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2017年の展望と心構えについて話そう―サナンダ・(アセンション時局’17

[2017115]

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【目次】

サナンダのメッセージ

【解説】

 

 

このメッセージでサナンダは、人類の性向を熟知された人らしい鋭い観察によって、人類が陥りやすい自ら招く苦境を浮かび上がらせています。

そして極めてシンプルな、そこからの脱出法を提示してくれています。誤った認識を正し、怖れを振り払って、愛を根底に持つようにすることによって。

ちなみに2017年の展望として、「皆さんが大昔から渇望し祈ってきた変化の年になるでしょう。・・・・・この惑星の多くの地域に結果として平和がもたらされる変化です」と言われており、これも含め全体として「希望のメッセージ」です。

 


サナンダのメッセージ

 

2017年は、たいへん面白く興味をそそられる年になるでしょう。それは、人類にとっては予想外の出来事がたくさん起こるからです。

人類が目覚めていく過程には多様な側面があり、その一つひとつが、種々の場所や民族にとって最も有益で高揚させるように働きます。

2017年は、皆さんが大昔から渇望し祈ってきた変化の年になるでしょう。それは皆さんが痛切に必要を意識してきた変化で、地球の時間で限りなく永い歳月にわたって戦争や紛争に苦しんできた、この惑星の多くの地域に結果として平和がもたらされる変化です。

                                                                                     

誰もが平和を望んでいますが、比率としては僅かの地上の人類が、いまだに目覚めを拒否しています。その一派は、自己本位の思惑に強く引き付けられており、したがって力を切実に必要としています。

比率としては僅かでも、皆さんが簡単に想像できるように、それに関係する者は相当な数になります。

彼らは――自分ではそのように見える――自らの高い知力のワナにはまっており、それによって永遠にこの世界を支配できると思っているのです。

もちろん幻想はあくまでも幻想で、幻想によって得られる力は錯覚に過ぎません。

 

皆さんの歴史を通じて、人々が自分たちは無敵だと信じて、その馬鹿げた野望を実現しようと他の国々を戦争に巻き込んで破壊した事例が無数にありました。そしてもちろん、それらは全て失敗に終わりました。

それでも、その過程で被征服者となった人々は、大変な苦痛を味わいました。

これはもう起らないでしょう。彼らの行動は、その愛のない行為が最小化されるような地球上の地域に限定されるようになるからです。――幻想とは限界や制約を伴う状態だということを忘れないようにしましょう。

その愚かで独善的な目的に参画することを選んだ者たちは、そのような地域で、それを引き続き遂行することができるでしょうが、彼らの計画や能力が大幅に切り詰められることになるでしょう。

 

人類の集合意識は平和を望み、その意図を強化しているので、世界全体に平和が及ぶようになるでしょう。

それでも紛争や戦争に与(くみ)する者たちは、それを行う選択肢が大幅に奪い取られ、この世界で彼らが愛のないゲームを演じることのできるエリアは急激に減っていくでしょう。

人類は平和を望んでいるので、愛のない行為が止まるにつれて平和が広がり、世界中の人々は彼らを隔てている問題の解決に戦闘をもってすることを拒絶するのです。

 

今では誰もが、前途は愛の力によって導かれ指し示されることに気づいています。唯一の「真の力」によって。

愛は全てをそれ自体の中に包み込み融合させますが、憎悪や敵意は常に分断し切り離し、そして破壊し、破壊されたものを再建する手立てを何も残しません。

「真実のもの」はどんな手段によっても損傷されることはなく、まして破壊されることはありません。

だから、親愛なる光の担い手、ライトワーカー、そして目覚めつつある皆さん、どうか元気を出してください。あらゆる瞬間に皆さんは、完全にサポートされます。皆さんがそれぞれの地球での役割を果たしていく際に。

それらは決定的に必要なもので、皆さんが完全な愛と英知を持って各地の人々の目覚めを手助けしようと自ら選んだものです。間違いなく、それらの人々は目覚めるでしょう。

 

この先の歳月は、あらゆる人種、肌の色、宗教そして政治的信念の人々が、愛の元に一体となるので、神聖な機会に満たされるでしょう。

私がいつも言っているように、存在するのは「愛」だけです。現在の地球人として皆さんが見たり体験したりする、その他のすべては、どんなに現実的に見えるとしても、現実のものではなく一過性で終わるものです。

真実のものは永遠です。

皆さんは「現実」へ、つまり真の「故郷」へ、「ワンネス」へ、「神との、存在の全てとの完全な合一」へ戻るでしょう。

もちろん皆さんは現にそこにいますが、皆さんが「幻想世界でゲームを演じて」いる間は、分断され、孤独で、見捨てられ、気づかれず、そして大事に思われないように見えるだけです。――これ以上に真実から離れたことはありません。

 

愛は創造の全てを抱擁し包み込むので、どんな場所でも、どんな意識でも「神の愛の囲い」に包まれないものはありません。

それが皆さんの永遠の「故郷」で、これまで一度もそこを離れたことはなく、たとえ一瞬でも切り離されることは有り得ません。

 

とはいっても、皆さんが実際に分離・分断を体験することはあるでしょうが、それは、その意味を理解するために、皆さんが中に入ることを選んだ非現実の幻想状態に過ぎないのです。

そして皆さんが、そこでの体験を通じて繰り返し見せられるものは混乱と無秩序状態ですが、その中には非常に美しいものを創造する可能性が含まれており、それを見事に実現している方々が、間違いなくいます。

しかし、皆さんが孤立した存在として生きる選択をして、絶えず脅威にさらされる危険から自己を守る必要があるような場合には、ほとんどのケースで非常な苦痛を伴うことになるでしょう。

