Q&A’07f2・「ガイア・アセンション」シリーズ

【目次】

(07/07) 仕事にも生活にも行き詰まりを感じている
(07/07) 医療現場の悩み


(07/07)
仕事にも生活にも行き詰まりを感じている

(Q) 初めてメールさせていただきます。
「ガイア・アセンション」シリーズはじめ、『アセンションの時代』を拝読し、日々、拙い理解ながらも何とか時代の変容に追いつこうと出来る限りのことはしている者です。

ご面識のない小松様に、唐突にこのような相談メールをお送りするのは大変失礼と存じつつ、ひとり葛藤しても光明が見えず、途方に暮れるあまり、思い切ってご相談させていただきます。

わたしは40台の独身女性で、母と自宅に居住しております。
仕事は派遣社員で、月に1日、時には1ヶ月程度の契約で印刷物などの校正をいたしております。

本来なら、結婚あるいは結婚せずとも親元を離れて独立すべき年齢であることは重々承知しているのですが、社会的な人とのつながりにことのほか重荷を感じ、そのために正規雇用社員として、組織に長くとどまることに、どうしても踏み出せません。
収入が安定しないため、独立して部屋を借り、生活を自立させることができずにいます。

派遣という短期的な状態でも、組織中での人間関係の重苦しさ、行き詰まり感を痛いほど感じ、そこに埋没していくであろう自分を思うとわがままとは知りつつ、自分の高潔さが失われてゆくようで、どうしても、正規雇用、あるいは長期契約派遣になることをためらってしまいます。
1ヶ月程度の派遣でも、企業に就労する負荷は重く、短期就労後に2,3ヶ月は休職しています。

もともと生真面目な性分なので、もし組織に定住して仕事に取り組めば、我が身に全責任を引き受けて過労死やウツ状態にまで追いやられる不安を感じます。
また、どこにも逃げ場のない閉塞感、徒労感に絶望的なやりきれなさを感じてしまいます。

10
年ほど前に、正社員で働いていた頃ウツ症状になり、当時は今ほどウツへの寛容さも社会になく、ひとり心理的な代替療法に取り組み、なんとか快方に向かいました。

しかし、ほぼ改善状態になった今も、もう一度組織に戻って過酷(わたしにはそうとしか実感できないのですが)な労働環境に身を置くことで、自立は果せても、魂を失い、心は荒れすさみ、何のために生きているのかまったくわからないような状態に追いやられてまで生きる必要性があるのだろうか、と自問してしまいます。

特に校正業務で読む内容は、企業の偽善的なIR情報や、意味のない数字、製作者に健全な意図のない情報物がほとんどで、そこに誠意をもって内容を読むことに徒労感と虚しさを覚えます。
企業の実態の隠蔽工作に加担するようでもあり、また、文章に手を加えれば加えるほど読者に偽りを伝えることになるようで、
ことのほかストレスを感じます。
一生懸命仕事に取り組めば取り組むほど嘘で読者を欺くことになるように思えます。

また、時事内容の整合を確認するためにどうしても、インターネットや新聞、テレビなど情報撹乱された世界の知識とそこから垂れ流される悪意の意図のエネルギーに触れざるを得ません。
これらには、仕事に就かない期間はできるだけ触れないように努力しているものでもあり、そのことによって、ますます疲弊感が強まります。

そのような仕事で得た収入で生活をなんとか賄うことに罪悪感もあり、仕事を受ける意欲も喪失し、仕事にも生活にも行き詰まりを感じている次第です。

『アセンションの時代』では、すべての現実は自分の創造物であることが伝えられているように、これらの現実はわたしが創出してしまったものであるとは頭で理解しつつ、創出した現実に責任をもつためには、このような社会全体をわたし個人の力で改革しなければいけないということなのでしょうか。

自らの高潔さを保持しながら仕事や社会、組織と対等にかかわっていくことは、わたしには不可能であると痛感しています。
そこまでの意識の進歩は不本意ながら、得られていません。
このまま社会と関われば、わたしは呑み込まれて自分を見失い、呑み込まれていかざるを得ません。

