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この世界で噴出しているあらゆる抗争や混迷にもかかわらず全ては順調です―サナンダ・(アセンション時局’16)
[2016年12月5日]
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【目次】
・【解説】
今回のメッセージでサナンダは、「この惑星の全域で無秩序や混迷がますます増えている」という現実を認めつつも、そこには私たちが体験しようとして自ら選んだ「神からの分離」という大きな背景があることを指摘されています。
それを前提として具体的には、現時点で私たちが個人として持つべきスタンスや心構えについてアドバイスされています。
この惑星の全域で無秩序や混迷がますます増えているように見えますが、起こっていることは実際には、人類意識の多年にわたる思い込みや判断基準が、徹底的に表出されようとして浮上しているものです。それは人類が目覚めていくプロセスの一部に過ぎません。
人類が永年にわたって縋り(すがり)付いてきた、ネガティブで独善的な発想や観念は、皆さんの目覚めのためには手放すべきものです。お気づきと思いますが、それらは時には非常に暴力的な関わりを持って演じ尽くされようとします。
皆さんのように光を掲げる方々の多くは、それを認識されるようになって、自己の内部に深く埋もれていた、またはその存在を否定してきた、愛のない思考や意図の全てを断固として手放そうと取組んでおられます。それらをいま自覚するようになって、ショックを受けることも少なくないでしょう。
すべての人類が、愛のない思いや欲望を内心に埋め込み、その存在を否定してきましたが、それらは全て「幻想」の一側面で、皆さんが自ら体験しようとして選んだ「神からの分離」を示す状態です。
これまで皆さんが繰り返し指摘を受けてきた「分離の状態」は、純粋な幻想つまり非現実で、それが持つ本来の性質として、お互いを対立させます。一見したところ過酷な環境で、皆さんがサバイバルに苦闘する中で。
しかし人類の目覚めを、愛を持って支援しようとして皆さんがやって来た「今生」では、他者を傷つける思いを持つことは、それを望むことでさえも、非常に落ち着かない状態になるでしょう。それは駄目だ、と判断するでしょう。
ここで覚えておくべきことは、絶対に「判断をしない」ことです。特に、自分自身に対しては。
そのように不調和な考えや願望が起こった時は、それを単に観察するにとどめて、「わあ! 自分は・・・に対して、これほども憎悪や、怒りや恨みを埋め込んでいたんだ」と、「判断しないで」単に手放すようにすることです。
そのような感覚や感情は、多くの場合あなた自身のものではなく、人類の集合意識から来ています。それらを人類が手放すのを手助けしようとして、あなたは現世に転生してきたわけで、あなたの愛のこもった意図の働きです。
ところが、それがあなたのエゴに障る(さわる)と、反射的に誰か知っている人や知っていた人に結び付けようとします。
あなたが埋め込んだり否定したりしてきたガラクタを手放すには、まずはガラクタの存在を認める必要があります。
あなたの想いや願望が「悪い」のではなく、それらは、いわば注目されようと単に辺りを流れ漂っているだけです。
それらに誰かが取組み演じ尽くすまでは、何の意味も持っていません。
愛するべき読者の皆さん、あなた方は紛れもなく立派な仕事をされています。それは日々の、あらゆる瞬間や状況において、愛のこもった意図を念じていることです。
そのような意図が途方もなく強力で効果的なのは、皆さんが神の分身で常に神と一体だからです。そして人類の目覚めは神の、また皆さんの意思でもあります。
したがって、皆さんは間違いなく目覚めます。
しかし、誰一人として、目覚めを強要されることはありません。愛に強要はないからです。
人類の過半を少し上回る人々は、「幻想の中でゲームをする」のを止める準備ができてなくて、目覚めを遅らせるほうを選んでいます。それらの人々は「幻想世界の人類」として、自ら選んだ道に従うでしょう。
これは「悪い選択」ではなく、それが彼らには完全に適切だと思えるからです
絶えず思い起こすようにするべきことは、存在するものは愛だけで、他のすべては幻想だということです。
誰も見捨てられることはなく、まして地獄に落とされるようなことはありません。全員が神の愛する子供たちで、いずれはワンネスへ帰還します。
もちろん、それは既に起こっています。実のところ、その状態から皆さんが離れたことは決してないからです。
したがって、あなたの愛する人たちが、スピリチュアルな世界に全く無関心で関与しようとしないように見えるとしても、また人間として体験している現世界とは「別の現実」が存在することに明白な認識がないように見えるとしても、心配しないことです。
「根源つまり神」から切り離された人は一人もいません。「分離」は不可能だからです。
ただ、何かの理由により現時点で、それに気づくことを選ばないか拒絶している人々がいるだけです。
彼らも、神の愛の抱擁の中に、永遠に留まり続けます。そして彼らが準備できた時に、それは必ず起こりますが、彼らもまた独自の目覚め過程を経て、「一体である歓喜」へ帰還するのです。
本当に、この世界で噴出しているあらゆる抗争や混迷にもかかわらず全ては順調です。
