〔HOME/新生への道(The Way for the New Birth)|トップハイライト全容〕
みんなで支えてきた「幻想ゲーム」を卒業する時―サナンダ・(アセンション時局’16)
[2016年8月24日]
【目次】
・【解説】
このメッセージでサナンダは、今回の地球と人類の覚醒過程で人類のほぼ全員が目覚めることになっている、したがって「狂乱の炎が周り一面に渦巻いているように見える」としても、それらは人類がみんなで造り支えてきた「幻想」に過ぎないので、「決して取り乱したり恐怖や不安に陥ったりしないように」とアドバイスしてくれています。
これ以上の希望のメッセージがあるでしょうか。
問題は、その「幻想」が「驚くほどリアルに見える」ので、それに対する「強固で恐ろしいまでの囚われ」から抜け出せない人々が多いこと、つまり人類の眠りは「非常に深い」ことです。
それに対して、私たちが「各地で目にする物理的な現象」が「極めて効果的な『ウェイク・アップ・コール』」になっていると指摘されています。
この惑星で途方もなく大きな変化が進行していることが、今では明白に見えるようになっており、それを主流のメディアでさえレポートするほどです。
それに関して政治家たちが、恐怖や不安を煽る切り札を例によって駆使しているので、社会の至る所にある激動や不安定化を見聞きしても、決して取り乱したり恐怖や不安に陥ったりしないようにしましょう。
存在するのは「愛」だけです!
他のすべては幻想です。
確かに、人類は苦しんでいます。しかし「居場所を間違えている人は一人もいない」という真実を思い起こすべきです。
すべての人が、自らの精神的進化の一環として現時点で地球に、現在の場所に居ることを「選んで」います。
痛みを抱えている人々や苦しんでいる人々に、「愛」を送ってあげましょう。それを実行するだけのことで、どれほどの効果的を生むのかについて皆さんには全く分からないでしょうが、それこそが皆さんがここに居る意味です。
この瞬間に地球にいる全員が、自らの神聖な本質である「愛」を、行動で示し、分かち合い、広げるために、今この場所に居ることを「選んで」います。
「愛」は皆さんの全ての問題への答で、そのために大勢が「行動する愛」そのものとなり、人類の目覚めに寄与するために地球へ転生しています。それは現に成功しつつあります。
皆さんが各地で目にする物理的な現象は、極めて効果的な「ウェイク・アップ・コール」で、それは「実際に」聞き届けられています。
人類の目覚めは「避けて通れない道――以上」です。
このことは、人類の全員が今回の覚醒過程で目覚めることを意味していません。そうしないことを選んでいる人々も、幾分かはいるからです。
しかし、あなたの最愛の人がスピリチュアルな志向を持っていないように見えても、落胆することはありません。人類の眠りは「非常に深い」からです。
そしてスピリチュアルな志向や関心を持っていないように見える多くの人は、眠りが深いだけで「間違いなく」目覚めるのです。
地球の人類として現に転生している人の圧倒的多数は、人間の姿を取る前に、今回の目覚め過程に貢献する選択をしていますが、自らの眠りがどれだけ深いものになるかに思い至らなかっただけです。
今回は目覚めを採らないという選択をしている少数の方々でさえ、覚醒過程の一部を構成しており、彼らは勇敢にも「狂気のゲーム」を演じるために人間の姿を取っています。
それは、他の人々にショックを与えて、「幻想」への強固で恐ろしいまでの囚われから解放してあげるためです。
この方々は、いずれは別の環境へ移動し、そこでは目覚めのために必要なものは潤沢に愛情を込めて与えられることになるでしょう。
このように人類への「神」の愛は、永遠にわたり「すべてを包含」しています。
誰一人として、道に迷ったり見捨てられたりすることはなく、全員が「必ず目覚める」のです。
皆さんの目下の役割は、狂乱の炎が周り一面に渦巻いているように見えるとしても、「神」の神聖な子供としての、輝く「光」を高く掲げ続けることです。その「光」は、あなたの奥深くで常に鮮やかに生きており、誰でもそうですが、苦闘するあなたを力づけ勇気づけています。
したがって、あなたが持つすべての疑いや懸念を手放して、愛情深く生きようとするあなたの意図を日々に更新するようにしましょう。
