Q&A’11e2・「ガイア・アセンション」シリーズ

 

【目次】

(11/05) 地震や原発をめぐるニセ情報にご注意

(11/05) たくさんのUFOが福島原発の上空に?

(11/05) 「低線量率放射線療法」について


(11/05)
地震や原発をめぐるニセ情報にご注意

(Q) 新月や満月のたびに東北の震災について祈るなか 気になる記事を見つけました。

それには この地震は「人工地震」であるというのです。その一部を コピーしました。

 
《宮城県沖の海底で、爆発した原爆の放射能を、誤魔化すために、工作員が、福島第一原発を、特殊な爆弾で、爆発した可能性が、あるようです。
〇この爆弾は、2001年に、ワールドトレードセンターを、破壊するときに、使用されたものと、だいたい、同じらしいです。
〇だから、福島第一原発から、出ている放射能は、津波の被害で、起こった原発の事故のものではなく、この爆弾から、出た放射能の可能性が、大きいみたいです。
〇この爆弾の放射能は、だいたい、1週間から1ヶ月で、消えるようになっているのだそうです。》

といった内容です。SG(シャドウグループ)の仕業との事でした。

有り得るとは思いますが、この地震はガイアのアセンションへのプロセスだと思っていましたので(下記【注】参照)、小松先生のご意見を是非お伺いしたいと思いました。

 

(A) 地震は「ヤミの連中の仕業」という情報が横行しているようですが、大半は「彼ら自身」が密かに流しているものです。

つまり、HAARPのような地震兵器はすでに無力化されて使いたくても使えないので、せめてニセ情報によって「健在ぶり」をアピールし、人類に引き続き恐怖心を持もたせようとしているわけです。

それに加えてネットでは、無知または悪意の者が適当に尾ひれを付けて面白おかしく脚色した、ニセ情報も流通しているようです。

それらに一つひとつ付き合うとキリがないので、相手にしないようにしましょう。

どういうキッカケでその情報を「拾い上げた」のかを考えてみてください。今後の、ネット情報への付き合い方の参考になるでしょう。

 

ちなみに、あなたが引用した記事は、ばかばかしい話の見本のようなものです。

2001年の「911」では、飛行機の衝突直後から現在まで、こうした現場では真っ先に調べることになっている放射能は一切検出されていません。

アメリカの心ある土木・建築関係専門家の一致した見方は、ワールドトレードセンターの第1、第2ビルそして第7ビルの崩落は、ビル解体の手法(制御破壊:Controlled Demolition)によるものだということで、これには通常の爆薬を使うので放射線が出るわけはありません。

ついでながら、この手法によるビル解体(爆破解体)には、高度の専門知識や何週間にわたる入念な事前の仕掛けが必要なので、警戒厳重な現に使われているビルの中で、それを「アルカイダの連中」がやれるわけはありません。

しかも、ワールドトレードセンターの「残骸の始末(いわば「後工程」)」は、Controlled Demolition Inc. という社名の通りの、ビル解体の専門業者に特命で発注されています。

そして通常は、「前工程(爆破解体)」と「後行程(残骸の始末)」は、同一業者に発注されます。

何が行われたか、想像がつくでしょう。

 

【注】

こんにちは。

今回大震災の余波は、簡単に終息するものでないことはご承知の通りですが、皆さんそれぞれの立場で自分なりにキマリをつけることをお勧めします。

この出来事は、アセンションの一環として、ガイアが「完璧な地球」を実現するための不可欠の行動で、これによって終止符を打つものではないからです。日本や世界で「この先に来るもの」の始まりに過ぎません。

2012年末までの極めて凝縮された期間の中に、ますます加速する形で、矢継ぎ早に「必要な出来事」が起こってくるでしょう。

それは、人類を含む地球上の生き物に絶大な「試練と学び」を課するものになるでしょうが、それすらも「試練の終了(アセンション)」に向けての必要なプロセスです。

一つひとつの事象で立ち止まったり、余韻を引きずったり、放心状態に陥ったりせず、大きい流れを見据えて柔軟に激動に適応していくスタンスを維持するように心掛けましょう。

 

外に答を求めて「情報漁り」をすると、ますます迷路にはまることも承知しておきましょう。

特にインターネットは「シャドウグループ」が、巧妙な撹乱情報によって人々を混乱させるための、絶好の手段として利用しています。

誰が何を言っても鵜呑みにしないで、何事も「自分の頭」を使って、「自分の感性」を通して判断することが大切だと思います。

 

YouTubeにも注意しましょう。

アクセス数の多寡や、高評価・低評価の数は、日本や世界で「たぶらかされている人」がどれだけ多いかの目安になるぐらいに考えておくのが無難です。

ここでも、感性が勝負です。そして「自分に聴く」習慣をつけるようにしましょう。

例えば次です。

http://www.youtube.com/watch?v=G-YVByaKw2k&feature=player_embedded

「どうも怪しい」と感じたら、あなたの感性は正常です。

これは「彼ら」の工作員が、進化した三次元の映像技術を使って空に投影したホログラムで、市民の反応を確かめると共に、何が真実かをわからなくする効果も狙って「Webの海」に浮かべたものです(以前あった「ノルウェーのスパイラル」も同じです)。

 

(11/05) たくさんのUFOが福島原発の上空に?

