クロップサークルが伝えるもの(4)
以下では、最新のクロップサークルについて、それを創っている宇宙の同胞たち(クロップサークル・クリエータ)からのメッセージをお届けします。
これは、ライトワーカーのリチャードから随時送られてくるのもで、彼が一緒に仕事をしているキャロリンと共に受け取ったものです。
2010年6月23日 セイヴァーネイク・フォレスト
(リチャード)
この形は二組の、いわば奇形の三角形から成っており、それらがサークルの上に載せられたような立体感があります。たいへん面白い図形です。立体感は、それぞれに描かれた細い線が生み出しているようです。
そこで、クロップサークル・クリエータの友人が何と言うか伺ってみましょう。
(クロップサークル・クリエータ)
このパターンは、以前お話しした「六重の対象性」を持っていますが、他にも特徴があります。
これは立体的な性質を示唆していて、潜在意識に「マカバ(解説参照)」を思い起こさせるものです。その役割について人類はすっかり忘れていますが、アセンションに対して、顕在意識よりも潜在意識の面で、重要な意味があります。
それで、「アセンションは今や地平線上に現れている」という事実認識を、潜在意識に対して促すものです。
どのクロップサークルにも様々な「綾」がありますが、このパターンもそうです。
この形は、まさに「自然へのつながり」を呼び起こすものです。いろいろな花たちに、このパターンが現れるからです。その類似性には、程度の差がありますが。
このタイプの「六重の対象性」は自然界では一般的なものなので、潜在意識と深く共鳴します。
そして、たいへん鎮静効果があります。
つまり、このパターンも、潜在意識に対して鎮静効果をもたらすこと、そしてアセンションが目前に、つまり2013年3月の春分に、迫っていることを伝えるものです。
主な役割は、この2つです。
(キャロリン)
ありがとうございます。
お答えの中で気づいたことがあるのですが、この画像には心身を鎮静化させる効果があり、また「2012年への脱出」の意味合いもあるとのことでした。
潜在意識を鎮静化する効果を持つクロップサークルが、前にもあったことは知っています。
そこで何よりもお聞きしたいのは、鎮静効果と2012年という2つのテーマを一緒にした理由です。それは、その時点に向けて、地球が苦難のプロセスを通り抜けようとしているので、人間精神を鎮めることが意図されているのでしょうか、それとも、この2つの「思考の糸」を一緒にした別の理由があるでしょうか。
(クロップサークル・クリエータ)
前にも言ったように、あなた方の惑星は大混乱の時期を迎えようとしており、多くの人がこれに動揺させられます。
けれども自分の精神性に、つまりスピリチュアルな進路に、意識がつながっている者は直接的にはこれを体験する必要はありません。そこで、このようなパターンを知っていて敏感に反応する人は、この鎮静効果はたいへん重要で価値があると思うでしょう。それが、最近の一連のパターンの中に、ふたたびこれを含めた理由です。
その一方で私たちは、2013年のアセンションと2012年冬至の「グランドクロス」に向けて展開してくる出来事を、潜在意識に伝えるメッセージを引き続き降ろしていきます。
これらすべてが切迫しているので、こうしたメッセージの頻度についてもそうです。人類の現状では、起こっていることを明確に理解している人は極めて限られているから、今後もそうするつもりです。
(キャロリン)
ありがとうございました。
あなたが言及された混乱について教えてください。
自分ではある程度わかっているつもりですが、あなたのお答えを知りたいのです。
その混乱は、自然そのものから来るのでしょうか。それとも、人類からも来るのでしょうか。つまり彼らは、本来は「人間としての体験」を積んでいる精神的な存在ですが、ほとんどの人はそのように考えていないわけですね。
あるいは、自然という要素と、地球上の人間という要素の、両方が混じったものでしょうか。
(クロップサークル・クリエータ)
その混乱には二重の意味があります。
まず最初に、地球という惑星自体が、自分自身のアセンションを準備しなければならないということです。それは、地球自身のカルマを浄化しなければならないということですが、その浄化の大半は、人類がこれまでに地球に対してやってきたことに関係します。人類は自分のことしか考えなかったのです。
もともと誰もがアセンションというプランを持って、この時代の地球を選んで生まれてきたわけですが、それを大半の人は忘れています。
そして、すっかり瑣末事に囚われていますが、あるレベルまでは、これまでのやり方で辻褄を合わせられると思っています。この独りよがりが、基礎から崩れるのです。そうなる必要があるわけです。
聖母マリアが言ったように、人類は、「なぜ?」と問いかけるようになる必要があります。いったい何が起こっているの?
これまでやって来たような人生を、どうして送れなくなってしまったの?