これは、あなたがどのような環境に置かれていても、また偶然そのような境遇へ着地してしまったように見えるとしても、同じことです。すでに十分ご存知のように「偶然というものはありません」
偶然というものは幻想の一種で、筋道の通っていないように見える出来事のことです。
しかし出来事には「例外なく」理由があり、それは皆さんへの――個人的または集合的な――贈りもので、自らの目覚めに役立つレッスンとして皆さんが自分で選んだものです。
「神の息子」は、「分離」というものを体験するために、「幻想」を設計し構築することを「選び」ました。
それは「彼」が、「父なる神」を必要としないことを「自ら」立証したいと思ったからで、多くの人が経験する十代の反抗に幾分似ています。
そして「神」が、その計り知れない叡智によって認識していたことは、「最愛の息子」には無限の力を与えてあるので、「彼」が構築する「幻想」は驚くほどリアルに見えるだろうということ、実のところリアルに見えすぎて「彼」はその中で道に迷うだろうということでした。「彼」は、実際に道に迷ったのです。
さらに「神」には、「彼」が「帰郷への道」を見つける方法を、直ちに「自分」が与えることも予見していました。
覚えておいてほしいことは、分離という感覚は一瞬だけ続いたことです。本当の意味では起こっていないのですが。
しかし、その一瞬に「幻想」が現れ、何十億年も実在するかのように見えました。
そしてそれら何十億年の間に、皆さんは大変な苦難にさらされました。皆さんが遂に手放す用意ができた、その苦難です。
実際には、皆さんの多くが永年にわたって固執してきた「自己犠牲という妄想」にもかかわらず、受難や自己犠牲は決して有益な目的に寄与するものではなく、寄与しないことを見せる以上のものではありません。
受難や自己犠牲は、皆さんが「幻想ゲーム」の中に盛り込んだものです。それを「面白くて好奇心をそそられ、驚きが絶えない」ものにするために。
皆さんはそれを「途方もない夢」のレベルを超えて、「悪夢」にまで発展させることに「成功」したのです。
しかしそれは非現実的で幻想的な存在様式なので、今やそれを断ち切り、皆さんの永遠の本質で、一人ひとりの内部で息づいている「愛」を再発見する時です。
ほとんどの人は子供の頃に悪夢を見た体験があり、それから優しく穏やかに目覚めながら、その体験を癒してきたはずです。体験したことは完全に現実離れしていたと、自ら説明して。
そのように、今や、皆さんも同様に目覚めて、自らを癒す時です。
そうすれば、あなたは心からの喜びを感じられるようになるでしょう。自分もまた、居眠りをして悪夢を見ていたのだと気がついて。
多くの場合、あなたを眠らせ続けているのは、深く根差した怖れです。
怖れは幻想の一種で、この場合は、自分は善人にはいま一つだ、自分は役立たずの罪人だ、とても「神」に受け入れられない、などでしょう。
しかし、これ以上に真実から離れたものは考えられません。
あなたが自宅に居ても、どこか別の場所に居ても、「神の臨在」の中にいます。あなたが居ることのできる場所は、それ以外には絶対にないからです。
したがって、目覚めるという意思を可能なかぎり強く保ち、精神領域にいる兄弟姉妹たちに助力を頼むことです。
彼らは、あなたを常に見守り励ましており、あなたが覚醒に至るよう軽くつついて注意を引いたりしています。だから必ず応えてくれるのです。
いつも彼らはそこに居て、あなたが助力を頼んでくるのを我慢強く待っています。それが彼らの望みだからです。
目覚めることが、あなたの意思であり意図であれば――間違いなくそうでしょうが!――それに失敗することは有り得ません。
親愛なる皆さんの
サナンダ
このメッセージはイギリス生まれのアメリカ人ジョン(John Smallman)が受けたもので、原文は〔こちら〕にあります。ここでは音声を聴くこともできます。
私は、このジョンの英語による情報発信を貴重なものとして大いに評価しています。
特に、これまで紹介してきたオーストリア人ヤーン(JJK:Jahn J Kassl)のサイトで半分近くを占めていた英文の発信が、英訳を担当していたFranzが別の道に進むことになって途絶えてしまった現状では尚更です。
――この惑星で途方もなく大きな変化が進行していることが、今では明白に見えるようになっており、それを主流のメディアでさえレポートするほどです。
