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Q&A’19e1・「ガイア・アセンション」シリーズ
(19/05.06) 健康増進の鍵はアルカリ性志向の食事と持続的な運動
(Q) 小松様
お久しぶりです。ASです。
3年前に健康診断で少し太り気味と指摘され、断続的ですが、運動や食事制限をしてきました。食事制限は、白米を少し減らす程度の軽い糖質制限です。
それだけでも、体重は4s減り、腹囲、中性脂肪、コレステロール値、γGTP、BMI、Hba1cの数値が全て正常値以下になり、効果がありました。
次は、断食も始めてみようと思ったのですが、断食は、身体に負担になって逆に健康を害したりしませんか?
断食をする場合、どのような方法が安全で効果的でしょうか?
また、一般的な1日3食という食事回数は、適切なのでしょうか?
ネット上などでは、正反対の情報や論文が出回っているので、判断に迷います。
糖質制限や断食が有害という情報もあります。
白米を少量減らすだけでも、お腹の脂肪が減り、スリムになりました。
また、適度の空腹感があり、身体が軽く、スッキリ感があり体調は良いです。
アドバイスよろしくお願いいたします。
(A) 拝見しました。
あなたの場合は、健康診断で太り気味を指摘されたことが端緒で「断続的な運動や食事制限(軽い糖質制限)」によって正常値を実現された。しかし現状でいいかどうかに確信が持てないので、とりあえず断食にトライされようとしている――このようにお見受けしました。
したがって、あなたのテーマは、断食(または1日の食回数の削減)の良し悪しよりも、「確信を持って健康な体を増進させる方策」に切り替えられるのがベターだと思われます。
断食の成否は個人の生活環境に依存する要素が大きく、その環境や意識も短期間に変動することが少なくないので、その間に時間を空費するだけで、なかなか「確信」には至らないと思われるからです。
いっぽう1日の食事回数の削減は、あなたが一人暮らしをされているか、ご家族が一緒に食卓を囲むことが多いのかによって違ってくるでしょう。食材の仕入れから調理、そして後片付けなどを家族の誰がどのように分担しているかに関係なく、全員が「1日の中で食事に関わる時間が、あまりにも多すぎる」と感じているなら、回数削減は大いに意義があると思います。逆に、スーパーなどでの買い物も含めて、食べることに生き甲斐を感じている方がいる場合は、見解の差を埋めることが難しいかもしれません。
そこで結論を先に申しますと、このテーマにはシンプルな答が現に存在していると私は考えています。
それは、「アルカリ性志向の食事と持続的な運動」です。これを、着実に実行することが鍵になります。といっても、大して時間や労力を必要とするわけではありません。
もちろん心身の健康には、精神面や意識の持ち方も大いに関係しますが、これには個人差が大きくて一般化するのは適切でないので、ここでは触れないことにします。
人体は体液を「弱アルカリ性」に保つように出来ていることはご存知かと思います。これは、ヒトの本来の姿が「菜食」であることと大いに関係していると考えられます。
進化した宇宙同胞や地底同胞が全て菜食であることは、繰り返し伝えられています。例えば地底同胞の都市のひとつ「テロス」(その代表者)からのメッセージでは以下のように(オレリア・ルイーズ・ジョーンズ『レムリアの真実』による)。
――私たちは、純粋で高いエネルギーの波動を含む食べ物だけを食べます。その食べ物は自分たちで生産していて、完全に有機的で、完全なバランスがとれた豊富なミネラルを含んでいるので、強く若い体を永続的に保ちます。
この状態は、人間だけでなく、動物についても同様のようです。
――テロスでは、どの動物も穏やかで、ネガティブなことやどのような暴力にもあったことはありません。誰でもまったく安全に動物に近づいて、抱きしめることもできます。動物は人間を怖がりません。また互いを殺すことも、食べることもありません。すべての動物が菜食です。テロスの動物は、狩りをされることも檻に入れられることも決してありませんでした。寿命を全うすることを許されているので、地上の動物よりもっと長生きです。
そして地上の人類について、このような展望を与えてくれています。
――これから数年で皆さんは健康面で大発見をするだろう、と予言します。その大発見とは「気づき」です。気づきによって、皆さんは食生活をがらりと変えて、運動量を増やしはじめ、もっと楽しみ、肉体的および感情的ストレスを減らし、病気や疲労の状態をつくっていた古い信念を手放すことができるようになります。全体的で統合された生活様式が発見され、望む限り長く体を完全で健康な状態に保つために、大いに役立つでしょう。親愛なる皆さん、真の癒しとは、魂と意識からのみ来るものです。外側の治療方法はいつでも二次的なもので、それらから得られるものは自分の内的な変化の反映にすぎません。
そこで本論に戻りますが、人体の96%は水と有機物から成っており、残りの4%が無機物つまりミネラルで構成されていると言われています。食物から摂取する有機物は役割を終えると燃えて(それに含まれる炭素が酸化して、水と二酸化炭素に変わることによって)無くなります。
