アセンション時局’09b・「ガイア・アセンション」シリーズ


【目次】

(09/05) 官製の風評に踊らされる国民と現地の惨状

(09/05) 「新型」インフルエンザをめぐる日本の大混乱

 

 

(09/05) 官製の風評に踊らされる国民と現地の惨状

522日に「新型」インフルエンザ対策の緩和が発表されましたが、その後の神戸の「惨状」を、ついでがあったので見てきました。

出発の際に、ちょっと思い付いて新聞を買ってみました。そして新神戸駅に着くなり、現地の新聞を買いました。

まずは両紙で、「新型」インフルエンザの記事を比較してみましょう。

 

A:朝日新聞(東京版)524日朝刊

1面:(左下3段抜き)「新型インフルエンザ 感染確認やや減少」---これのみ!

 

B:神戸新聞 524日朝刊

1面:(トップ記事)「秋以降の流行に備え兵庫県検討委設置へ」、他4本

7面:(社説)「苦境を乗り切る手立てを」

20面[教育]1

22面[地域ニュース]:2

23面[地域ニュース]:1本(トップ記事)

24面[社会]:8本(全紙面)

25面[社会]:12本(全紙面)

26面[社会]:3

27面[社会]:2本(トップ記事)---以上合計35本!

 

まるで、県や市とマスメディアが一致協力して、「風評被害」の拡大に「尽力」しているかのようです。

まずは地元が正しい認識を持たなければ、どうにもならない時なのに。

 

次に、商店街などの状況です(各項目をクリックすると写真が現れます)。

1.センター街---元町と三宮を結ぶ関西で最大級のショッピングタウンの、日曜日の午後7時過ぎの状況です。「普通なら人が多くて地面が見えないのに、これには驚いた」とは神戸市西区在住で最近まで職場が三宮にあった方の弁です。

2.さんちか(三宮地下街)---センター街から三宮の各駅につながり、そごう神戸店など周辺の大型商業施設を結ぶ大型地下街で、普通なら人々で溢れている場所です。

3.阪神三宮駅前コンコース---さんちかから阪神三宮駅改札につながり、そこからJR三ノ宮駅、阪急・神戸高速・ポートライナー・神戸市営地下鉄(西神・山手線)の各三宮駅、神戸市営地下鉄(海岸線)三宮・花時計前駅などの駅にもつながる通行の要衝で、本来なら人々でごった返している場所です。

4.新幹線-京都駅発車時---普通なら、上り便は京都駅でほとんど満席になりますが。「打撃」が京都やJRにも及んでいるようです。

 

上記の、神戸新聞社説には、こう書いてあります。

苦境を乗り切る手だてを

新型インフルエンザの感染拡大が、地域経済を直撃している。

兵庫県内のホテルや旅館では、宿泊や会議などのキャンセルが相次ぐ。あるホテルでは、8割を見込んでいた客室稼働率が2割台に急落した。「なんでまた神戸で」。業者から悲鳴が聞こえてくる。宿泊キャンセルは7万7千人を超えている。

流通への影響も大きい。厳しい消費不況のさなかである。「客が半減した」という商店街、臨時休業に踏み切った地下街。地域商業が受けたダメージは計り知れず、経済危機に追い打ちをかけている。

兵庫、大阪などでの経済損失は8百億円に上るという試算がある。神戸商工会議所は地域経済に多大な影響が出ていることを重視し、支援措置を国に求めていく。その際、風評被害を含めて影響をきちんと把握することが大切だ。その上で、政府などに適切な対策を要請したい。

いま企業に重くのしかかっているのは、従業員の感染防止と業務の継続という二つの差し迫った課題だ。

(中略) 

阪神・淡路大震災の教訓で、多くの企業が危機対応のマニュアルをつくっているが、今回のような弱毒性の新型インフルエンザに対応したケースは少ない

(後略)》

 

この中間部は、次のように訂正するべきでしょう。

《阪神・淡路大震災の教訓で、多くの企業が危機対応のマニュアルをつくっているが、今回のような弱毒性のものを強毒性の新型インフルエンザとして当局やマスメディアが広めてしまったケースに対応したものはない。》

 

結局のところ、関係者はもちろん一般市民を含めた国民全体が、(本質から遠く離れた)情報だけに踊らされているのです。

 

舛添厚生労働大臣は、522日の緩和策発表の時点で「各地の皆さんが一番よく分かっていらっしゃるから、それぞれの首長さんにお任せするということです」などと、驚くべき責任逃れを言っています。

これでは、既に始まっているように、情報も見識も乏しい各首長の「個性」に応じてマチマチの、そして概して必要以上の「安全策=責任回避策」が実行され、それにマスメディアの扇動が加わって、「風評被害」が鎮静化するどころではないでしょう。

そもそも厚生労働省が不用意に「新型」などと名付けて騒がなければ、そして日本のマスメディアの習性を考慮して慎重に事を運んでいたら、今日の事態は完全に避けられたはずです。

 

まずやるべきことは、所管官庁である厚生労働省が、@当初の判断と対応策についての失態を認め国民に謝罪すること、A「新型インフルエンザ」の名称を例えば「弱毒性インフルエンザA」などに変更すること、そしてB全国共通の正しい認識と行動基準を定めることでしょう。

例えば世界で感染と死亡が最も集中したメキシコ市でさえ、521日に、「感染の拡大は収まってきている」として、5段階ある警戒レベルを、「いちばん低いレベル(季節性インフルエンザと同様に特別のことは何もやらない)」まで引き下げています

 

「弱毒の新型」の(空や地上からの)散布だけで十分に「攻撃の効果」を発揮できる状況を造ってしまった日本では、全国どこでもターゲットになる可能性がある(したがって誰でも感染する可能性はある)と考えるべきでしょう。