ご存知のような世界各地で起こっている社会的動揺も、ここにいう大きな変化に該当するでしょうが、惑星規模の「途方もなく大きな変化」は、何よりも近年の「急激な地球温暖化の進行」でしょう。次をご覧ください。
http://climate.nasa.gov/vital-signs/global-temperature/
〔第1の図〕
1880年から2015年の「(年平均)惑星表面温度」の、平年値(1951-1980平均)に対する偏差(℃)を示しています。
1970年頃からの急激な温暖化の進行が印象的で、この134年間に記録された高温値の上位10件は、1998年を除いて、いずれも2000年以降に記録されています。
そして2015年に、突出した最高値(+0.87℃)を記録しています。
〔第2の図〕
上の変化が、地球上のどのエリアで起こっているかを視覚的に表示しており、平年値に対する〔+〕方向の偏差を暖色(オレンジ)の濃淡で、〔-〕の偏差を寒色(ブルー)の濃淡で示しています(スタートボタン[▶]をクリックしてください)。
当然ながら、1970年頃から温暖化が急進行して、2015年のピークに至ったことが一目瞭然です。
この変化の背後には、人口の増加、工業化の進展、市街地や農地の拡大、熱帯雨林を含む森林の伐採などがあり、直接的には「温室効果ガスの排出増」があります。
それらが「地球環境の激変」を、例えば海氷や陸地にある氷原の縮小、氷河の縮小・後退、降雨パターンの変化、干ばつや洪水の多発、山火事の増加、湖沼の縮小、ハリケーン・サイクロン・台風の様相の変化、海水面の持続的上昇などをもたらし、これらの変化が温暖化をさらに加速するという、出口の見えない状況に陥っています。
身近なところで日本周辺の例を挙げれば、気圧配置や台風コースの大きな変化があります。
@:2007年8月15日の状況 A:2016年8月21日の状況
[注] 画像をクリックすると拡大します。
図@は、8月中旬頃の典型的な気圧配置で、日本の南方に高気圧が居座り、フィリピン東方で多く発生する台風は勢力を増しながら西進しますが、高気圧に遮られて、なかなか北上することができません。
台風が日本の近づき(上陸する場合も含めて)大きな被害をもたらすのは、2百10日や2百20日(立春からの起算で、2016年の場合は8月31日と9月10日)頃が中心でした。
ところが2016年は、図Aのように、9,10,11号の3台風が日本近海あり、この時期としては極めて珍しい現象です。
さらに特異な点は、8月中旬になっても日本の南方に高気圧が見られず、替わって日本近海(緯度では熊本と同じ)で台風が発生したこと(10号、11号)。また以前なら晩秋に典型的に見られたコースを北上し、中心気圧が990ヘクトパスカル前後で暴風圏を持たない「ベビー台風」なのに、進路の先々で豪雨をもたらし大きな影響を与えたことです(11号、9号)。
(このうち11号と9号は、この順に関東・東北の東岸をかすめて北海道を直撃し、8月24日現在では既に消滅しています)
また10号の挙動も極めて特異で、発生直後から南西方向にコースを取り、少しずつ勢力を増しながら沖縄の南方に達した後、また戻ってくるかのような、過去の常識が通じない動きをしています。
次のサイトから、〔台風経路図>台風10号(動画)〕と開いてフォローしてみてください。
http://www.imocwx.com/index_old.htm
以上を総じてみれば、「地球で進行している途方もなく大きな変化」の一端が、日本周辺にも典型的に現れているということになるでしょう。
――「神の息子」は、「分離」というものを体験するために、「幻想」を設計し構築することを「選び」ました。
それは「彼」が、「父なる神」を必要としないことを「自ら」立証したいと思ったからで、多くの人が経験する十代の反抗に幾分似ています。
そして「神」が、その計り知れない叡智によって認識していたことは、「最愛の息子」には無限の力を与えてあるので、「彼」が構築する「幻想」は驚くほどリアルに見えるだろうということ、実のところリアルに見えすぎて「彼」はその中で道に迷うだろうということでした。「彼」は、実際に道に迷ったのです。
さらに「神」は、「彼」が「帰郷への道」を見つける方法を、直ちに「自分」が与えることも予見していました。
今回メッセージの中で、ここに引用したパラグラフは、極めて意味深長な比喩的表現です。
ここでの登場人物は、「神」と「神の息子」の二人だけです。しかし後者は、「集合としての地球人類」を指しているとみられます。
