様に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
これからも「ガイア・アセンションシリーズ」を拝見させていただきます。

 

(A) 拝見しました。
やはり「あなたはすごい」と思いましたよ。
あなたのように迅速に自己分析をして、全く新しい気付きのレベルに到達し、「罠」から脱出して新しい世界へ飛翔する方向付けができる人は稀有だと思います。
ここで言う「罠」とは、「精神世界の陥りやすい罠」に限りません。
私が見るところ日本人の9割以上が、多かれ少なかれ「仕掛けられた罠」に嵌っていて、それに気付いていないだけでなく、自分は何でも知っているから安泰だと思っています。
それは学者やジャーナリスト、政治家や公務員、そして企業経営者やビジネスマンなどを含め、広く国民全体に及んでいると言って間違いないでしょう。

その根底には、自己への信頼性の欠如があります。自分が本来持っている現実創造力に気付いていないわけです。つまり、それに気付かないように巧妙に操られているのです。
したがって、自分の現実を誰か他の者に創ってもらう必要があると思ってしまう---例えば、「神様」や「宇宙人」や「政府」などに。
いわゆる「チャネリング」や「リーディング」ができると聞いただけで、中身に関係なく簡単に信じてしまう人が少なくないのは、単にそうした「素質」の延長です。
それに加えて、前に言った「日本社会独特の問題」があるわけです。

もう一つの問題は、「活字信仰」でしょう。
書いた文字が活字になっただけで、(ここでも中身に関係なく)立派な裏付けや権威が付加されているように思ってしまう。
この「信仰」は、活字になるまでに大勢の人が関与した往時には、それなりの意味がありましたが、今はブログというツールのお陰で、1人で簡単に「活字文化」を発信できます。
ところが、若い人たちでさえ「活字信仰」を抱いているのは、DNAに刻まれたご先祖の記憶でしょうか。
そこで、ちょっとした才覚があれば、ご指摘のブログのように、世間を「煙に巻いて」ひそかに楽しむことができるわけです。

あなたがおっしゃるように、情報や知識を求め、また真実を追求すること自体は悪いことではありません。

しかし残念ながら、いま日本で流布されているマス・メディアをはじめ、ウェブサイトやブログ、そして出版物の99%が、誤解や混乱または意図的な情報操作で満ちていると言っても過言ではないでしょう。
したがって、これらに時間とエネルギーを注入すればするほど、「迷い道に嵌る」ことになるわけです。
「アクセス数」や「ランキング」、また「発行部数」や「ベストセラー」などというものは、単に人々の迷いの深さの指標で、それ以上の意義はないのです。

この悪循環から抜け出す鍵は2つあります。
その1つは、識別力を高めることです。それには、あなたがおっしゃる通り、「自分を磨き事物を心眼で見る」ことができるように努力することです(それには、誰が何を言おうと、全てを自分の頭で考え判断する習慣を持つことが出発点です)。
多くの人は、情報をたくさん集めれば識別力も高まると考えているようですが、それが「罠」なのです。
2つ目は、必要な情報は、自然にやって来のものだということを信頼することです。
つまり、やって来ないものは、あなたにとって必要でないものです。
これは宇宙の本質的な構造で、あなたが「必要な情報は最も適切なタイミングでやって来る」という確信を宇宙へインプットしておけば、事はそのように運ぶものです。
その答えは、思いがけない形でやって来ることが多いでしょう。例えば、何気なくラジオのスイッチを入れた時や、どこかの待合室でふと手にした出版物などから。

したがって、「情報」という言葉に踊らされたり、「情報」を求めて右往左往する必要は全くありません(時間の余裕ができたら散歩でもしましょう)。
よく言われるように、全ての答えは、あなたの内部にあります。
それが、直感という形でやって来ます。
大切なことは、直感を見逃さないように感性を磨くこと、そして自分の直感を信頼することです。