ちなみに兵庫県警は、特定の学校の運動部員が集団感染した原因の究明に少しは動いているでしょうか。警察の職務だという認識を持っているでしょうか。

いま大切なことは、仮に日本全体に広まっても少しも慌てる必要はないという認識を、国民全員が共有することです。そして、神戸や大阪だけを特別扱いしないことです。

 

とりあえず個人として注意することは、耳鼻咽喉科や内科の医者にかからないようにすることです。

たとえウイルスが弱毒であっても、もし感染していると日本の現状では、「患者としての管理」が始まり、半ば強制的に(強度の副作用を持つ)タミフルやリレンザを飲まされることになり、また周囲の者を巻き込むことにもなるでしょう。

ちなみに昨年までの統計によれば、世界で生産されるタミフルの約7割を、世界人口の2%に満たない日本人が消費しているとのことですが、「何かの作為がなければ、そうした状況が生まれるわけがない」と感じる程度の動物的本能は失わないようにしましょう。

 

本件に限ったことではなく、日頃からバランスのとれた食事、適当な運動、そして十分な睡眠によって免疫力を維持向上させるようにして、自分の自然治癒力を信じるようにしましょう。

それに加えて、@のどがおかしいなどの状況では、うがいなどの対処を早めにやること、Aのどの奥に炎症がありそうなときは、就寝時にタオルを巻くなどして首の周りを温めること、B状況によっては、なるべく限定的に、ビタミン剤や市販の風邪薬(ウイルス対抗ではなく、せき・たんや鼻づまりなどの緩和)を使うことです。

日常生活では、過度の対策や行動の制限をせず、「常に平常」であることを心がけましょう。

そして、どんな状況においても、ワクチンの接種を受けないことをお勧めします。

 

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(09/05) 「新型」インフルエンザをめぐる日本の大混乱

次の数字をご覧ください。

 

    (定点)  (推定患者数)

04-05  150万人   1770万人

05-06    96万人   1116万人

06-07   108万人  1250万人

07-08     67万人    780万人

 

近年の各シーズン毎の「季節性インフルエンザ」患者数です(最新データがある20072008シーズンは例外的に少なかった年とされていますが、それでもご覧の通りです)。

「定点」とは、全国約5000の報告を義務付けられている医療機関で、病院医院のごく一部です。

全国での推定患者数は、その約12倍とされています。

 

そもそも「新型インフルエンザ」というのは、「強毒型H5N1鳥インフルエンザ」が変異したインフルエンザ・ウイルスが出現してパンデミック(世界的大流行)が起こり何十万もの死者が出るという、どこかで発信された「予告」に基づいて、念のための対応策が考えられたものです。

ところが日本では、今回の「豚インフルエンザA/H1N1」は、「毒性は弱い」という知見が十分にあったにもかかわらず、当局が(当然マスメディアも)早い段階で「新型の到来」という誤った定義に乗ってしまい、本来なら是正するべきものを是正しないまま「走らせ続ける」という無責任状態になっています。

したがって、常軌を逸した「騒ぎ」が、独り歩きするという異常事態が起こっています。

 

日本の現状は、私たちの社会が「外からの攻撃」に対して極めて脆弱な状態に陥っていることに、関係者は気付いているでしょうか。

かつてアメリカで、「9.11同時多発テロ事件に引き続き、粉末化した炭疽菌芽胞が郵便物として送付され、肺炭疽病が発生し、社会全体が恐怖のどん底に陥った事例が連想されます。

つまり、弱毒の「新型」の兵器で、強毒以上の効果を発揮させることができる社会の状況を、行政と(「公式発表」を右から左へ垂れ流すだけで何の見識もない)日本のマスメディアが造ってしまったのです。

そこで例えば、体育部の交流試合などを空からヘリで「観賞」するフリをして、「(弱毒の)新型」を散布したとしたらどうでしょうか。山火事の消火の装備と経験で「ピンポイントの散布」はヘリの得意技なので、造作もないことでしょう。

そして、その「効果」は、試合に参加した生徒たちだけでなく、社会全体に及んで絶大なものがあるでしょう。

もっと広範に「効果」を出すには、「ケムプレーンという渡り鳥」を利用することもできるでしょう。

行政が、冷静に状況を把握する能力を失っては、国民は浮かばれません。一刻も早く、普通の「季節性インフルエンザ」のレベルへ、正直に失態を認めた上で、明白な言葉によって鎮静化させるべきだと思います。

 

とりあえず、この「騒ぎ」に巻き込まれないように注意しましょう。そして「新型騒ぎ」が、もっぱら日本で起こっていることを片時も忘れないようにしましょう。

基本的に、季節性インフルエンザと同様に、「感染しない方策はない」と考えたほうがいいでしょう。

したがって、普通の風邪やインフルエンザへの心構えと同様に、万一感染しても発症しないように、また発症したとしても重篤な状態にならないように、日頃から免疫力を落とさないように(強化するように)努めることが本筋だと思います。

そして、風邪のような症状が出たり熱があったりしても、自分の免疫力と自然治癒力で必ず治せると信じて、そのように対処することです(例えば、のどの不調に対しては塩水の「うがい」が有効ですが、もっと奥の方に炎症がある場合は、首の周りにタオルを巻いて就寝するようにしましょう)。

これまでと違って今の社会状況では、下手をすると予想外の広範な騒ぎを引き起こし、周りに多大の迷惑をかけることになる可能性があるので注意しましょう。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=aQTTLTvBsYrs&refer=jp_japan

少々熱が出たぐらいのことで騒がないようにすることです。

熱が出るのは、からだが体温を高くして治癒を促進するプロセスが起こっている証拠です。

 

今は、「自分の責任は自分がとる」という心構えが、特に大切だと思います。

 

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