(Q) 既に小松様はご存知かもしれませんが、私もミクシイ友達が、こんな動画をアップしています。
福島の原発上空に、沢山UFOが・・・・という動画です。
しゃべって解説しているのは、多分スペイン語かな・・・。でも、フクシマというのは分かりました(笑)。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=eamobCATCM0#at=119

 

(A) その件については、別の方からも連絡がありました。答は下記です。

投稿者は人々が珍重するのを密かに面白がる「愉快犯」、それを採り上げ加工した「テレビ局の下請け?」は、種切れの「穴埋め」というところでしょう。

 

《見てみましたが、これは合成映像だと思います。

例えば、250秒、253秒、33秒で見られる、後から現れた大きい光点がカメラの方に急接近して消えていく瞬間が不自然です。これらは、同じ原画をシームレスに繋いで、繰り返し見せているもののようですが。

また「高速道路?」を走るオレンジ色の長大なトラックは、日本では見られないタイプです。それに常磐道は、広野ICから常磐富岡IC間は地震直後から閉鎖されており、問題の福島第1原発はその先(北)にあるので、少なくとも20キロ圏内では「高速道路をトラックが走る」光景は見られません。

さらに、39秒から11秒にかけて、画面中央を左から右へ移動する光点が写っていますが、その背景にある原発は日本では見かけないタイプです。少なくとも福島のものではありません。

そもそも、自分が写したものを素直に投稿するなら、撮影地が何処であるかを表明するでしょう。そうでないと価値がないわけですから。

全体として、作為が多すぎるという印象です。

YouTubeには、この種のものが続々と投稿されているので注意しましょう。》

 

(Q) この動画は「やらせ」「偽造」だったのですね。
私も福島原発にしては、スリーマイル島のような格好をしていたなあ・・・・と思ったのですが、この時期ならUFOが福島上空にいてもおかしくないかも・・・と、そちらの「理性」を優先させてしまいました。
ちょっと考えたらわかることですね。
こんなにも簡単に騙されたのは悔しい・・・というか、今後の勉強材料にさせて頂きます。

外部の情報よりも、観察眼を磨き、直感に従う・・・結局はこちらのほうが正しいという学習になりました。
ご指摘、本当に有難うございます。

 

(11/05) 「低線量率放射線療法」について

(Q) いつもありがとうございます。

一つお伺いしたいことがあります。

放射線医学の専門家であり世界的な権威、稲 恭宏(いな やすひろ)先生が、放射線治療の長年の研究から、低線量率放射線療法を開発され、実験により証明されたことを元に発表されています。

小松先生の見解は、如何でしょうか。

よろしくお願いします。

 

(A) 拝見しました。

低線量率放射線療法は一般的な研究分野ですが、ご質問の主旨は、原発事故に絡んで同療法を盛んにPRしている稲 恭宏氏の言説のことでしょうから、それについてお返事します。

簡単に言えば、これは一種のトリックです。

「人類史上最大級の歴史的大偉業」などと称して、同氏がHPに掲載している4件の英文論文(2004年〜2005年)は、いずれもラットを使った動物実験です。

 

今回の原発事故に「触発」されたのか同氏は、その「成果」を短絡的に、原発事故や核廃棄物から出る放射線の「人体に対する無害論」につなげて、原発推進派のための「ドン・キホーテ役」を演じているようです。

これは、同氏が電力中央研究所に籍を置き、そこを拠点に上記の論文を報告したことと無関係ではないでしょう。

ところが同氏のHPでは、最も重要な研究拠点であったはずの電力中央研究所の名前を表に出すことを徹底的に避けて、替わりに東京大学の名前を随所に使い、あたかも「東大のセンセイ」であるかのような印象を与えようとしています。研究生活での東大との関係は、ある時期に東大医科学研究所の客員研究者であったことぐらいしか見当たりませんが。

 

それだけでなく、誰もが苦しんでいる難病の数々をHPに列挙して、ビジネスパートナーと共に「医療ビジネス」をやっているようです。

NHKの「がんサポートキャンペーン」というサイトには、リアリティが希薄な、3件の「金太郎飴」のような同療法体験談があります。

動物実験から人間に対する医療行為への、裏付けを欠いた飛躍は、法的にも問題があると思われます。

例えば「薬事法(違反広告)」や「刑法・傷害罪(違法性の阻却要件:医学的適応性のあること、医学上一般に承認された方法によっていること)」など。

ご本人自身は医療をやっている形跡がないので、責任はビジネスパートナーに負わせるつもりかもしれませんが。

 