(07/06)「人気ブログ」の素性

(Q) いつも「ガイア・アセンションシリーズ」を拝見しております。
「宇宙・・・」という日本人チャネラーの方が情報発信をされている人気のブログについて小松様の見解をお聞きせ願えないでしょうか。

URLを省略)

Q&A「情報ばかり求めて何へ行く・・」のなかで、
 
 『アセンションの時代』のようなメッセージは、
 日本人には降りてこないということです。

と書かれていましたが、このブログの情報も、既存の情報の寄せ集めなんでしょうか?
ちなみにブログの運営者であるチャネラーの方は、訪問者の人たちに、受け取った情報は話半分で聞いておくようにと言っています。

私はとくに2006/03/03の「宇宙の・・」というタイトルから始まる計8日間の日記はとても重要な情報のように思えますがいかがでしょうか?

URLを省略)

お返事をいただけると幸いです。
よろしくお願いします。

 

(A) あなたはすごいですよ。
このサイトの最もボロが出ている箇所を選りすぐって、私に教えて下さったようです。

もっとも、私は他の箇所は見ていないし、この箇所も見たのは一部分だけですが、それで十分です。
このブログは完全な作文です。
「ブログ童話」とでも呼称するのが適切かもしれません。
そこでは、爬虫類を主役として筋書きを立てたために、書くほどにボロが目立つようになっても、それから抜け出すことができなくて、自縄自縛に陥っているように見えます。
「話半分で聞いておくようにと」というのは、あなたのような方に対する良心の呵責から来る、ある種の「予防線」でしょう。

社会の風潮に流されないように注意してください。
今や日本は、「歪んだ社会」という意味で、ダントツの「先進国」になっていることを片時も忘れないようにしましょう。
それは、「世界一小細工に長けた国民」と「世界一乗せられやすい国民」の集合だからです。
卑近な例を挙げれば、「愛知万博」と「タミフル問題」です。
「愛知万博」は、過去の万博と本質は何も違わないのに、大企業が絡んだ巧妙なマーケティング作戦によって、入場したところで「ヒト」以外は何も見られない状況になっても、連日大勢が「そこに行ったという安心感」のために押し掛けたのです。
一方、「
タミフル問題」の最大のポイントは、この高価な薬剤の世界消費量の7割以上を、日本人が飲んでいるという事実です。これがどれだけ異常かは、日本人は世界人口の2%に満たないことを知れば十分でしょう。その背景に、どういう人心操縦があるかを考えてみてください。
こうしたことは、政治や行政そして企業活動を含む、社会のあらゆる局面に蔓延しているのです。

「小細工に長けて」いるので、メディアの領域でも、数字によるランク付けや気を惹く表示法などの、「人心操縦ツール」が次々と創案されて、世界で最も充実した「人心操縦インフラ」が一般市民を飲み込んでいきます。
「乗せられやすい」ことの根底には、人と違っていることを不安に思う国民性があるでしょう。
したがって、絶えず世の中を見張っていて「乗り遅れない」ようにしようとする気持が強いので、自分の頭で考え判断することがなおざりになり、事物を「心眼で見る」ことができないので、簡単に「嵌められる」ことになるわけです。
そのあげく、「活字」を見ただけで(中身に関係なく)「文字通りに」信じ込むようになる---例えば、あなたがおっしゃる「チャネラー」や「人気ブログ」などの言葉です。

あなたへのお勧めは、コモンセンスを磨くことです。
それは、地に着いた日常生活や社会活動から学んでいくことでしか身に付けることはできないでしょう。
こうしたサイトへ日参しても、少しも進化しないだけでなく、むしろ退化するだけでしょう。
それだけでなく、あなたは「気」を献上して少しずつ力を失っていき、相手は大勢から「気」をもらってますます元気になっていく。
中身に気をとられているうちに、「気」を盗られているわけです。

自分自身を信頼して、徹底的に「自分独自のもの」を追求していくことが大切です。
そして「自分の現実を自分で」創るようにしましょう。
そのためにこそ、あなたは「この時代」の地球へやって来たのです。

 

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