誰が何を主導したかは問題でなく、みんなの想いが状況を造り、歴史を通じてそれを支えてきたのです。
人類は「神(創造主)」によって「無限の力」を与えられたので、「地球(ガイア/テラ)」の協力も得て、現に私たちが目にするような「三次元の物理的世界」を共同創造し維持することが難なくできたのでしょう。
しかし、たとえ「三次元世界の物理的現実ほど確かなものはない」ように見えるとしても、多次元宇宙の大半を占める「五次元以上の領域の真実」としては、やっていることが「幻想ゲーム」でしかない。
そして私たちは「五次元領域へ移行」しようとしている・・・。
このプロセスで「計算外」のことが起こったとすれば、その原因は高次元領域と三次元世界との「時間感覚の違い」でしょう。
ここでのポイントは、同じ引用にある次です。
――さらに「神」には、「彼」が「帰郷への道」を見つける方法を、直ちに「自分」が与えることも予見していました。
さらに上の引用に続くパラグラフに、こうあります。
――覚えておいてほしいことは、分離という感覚は一瞬だけ続いたことです。本当の意味では起こっていないのですが。
しかし、その一瞬に「幻想」が現れ、何十億年も実在するかのように見えました。
そしてそれら何十億年の間に、皆さんは大変な苦難にさらされました。皆さんが遂に手放す用意ができた、その苦難です。
つまり、「神」の意図としては「直ちに」与えたつもりでも、それが伝わるまでに一瞬(1秒)の遅れが生じてしまった。
それによって、「分離という感覚は一瞬だけ続いた」のです。
ここで思い起こされることは、1987年から始まる「加速の25年」を、宇宙の同胞たちが「ナノセカンド(10億分の1秒)」と呼んでいた事実です。この高次元の尺度で「1秒」は、地球時間の「250億年」に相当します。
したがって、「その一瞬に『幻想』が現れ、何十億年も実在するかのように見え」「それら何十億年の間に、皆さんは大変な苦難にさらされ」たという次第です。
これに関連して次を参考にしてください。
(スーザン・ファーガソン“INANNA:『イナンナの真実(仮題)』1996年”より)
●自分の思考に制限を課することだけが限界を造る(人間は、体験できることは無数にあるのに、そしてあらゆる現実を創造できる力が与えられているのに、否定的想念がその邪魔をしているというわけです)
●形を持たなければ、形は本来のものでないことを認識し易い(形というものはすべて、思考がそれ自体をホログラムとして表出しているもの、つまり幻覚に過ぎないが、肉体にとらわれている間はそれを認識できないということです)
――( 《当事者》が語る宇宙と人類の真実(1) )
●すべては1つだが、両極性が分離・分裂を見せる(光と影、男性と女性、善と悪、ポジティブとネガティブなどが、私たちの世界のホログラム的現実を形作り、実際は幻覚に過ぎないものを、リアルなものと認識させる役割を果たしている)
●思考が現実を創造するのなら、時間や距離は思考に過ぎない(意識を変容させて高い波動を獲得すれば、時間や距離あるいは特定の場所というものは消滅する。それを納得するには、まず「思考が現実を創る」ということを納得した方が手っ取り早い)
●からだは、ホログラムとしてのあなたの乗り物(からだは、各人の記憶と思考を、DNAを媒介にして表現したもので、あなた方の本質ではない)
●恐れが自分を加害する(最も深い意味で人生はダンスなのだ、宇宙のゲームなのだ、ということを忘れてしまい、恐れに自らを蹂躙させてしまう状況のこと)
●どの次元の者も同時に集まることができる(時間というものは実際には存在しないのだから、どの時代の者も同時に1箇所に集まることができる。それが多次元宇宙の本当の姿だ)
●現実と見える世界は、不可視界に浮いている(いかにリアルに見えても、深遠な現実などというものはない。現実と思っているものは、高い視点から見ると非現実だ。したがって、一過性の幻想にしがみつく理由はない)
●地球は、人類の現実体験のために、ホログラフィックな舞台を用意した(したがって、人類の人生のダンスもホログラムなのだ)
――( 《当事者》が語る宇宙と人類の真実(2) )
【関連】
・皆さんの世界に特有のパラドックスを克服して前進する道―サナンダ
[ホーム]
Copyright© 2016 Eisei KOMATSU