いっぽう4%に相当するミネラルの大部分がカルシウムとリンから成っており、他の微量元素つまり、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどを合計しても1%以下です(それぞれが重要な役割を果たしていますが)。
それに対してカルシウムは、単独で1%以上と多く含まれており、その大半が骨に存在して骨を構成する重要な要素であるだけでなく、骨という「貯蔵庫」との出し入れを通じて、人体の「恒常性」の維持など様々な役割を担っています(ちなみにマグネシウムも、その約6割が人体内で骨に存在しており、その「貯蔵庫」との出し入れがありますが、他のミネラルには貯蔵庫に相当するものはありません)。
ご存知のように、カルシウムは体液をアルカリ性にする要素、そしてリンは酸性にする要素です。
そこで問題は、伝統的な日本食にも内在していますが、それに加え、若年層を主体とする近年の急激な「食の欧米化(肉食への傾斜)」、そして「外食の増加(ファストフード[fast food]店を含め外食産業の隆盛)」、「惣菜など加工済食品の購入増」などによって、リンを多く含む酸性食品の摂取が増える一方で、カルシウムの摂取が慢性的に不足する傾向が強まっていることです。
それに輪を掛ける問題として、土壌の酸性化が昂進していることがあります。近年の農作物は、カルシウム含有量が激減していると言われています。その理由は次の通りです。
(1)雨が多いため、土中のアルカリ分(石灰分)が流される
(2)雨そのものが酸性になっている(いわゆる「酸性雨」)
(3)化成肥料(その多くが酸性肥料)を入れる
(4)同じ農地で耕作を繰返すので作物が根から出す水素イオンによって酸性に傾く
食物から摂取するリン(リン酸)が多いと、腸内で(同時に摂取した)カルシウムと結びついてリン酸カルシウムの結晶となり、腸から吸収されないで、便と一緒に排出されてしまいます。つまりリンは、カルシウムの吸収を妨げる作用をします。
こうしてカルシウムが不足すると、人体は骨に含まれるカルシウム成分を溶かして、体液の弱アルカリ性の維持などの生理作用を潤滑に保つようにしますが、それが高じてくると、女性に多い骨粗しょう症に至ることは誰でも容易に想像できるでしょう。
また男性に多い骨の変形(骨疎や仮骨)また椎間板ヘルニアにも至ります(カルシウムが足りないと、過剰または古くなった骨の消化吸収などの役割を持つ、破骨細胞は働きが悪くなるからです)。
しかし、問題がこれに止まらない点が、このテーマの核心です。
これに関して肝心のことは、ほとんどの現代人の体に存在するカルシウムには「善玉カルシウム」と「悪玉カルシウム」とが存在するという発見です。そして、これに関係する「カルシウムパラドックス」という問題です。
これを実体験や臨床試験などに基づいて整理して発表されているのは川村昇山さんで、1928年生まれの同氏は、今も現役で活動されています。
以下の話のイントロとして、似たような命題を探求されていた経営コンサルタントの徳永康夫さんが「不思議な深い縁」によって川村さんに巡り会った経緯が、同氏の著書『善玉カルシウムと悪玉カルシウム: 飲んで試した、命をかけた実験記録』(Amazonの紹介記事)にありますので、まずこれを読んでみてください(中間部の「商品の説明―内容紹介」)。
ちなみに、タイトルの「命をかけた」というのは川村昇山さんのことです。また文中の「ソマチット」は、フランス人の生物学者
ガストン・ネサン(Gaston
Naessens、1924年3月16日 - 2018年2月16日])が発見した超微小生命体「ソマチッド:"somatid" (tiny body)」のことで、今回のテーマにも関係しますが、本件とは別の独立したテーマとして、たいへん興味深い対象です。
ここで、「善玉カルシウム」と「悪玉カルシウム」について、いくつかある川村さんの著著の一部を引用します。
――人間には、100というカルシウムが必要で、それは骨に99と骨以外の体内に1という比率が正常な比率であることは前述のとおりです。しかし骨にカルシウムが不足した状態で、さらに体内のカルシウムが排泄されるとなると、100のカルシウムが維持できなくなります。そうすると、カルシウムの不足分を補充しようと腎臓で再吸収が始まります。その結果、体内の骨以外のところに残ってしまうカルシウムがあり、それは同じカルシウムでも「悪玉カルシウム」と呼んで区別しています。
もし、骨のカルシウムが80だった場合、骨以外の体内には、例え悪玉カルシウムであっても20なければ、体全体のカルシウムが100になりません。(体が)自発的に体のカルシウムを100にしようとはたらき、体に悪玉カルシウムを残してしまうのです。
次は「カルシウムパラドックス」の要旨です。
――カルシウムパラドックスというのは、骨のカルシウムが不足しているのに、血中にはカルシウムが満ち溢れているという状態をさします。血中のカルシウムが減れば、体はその分を補充しようとはたらくので、カルシウム不足が解消されない限り、腎臓から再吸収されたカルシウムは、体内に残り、悪玉が増えるわけです。
しかし、そのカルシウムは排泄されるべきカルシウムで、沈着しやすい性質をもつため、これが結石になるなどして、体に悪影響を及ぼしてしまうのです。つまり、骨のカルシウムが少ない人ほど、骨以外の体内(血中、筋肉、靭帯、細胞など)特に血管壁(動脈)にカルシウムが沈着しているケースが多いのです。