わたしにとっては、もう何の意味も価値も見出せない社会や組織とどう関わっていけばいいのか、皆目見等がつかず、先の生活も見えず、奈落の淵に立たされた気がしています。

現状は、わたしの被害者意識が強く、そのためにこのような価値観や認識を持ってしまうのだと思いますが、社会、会社、組織という巨大な暗黒の中にたった一人投げ込まれて翻弄されながらそこで、戦い、安らかさを失う毎日であっても、やはり、居つづけるべきなのでしょうか。

どんな気持ちや姿勢で現状を認識すればいいのか、個人の思考の堂々巡りに限界を感じ、自分の内部にある答えにどうしても辿りつけず、メールさせていただいた次第です。

大変ぶしつけで、くだらない相談と自認しつつ、もし小松様のアドバイスを拝受できれば、本当に幸いです。

(A) 拝見しました。
まず第1に、どこかから仕入れた「親元を離れて独立すべき年齢」という観念を捨てることをお勧めします。
お母さんと一緒に生活して何も悪いことはないですよ。
親戚や世間の人が何を言おうと、これが正しい選択だと毅然としていればいいのです。

それを大前提にして、ぜいたくでない日常生活の収支を見計らって、必要な限度で仕事をすることをお勧めします。
社会が大転換するまで、この先何年も待つ必要はないでしょう。
そして収入のための仕事は、この地球での勉強の一部だと考えて、その内容や質そのものを自己評価に反映させないようにすることが大切です。
それは、基本的には現在の社会の問題で、あなた自身の問題ではないからです。
また場合によっては、たとえ収入は少なくても、別の仕事を探してもいいでしょう。
しかしいずれにしても、すべては地球での(勉強のための)体験の一環だということを忘れないことです。

 

(07/07)医療現場の悩み

(Q) はじめてメールを出させて頂きます。

個人的な質問で長文になり申し訳ありませんが、どうかお許し下さい。

 

わたくし、歯科医師で、とある医院でいわゆる「雇われ院長」として働いております。

ここ一年の間に、こちらのHPを拝見させていただいたり、2012年、アセンション、シャンバラ、シルバーバーチ・・・等々を知ることによって、私の中でこの40年間に出来上がった価値観が180度大きく転換したのを感じます。

 

しかし、私の今の仕事においては、診療報酬 つまり売り上げを永続的に伸ばすことが至上命題となっており、昨今、歯科医院の激増による競争激化により、更にその傾向が強くなり、増々プレッシャーを感じてしまいます。

 

いま現在は、心の底から自分自身がアセンションを出来るように願い、小松様のおっしゃってた、そのための様々な課題に真剣に取り組んでいます。でも、今のこの仕事における利潤追求は、この願いに相反し、大きく矛盾するものではないか・・と日々悩み続けています。

 

今の仕事も、様々な人々に応援されて、支えられて ”今の自分”があることに間違いはありません。

一方で、この方々はアセンションという言葉すら知らないでしょうし、経済的・社会的な成功を第一義においていらっしゃいます(私の周りにもアセンションを知る方はいらっしゃいません)

医療の仕事自体はやりがいを持って臨んでいますし、それにその方々迷惑をかけ、色々な意味で失望させてしまうことを思うと、この仕事を離れることはとても難しいです。

しかし、その方々が皆、売り上げ増のために私を後押ししており、その流れに逆らえない状況があります。

このまま、この貨幣経済、市場経済の社会をよしとする世界に埋没してしまえば、アセンションなど出来ないのではないか・・・そんな大きな恐れと不安を抱えながら、日々の仕事を半ば義務的にこなしている毎日です。

 

相反する矛盾した思想を抱え、私の気持ちや心がだんだんバラバラになりそうで、精神の安定、安らぎが保てなくなりつつあります。

 