人間としての皆さんの体験が、痛みに満ちて強烈な苦難が生起することがあるとしても、それらは「非現実」だということを常に思い起こすようにしてください。どんな形にしろ、あなたが加害されたり地獄へ落されたりするようなことはありません。
確かに、あなたの身体が激しい痛みや苦痛を体験することはあるでしょうが、身体は、あなたが宿ることを選んだ「一時的な乗り物」です。それが身体の役割なのです。しかし、あなた方それぞれが個人的に選んだ学び、つまりレッスンを学び終えた時が来れば、心からの感謝と共に身体を捨て去り、本格的に目覚めるのです。
永遠に神と一体であるためには、あなたは身体を持つ必要はありません。しかし身体を持っている間は、それに敬愛の情を持ち、賢く気遣い、それが与えてくれる喜びを楽しむのが分別というものでしょう。
神は常に、あなたが幸福で楽しく、平和で充足していることだけを望んでいることを忘れないようにしましょう。
あなたがそのような状態でない場合は、あなたは利己的になっており、つまり生命を危険にさらす可能性があることに焦点を当てており、好ましくない状態を引き寄せるのです。
あなたが想うことが、あなたの現実になります。したがって何を想うかに注意を払い、あらゆる瞬間に、喜びに焦点を当てるようにしましょう。
あなたは永遠に神と一体だから、喜びに満ちていないはずはなく、その状態が変わることは決してありません。
親愛なる皆さんの
サナンダ(ジーザス・クライスト)
このメッセージはイギリス生まれのアメリカ人ジョン(John Smallman)が受けたもので、原文は〔こちら〕にあります。
◆手放すべきものが浮上している現実
――この惑星の全域で無秩序や混迷がますます増えているように見えますが、起こっていることは実際には、人類意識の多年にわたる思い込みや判断基準が、徹底的に表出されようとして浮上しているものです。それは人類が目覚めていくプロセスの一部に過ぎません。
人類が永年にわたって縋り(すがり)付いてきた、ネガティブで独善的な発想や観念は、皆さんの目覚めのためには手放すべきものです。
人類の問題は、「人類意識の多年にわたる思い込みや判断基準」にあり、それらは「ネガティブで独善的な発想や観念」だと指摘されています。
それを地球の資源や環境との関わりで見れば、地球に根差す他の「いのちたち」や「生命体としての惑星地球」の福利や永続を顧慮しない「人間中心の営み」でしょう。
また人類社会の相互関係で見れば、自分が属する国家や民族や組織の利益に片寄る「独善的で狭量な姿勢」でしょう。
それらが「人類の集合意識」から来ているとも指摘されていますが、私たちには個人として集合意識に参画し、それを形成しているという責任があります。
それらは、私たちが内心に「埋め込んだり否定したりしてきたガラクタ」で、その存在を認めた上で手放すべきものとも指摘されています。
◆愛のない体験は幻想で非現実
――すべての人類が、愛のない思いや欲望を内心に埋め込み、その存在を否定してきましたが、それらは全て「幻想」の一側面で、皆さんが自ら体験しようとして選んだ「神からの分離」を示す状態です。
これまで皆さんが繰り返し指摘を受けてきた「分離の状態」は、純粋な幻想つまり非現実で、それが持つ本来の性質として、お互いを対立させます。一見したところ過酷な環境で、皆さんがサバイバルに苦闘する中で。
それらの体験は私たちが、神を必要としない状態つまり「神からの分離」を「自ら体験しようとして選んだ」ものだと指摘されています。
私たちは、そのような思いや欲望を「内心に埋め込み、その存在を否定してきた」わけですが、ここでも「判断しないで単に手放すようにする」ことをアドバイスされています。「幻想の一側面」であるとして。
◆目覚めを遅らせる選択をした人々
――人類の過半を少し上回る人々は、「幻想の中でゲームをする」のを止める準備ができてなくて、目覚めを遅らせるほうを選んでいます。それらの人々は「幻想世界の人類」として、自ら選んだ道に従うでしょう。
これは「悪い選択」ではなく、それが彼らには完全に適切だと思えるからです
このような人々が、「人類の過半を少し上回る」というのは、感覚的には理解できるとしても、かなりショッキングな事実ではないでしょうか。
しかし、そこにも救いがあると言われています。
――「根源つまり神」から切り離された人は一人もいません。「分離」は不可能だからです。
ただ、何かの理由により現時点で、それに気づくことを選ばないか拒絶している人々がいるだけです。
彼らも、神の愛の抱擁の中に、永遠に留まり続けます。そして彼らが準備できた時に、それは必ず起こりますが、彼らもまた独自の目覚め過程を経て、「一体である歓喜」へ帰還するのです。
実際問題として、「その日」までに「現在の地球は更地になる」とすれば、それらの人々のために「別のゲーム場」が用意される、または「皆で共同創造する」という筋書きがある、つまり「段階的な移行」のシナリオも用意されていると想像されます。
したがって家族の中でさえ、どこかの時点で「離別」があるとしても、遅かれ早かれ全員が、「一体である歓喜」へ帰還するのです。
――したがって、あなたの愛する人たちが、スピリチュアルな世界に全く無関心で関与しようとしないように見えるとしても、また人間として体験している現世界とは「別の現実」が存在することに明白な認識がないように見えるとしても、心配しないことです。
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