上の二か所の引用は、結論に絞って説明されているので、筋道を追って理解するには、上記した徳永康夫さんのサイトにある次の記事が参考になります。
以上に関連する重要な事柄は、食材を加工して(イオン化して)添加物として使用されているカルシウムは、体内で「悪玉カルシウム」として働くということです。
――薬用カルシウム剤は、前述の通りイオン化カルシウムであり、現代医学の薬学は成分の医学であり、そのほとんどがイオン化したものを使用しています。イオン化すると浸透性は高く、すばやく吸収され、効果を早く発揮します。薬は体にとって緊急事態の時に必要とされるものなので、当然イオン化でなければなりません。
しかし、薬以外で通常の健康を維持するために、イオン化したものを食品という型で継続して摂取することは、今までにも述べてきた通り、カルシウムパラドックスを招き、細胞に沈着することから収縮・凝固沈着を生じ、それが(血液の流れが悪くなる)瘀血(おけつ)現象の原因になります。これこそが悪玉カルシウムなのです。
したがって、水に溶けている硬度分の高いカルシウムや牛乳に添加されているカルシウム、その他添加物として使用されているカルシウムは、イオン化している悪玉カルシウムであり、人体には弊害を及ぼします。
上の引用についても、やはり徳永康夫さんが順序立てて説明されており大いに参考になります。
なお、カルシウムのサプリメントに関して、その体内への吸収率について具体的な数値で言及したサイトも見られますが、問題は、吸収されたカルシウムが身体(主として骨)に確かに定着したことを確認したかどうかでしょう。また普段の食事に加えてサプリを補給したケースで、骨量の増加が認められたというレポートもありますが、それが食事に由来するかサプリに由来するかを切り分けることは難しいでしょう(食事を断ってカルシウムのサプリだけで生活する「人体実験」は意味がないだけでなく、許されないことでもありますから)。
ちなみに、カルシウムの摂取に関する情報のほとんどは、日常の食事から摂ることを勧めています。
本件については、上記したリンク先(徳永さんの記事)も読んだ上で、ご自身でご判断されることをお勧めします。
川村昇山さんは、92歳になられる今でも、秋田市や横浜市で治療会を開かれるなど現役で活動されていますが、おそらくご自身のご体験も踏まえて、サプリメントとしては唯一「風化貝化石カルシウム(北海道八雲だけで採れる2500万年前の、今は絶滅したカミオニシキ貝の化石)」を勧めておられます(例えば「太古のカルシウム plus」という商品があります)。
不思議なことに、この貝化石には、前記したガストン・ネサンが自ら開発した倍率20,000~30,000という驚異的な顕微鏡で発見した、超微小生物「ソマチッド」が現在でも「生きたまま」働いているとのことです。「風化貝化石カルシウム」の効用が、それに関係していることは間違いないと思われます。
「ソマチッド」の研究は、ガストン・ネサンが後年を過ごしたカナダを始め海外ではかなり進んでいるようですが、その生き様は、人類を始め動物の細胞内で生命活動をつかさどる微小生物「ミトコンドリア」に似ていて、興味が尽きませんが、詳しくは別の機会に譲りたいと思います。
とりあえず、創造主(大御神さま)のお言葉をご紹介します(ミトコンドリアは天国への架け橋)。
〜主の大神様からのメッセージ〜
まず ミトコンドリアは生命の元であることだ
わが命を分け与えるにあたり 体肉が必要であった
神性部分と体の統一をどの様にするか
そこが課題であった
私のおもいが見事に実り
今現在 すばらしい 人 という 私の子供を造ることができ
大層 満足である
今後は このミトコンドリアを最大限に生かし
私の分霊である 私の一部として
私の待つ天国に戻って来るが良い
よいか ミトコンドリアが鍵を握っている
生命力の源となる
以上によって、私たちが日常の食生活で目指すべき方向について大筋はご理解いただけたと思います。
以下では、「新時代」に相応しい体造りを目標として、多くの人が陥っている現状の「酸性体質」から「(弱)アルカリ性体質」へ切り替えていくための実践的な手引きとして、具体的な食品名をリストアップしてみました。
「酸性体質」から「(弱)アルカリ性体質」へ切替えるための実践的な手引き
▶ Word版
▶ PDF版 (A4サイズ2ページの印刷に最適)
[注]:PDFファイルの閲覧機能はWindows2010以降には当初から備わっていますが、まだインストールされていない場合は、ご利用PCの基本ソフトに対応する〔閲覧ソフト(Adobe Acrobat Readerの日本語版など)〕をインストールする必要があります。
いっぽう「持続的な運動」については、次の「Q&A」に記載したものを参考にしてください。
ここにある「スクワット30回」は主に女性向けに書いたものなので、男性のあなたの場合は、「20回×3」または「30回×2」のインターバルで60回やることをお勧めします。
その場合、中間に2回または1回、20秒の休息を置きます。これは、立ったままで深呼吸をしながら「ゆっくり10数える」ようにすればいいでしょう。
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