個人として準備するかしないかに関係なく、2012年と2013年の出来事はやって来ますが、あなたが準備していなければ、あなたはそれに参画しないことになるでしょう。望ましいのは人類の全員が参画することですが。
そこで、この目覚めのプロセスが進行するにつれ、いわば一時的な苦難があるのです。
【解説】(小松)
宇宙の同胞たちには、この先で地球と人類に激動の時代がやってくることが見えているので、早めに、そして矢継ぎ早に「鎮静剤」を下ろす必要があると考えているようです。これも、地球と人類のアセンションに対する、彼らの真摯なサポート活動の一環でしょう。
ここでも、2012年12月冬至に転換点を通過し、2013年3月春分にアセンションを迎えるという展望が明確に述べられています。
冒頭に出てくる「マカバ(merkaba)」は、次のような立体図形です。
2つの四面体を上下に組み合わせた形になっており、互いに逆方向に回転しています。
古代の聖者たちが高次元の領域にアクセスしようとする際に、イメージとして利用したとされているものです。
これは「聖なる幾何学」と呼ばれている多様な図形の一種で、「聖なる幾何学」は「人間の本質(魂)」に関係があります。
私たちの本質は魂で、人間とは、魂が進化のためにヒトに宿って地球で体験学習をしている姿だ――というような認識は、かなり周知のことになってきており、人によっては自分の前生のことや今生での目的も覚えているようです。
しかし、自分の魂が創られた時のことまで覚えている人は、まずいないでしょう。
ところが、物質地球に宿る魂である「ガイア」は別のようです。
最近の「ガイアからのメッセージ」に、次があります。
《人類が、信じることはおろか、理解することも難しいことがあります。それは、あなた方の創造主によって創られた魂は、「創造」のある局面について責任を持ち、「創造」そのものを行う能力を持つ段階にまで進化することができる、ということです。ある意味で、魂は自らの創造主の鏡像だと言えるかも知れません。いずれにせよ、すべての魂は、創造主のこの側面を薄めた形で持っているのです。魂の中に保たれた能力によって、彼らは「創造」を行うことができます。ですからあなた方は、私の話を聞いて、このことについて実際に少し考えてみていただきたいと思います。なぜなら、この話によって、あなた方の理解が進むからです。もしあなた方がそのことを本当に信じる地点に到達したなら、あなた方に向かって扉が開かれ、それが人生にすばらしい冒険をもたらします。その時に、あなた方が示す喜びや、感じることができる美しさは、言葉では表現できないほどでしょう。
これを説明するのは簡単ではありませんが、私に言えることは、私もあなた方と同じように、創造主によって創られた魂だということです。私も、あなた方と同じように、飛び出して行って「創造」を行い、それを体験するようにと言われました。体験することは、意図の実践のイロハで、私たちは体験によって学び、学ぶことで能力を獲得するのです。魂が形作られたとき、それらは創造主が色や音、信じられないくらい美しい音のハーモニー、そして感情を使うことによって創造主から生まれた光の小片が素材になりました。それらは、ぐるぐる回りながら、円や直線を形成し、それからまた円になって密に集まるといったふうにダンスを踊り、あなた方が「聖なる幾何学」と呼ぶすべての形を生み出しました。》(「ガイアからのメッセージB」)
ここに、「聖なる幾何学」が出てきます。
魂は、人間の肉体とは違って非物質領域の存在ですが、具体的な形を持たず漠然と広がったエネルギーの集合体のようなものではなくて、規律のとれた正確な内部構造を持っていることを示唆しています。それは、宇宙の普遍的なシンボルである「聖なる幾何学」が、多数集って構成されているというわけです。
ちなみに、ここでガイアが言っている「創造」とは、個人レベルの現実創造の域を超えた、惑星や時には1つの銀河でさえ他の存在たちと協力して創ることのできる能力のことです。
また、普通の人間が覚えていない自分の魂が創られた時のことを、ガイアが覚えていることについて、彼女は別の箇所で、「私は、あなた方とは違って、肉体という姿形をとらなかったので、このことを覚えていたのです」と言っています(人間が「過去」のことをほとんど忘れてしまうのは、地球で出生する際に誰もが体験する大きなトラウマが原因だとされています)。
さて、この先にやって来るとされている大混乱のことについても、「クロップサークル・クリエータ」は付言しています。
その中で「地球自身のカルマ」とは、人類が長期間にわたってやってきた地球への加害行為を(心ならずも)受入れてきて、地球の大気や水系や陸地に汚染物質を大量に溜め込んでしまったことです。
それを是正する手段を、地球(ガイア)は、いま現在も僅かしか持ち合わせていません。人類を含む地上の命たちを守ることを考えなければならないからです。
本当は、その種を播いた人類が先頭に立ってやるべきなのですが、実際にやっていることは、メキシコ湾オイル流出の「事故」に見られるように、その逆なのですね。
地球が自分自身のアセンションのために、限られた選択肢の中で行うギリギリの是正行為が、地震や火山活動そして異常気象などとして現れてくるわけです。
一方、人類が「瑣末事に囚われている」というのは、個人的なことに限らず政治や経済の領域についてもそうです。
それに関して「これまでのやり方で辻褄を合わせられると思っている」というのは、人類が行うあらゆる行為に共通する「局部的な最適化(ローカル・オプチマイゼーション)」です。――「政府主導のプロジェクトを立てて国際競争力を強化する必要がある」「政府が(借金を増やしてでも)支出を増やせば景気が良くなる」「会社は従業員を減らせば利益が増える」という具合の。
そもそも、個人の身体も時間も限られているのに、「持続的に消費を増やし、持続的に経済成長を続ける必要がある」という(G8やG20の各国政府に共通する) 発想そのものが、「何かが狂っている」と、いい加減に気づいても良さそうなものです。
それらは、地球(ガイア)のことや、一つの家族としての人類全体のことを少しも念頭に置いていないから、どこかで行き詰るわけです。
そして今生で地球という惑星を選んで転生してきた「魂の目的」とも整合しないので、そうしたギャップが次々と顕在化する「痛みを伴うプロセス」を、人類はたどることになるでしょう。
これが、人間サイドにおける「大混乱」の中身です。
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