そしてもちろん、皆さんが怖れる危険は、他の人間からの攻撃に過ぎません。そして実際にそれが現実化したとすれば、自己から自己に対する攻撃に過ぎません。

 

皆さんは誰もが、必死になって愛を求めます。それをやるのは、それがもちろん皆さんの自然な姿だからです。

そして明白に愛から切り離されるのはゾッとするようなことです。そこで皆さんは愛の必要性を否定し、人間として生きる上で極めてノーマルなことのように見える、不可避の苦痛や受難に対する防御策を講じることに時間を費やすのです。

そのように皆さんは自己のニーズを否定し心を塞ぐので、皆さんが必要とするもののごく一部分しか流れ込んで来ないことになります。人としての身体を維持するのがやっとという程度にしか、それも様々な種類の病気を伴い、それが皆さんの恐怖や不快感に上乗せされます。

 

今や皆さんは目を覚まして、これまで皆さんの自己受容や自己評価、そして常に離れることなく神と一体であるという認識――それらを蝕んできた、怖れを振り払う時です。

皆さんが何度も繰り返し言われてきたように、そして私も今ここで繰り返しますが、「皆さんはそれぞれが、誰一人として例外なく完全です。それは、そのように神が創造されたからで、《何者も何事も》それを変えることは不可能です」

 

この否定できない真実を、毎日、朝な夕なに繰り返して宣言し、自分自身に思い出させるようにしましょう。

あなたのエゴが、それを妨げたり思いとどまらせたりすることが大いにあり得ますが、あなたの深い部分ではこれを知っているので、あなたは、この内在する真実に自由につながるようにしましょう。

なぜなら、これが皆さん自身に関する唯一の真実だからです。

あなたがこれを心底から受け入れ自覚すれば、あなたへ愛が充分に流れ込むようになり、あなたからあなたが関わる全ての人へも流れ込み、彼らが関わる全ての人へも流れ込むでしょう。

それがあなたの使命で、シンプルですが致命的に重要なので、直ちに始めましょう。

それだけでなく、この内在する知識へ自分をつなげるようにすると、あなたの愛の力が驚異的に強まるでしょう。それが、あなたがこの時点へ転生してきた理由です。

あなたは行動する愛そのものになって、行動する愛を実証するのです。

それがあなたの自然な姿で、愛は常に滔々(とうとう)と流れ込みます。あなたが自己を受容れることを拒否して、愛の流れを妨げたり減らしたりさえしなければ。

 

あなたは愛そのもので、それ以外のものにはなり得ません。だからそれを認め、分かち合い、喜びに満ちるようにしましょう。それが、あなたへの、神の唯一の願いだから。

 

親愛なる皆さんの

サナンダ(ジーザス・クライスト)

 


【解説】(小松)

このメッセージはイギリス生まれのアメリカ人ジョンJohn Smallman)が受けたもので、原文は〔こちら〕にあります。

 

以下では、意味が理解しにくい個所があると思われる、次のパラグラフについて解説します。

――とはいっても、皆さんが実際に分離・分断を体験することはあるでしょうが、それは、その意味を理解するために、皆さんが中に入ることを選んだ非現実の幻想状態に過ぎないのです。

そして皆さんが、そこでの体験を通じて繰り返し見せられるものは混乱と無秩序状態ですが、その中には非常に美しいものを創造する可能性が含まれており、それを見事に実現している方々が、間違いなくいます。

しかし、皆さんが孤立した存在として生きる選択をして、絶えず脅威にさらされる危険から自己を守る必要があるような場合には、ほとんどのケースで非常な苦痛を伴うことになるでしょう。

そしてもちろん、皆さんが怖れる危険は、他の人間からの攻撃に過ぎません。そして実際にそれが現実化したとすれば、自己から自己に対する攻撃に過ぎません。

 

ここで解説が必要と思われるのは、次の2点です。

(@)――そして皆さんが、そこでの体験を通じて繰り返し見せられるものは混乱と無秩序状態ですが、その中には非常に美しいものを創造する可能性が含まれており、それを見事に実現している方々が、間違いなくいます。

 

ここにある「非常に美しいものを創造する可能性」とは、小説や映画やテレビドラマを含む「芸術作品」を主に指していると見られます。

それらの大半は、お気づきのように、まさに「混乱と無秩序状態」をそのまま反映しており、お世辞にも「美しい」とは言えませんが、そのような世界からしか生まれない「珠玉」が希にあることを指しているようです。

それが、「それを見事に実現している方々が、間違いなくいます」の意味でしょう。

 

(A)――そしてもちろん、皆さんが怖れる危険は、他の人間からの攻撃に過ぎません。そして実際にそれが現実化したとすれば、自己から自己に対する攻撃に過ぎません。

 

ここにある「皆さんが怖れる危険は、他の人間からの攻撃」というのは、その対象として特定または非特定の個人または集団(国家を含む)でしょうが、いずれにしても何かのキッカケで「皆さんあなた)」が頭の中に生み出した「恐怖を伴うストーリー」、つまり「非現実」ということでしょう。

したがって通常は現実化することはありませんが、仮に現実化したとすれば、それは「思ったことが現実になる」という仕組みの実現で、いずれにしても「自分の思いが招いた」のだから、「自己から自己に対する攻撃」ということになると考えられます。

 

基本的には、「幻想世界でゲームをしている」という「非現実」が私たちの現世界の根底にあるので、(@)は、言わば「幻想の野に咲く花」という感じでしょう。

そして(A)は、言わば「自作自演」でしょう。

 

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