これらのことについて、上記論文の共同研究者として名を連ねた方々が、いま現在どう思っていらっしゃるか知りたいものです。

ちなみに同氏のHPには、自分が主執筆者である論文のみを掲載し、同じテーマで共同研究した他の方が主執筆者で、自分が従執筆者である論文については掲載していません。

 

同氏が、原発事故を擁護し、放射性廃棄物が有益であることを強調する際に、言及することを巧みに避けている事実があります。

例えば、核実験などによる低レベル放射線への長期にわたる被曝が、高レベル放射線への短期間大量被曝(急性障害)と同様に発ガンなどの危険因子(晩発障害)になるという、多数を対象とした長期の疫学的研究報告などです。

イギリスのセラフィールドやフランスのラ・アーグ核施設周辺住民の白血病の多発も、よく知られた事実だから、同氏がご存じないはずはないでしょう。

日本では、白血病によって29歳で死亡した後に労災認定された、8年間の積算放射線量が51mSv(ミリシーベルト)の原発従事者がいます。これは年間64mSvで、政府が規定する業務従事者の通常時の年間被曝限度量50mSvを大幅に下回る数値です。

他にも、年間165mSv43ヶ月で70mSv:多発性骨髄腫)の方や、年間1575mSv64ヶ月で998mSv:悪性リンパ腫)の方などがいます。

 

これらのファクトが意味することは、もし居住地近くの放射線量が〔01mSv/〕近くに達したら、脱出の準備を始めたほうがいいとうことです。

つまり、実際に脱出するまでに1週間かかるとして、この間の被曝量が168mSv(=01mSv/時×24時間×7日)の「年間被曝危険値」に達します(しかし妊婦や幼児なら〔003mSv/時(30マイクロSv/時)〕を限度と考えるべきでしょう)。

この危険値は、上記した3人のうち後の2人の被曝量を参考にしていますが、最初の方のように若くて放射線感度の高い方の場合は、3週間で致死量に達することもあります(168mSv/週×3週=50.4mSv)。

 

福島第一原発の敷地内100箇所以上で計測して、毎日更新され構内に掲示される「福島第一サーベイマップ」の420日の地図では、各地点の放射線量は〔0360mSv/時〕にわたっており、上の基準内に収まる地点はありません。

(注)画像をクリックすると拡大します―ブラウザの戻るボタンを押して戻ってください(以下同)。

 

一方、文部科学省が発表する「福島原発周辺放射線量マップ」によると、北西方向の20キロ圏を超えて、Hレベル〔6マイクロSv/50,000マイクロSv/年)〕、Iレベル〔12マイクロSv/100,000マイクロSv/年)〕およびJレベル〔30マイクロSv/250,000マイクロSv/年)〕の箇所がいくつかあります(57日版)。

http://www.naver.jp/radiation?type=fukushima

ここにあるマップは20キロ圏以内のデータが少ないので、視覚的に印象をとらえるには次のマップをご覧ください。こちらは同省が56日に公表した地表の汚染状況で、「ベクレル(Bq)表示」なので基準が違いますが、おおまかに茶色の濃いエリアが上記のHIおよびJレベルに該当します。

 

稲 恭宏氏は、これらのエリアどころか原発の構内ですら、同氏が定義する「低線量率放射線療法」の適地で安全であるかのような言い方をしていますが、とてもお勧めはできません。

 

むしろ私は、今のところ危険エリア外に住んでいる方に対して、できるだけ戸外に出て、宇宙から降り注ぐ宇宙線*を浴び、同時に太陽に当たりその恩恵を受けることをお勧めします。

以前、庭で飼っていた猫は、何か毒性の物を食べた時、絶食し、ひたすら太陽に当たって自分で治しました。

自然界の生き物は例外なしに、病気とは無縁で健康的な一生を送っています。本来は人間も、自然界の生き物であることを忘れないようにしましょう。

ちなみに、大地から来るものも含めた自然放射線量の年間世界平均値は24mSvで、日本での平均は11mSvとされています。

 

戸外に出る場合、日本人は黒人ほど肌が強くないので特に日差しが強い場合は、オリーブオイルや椿オイルなどを顔に薄く塗ったり、帽子をかぶったりすることをお勧めします。

そして、太陽を毛嫌いさせて、病気を増やすように誘導する「広告宣伝」に、乗せられないようにしましょう。

 

*宇宙線とは、銀河系からの銀河系放射線と太陽からの太陽放射線の合計です。

宇宙から飛来する一次宇宙線は、主に非常にエネルギーの高い陽子で、この一次宇宙線が大気中の窒素原子などに衝突して、いろいろな種類の二次宇宙線(電子、γ線、X線、中間子、中性子など)を発生させます。 

 

【関連】大震災&原発事故の一端を実見・(アセンション時局’11


[このページのトップへ戻る]

[Q&A目次(ケータイ専用)]
[ホーム

Copyright© 2011 Eisei KOMATSU