このような状況の中で、日々をどのように心持ちでいればいいのか・・・と悩んで、このメールを書いております。

小松様に答えを求めている訳では決してございません。ただ、来たるべき「その時」に対するスタンスを確立し、どうにかアセンションをしたい一心故に、失礼かとは思いましたが出させていただきました。

ご意見を拝聴出来ればと思います。

 

ご多忙の中、理解しづらい長文を読んで戴いたことに、感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

(A) 拝見しました。

あなたの悩みは、医科・歯科に関係なく、医療に従事する心ある人たちに共通するものでしょうね。

とにもかくにも「重い患者」をたくさん仕立て上げて「高度医療」に持ち込まないと、診療報酬が出ない(つまり売上が出ない)、最新の医療機器が買えない、医師の高額給与もまかなえない・・・。

人々を健康にする方向に努力をすればするほど、患者さんが減って、病院経営が苦しくなるという状況でしょう。

 

歯科で言えば、日常の歯のケア(自己管理)を徹底的に指導すれば、多くの人が歯科医院へ通う必要がなくなるわけです。

しかし、おっしゃるようにクリニックが増え続ける状況では、売上・利益を追求する方向にどんなに努力をしても、精神と体力が磨り減るだけで、実効はほとんど上がらないでしょう。皆が同じことをやるからです。

あなたへのお勧めは、多少は「縮小均衡」になっても、ある線を決めて、それを安定的に維持することを目標にすることです。

そのために、患者が自立できるように、毎日やるべき歯のケアを徹底的に「仕込む」ことを、経営の根本方針にすることです。つまり、あえて診療報酬が低い仕事を主体にするわけです。

 

例えば、歯の状態に応じた歯ブラシの選定、磨き方の要諦、フロスやサイズの違う歯間ブラシを日常的に使うメリットの強調。そして痛む場合は、痛い箇所の歯と歯茎の間を重点的に磨けば、2,3日で軽快するものだということなどを教えます。ともかく患者さんが「来なくて済む」ように、あらゆる努力を傾注することです。

私なら、ある程度の治療が必要な歯周病の場合は、フッ素が入っていないプロプリス入りの歯磨きを勧めます。

その段階を過ぎたら、一切歯磨きを使わず、陰イオン歯磨きだけを使うことを勧めます(最近は、ブラシの寸法や形状をかなり工夫したものが出ています)。研磨剤や発泡剤またその他の成分に、怪しげなものが入っているケースが多いからです。

歯の黒ずみが気になる向きには、純粋の珪酸系鉱物の粉末を少し使って、月に1回ぐらい指のひらで軽く磨けば十分でしょう。

こうしたことについて、あなたなりに研究を深めるといいでしょう。

そして、患者さんが必要とする、用具や消耗品を販売することも経営の一環にしていいでしょう。

また「歯石(歯垢)を取る」ことは、患者個人ができる事ではないので、定期的に実行することを強く勧めて、その際「いやな顔をしないで」やってあげるようにすることです。

 

以上のようにやっても、実際には様々な理由で日常の管理に手が回らず、「期待に反して」やって来る患者さんは少なくないでしょう。

そして何よりも、他のクリニックへ「逃げていく」患者さんが大幅に減り、評判を聞いてやって来る「新患さん」が大きく増えるでしょう。

この方向に転換することは、あなたの「雇い主」や医院のスタッフの理解が欠かせないし、ある程度の減給も覚悟しなければならないでしょうから、少しずつ時間をかけてその方向に誘導するなどの工夫も必要になるでしょう。

しかし基本的には、あなたの決意次第です。

 

アセンションに関して補足すれば、私達はこの時代で地球での実体験を積むために来ているわけですが、基本的に、体験の内容自体で価値が決まるものではありません。

つまり、どんな体験にもそれなりの意義があり、あなたがそれに取り組む姿勢や、その体験を自分としてどう受け止めるかで、いい体験になったり悪い体験になったりするわけです。

 

【参考】副読本『アセンションの時代』・(第2回)健康についての真実

 

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