〔HOME/新生への道(The
Way for the New Birth)|トップハイライト全容〕
Q&A’15d・「ガイア・アセンション」シリーズ
(15/01.29) 「この時代の真実」から若者たちの前途を想う
(Q) 小松様
こんにちは。
いつもお世話になっております。
「人間の新生」 http://finale11.blog.fc2.com/blog-entry-13.html
についてブログに掲載させて頂きました。
どうぞよろしくお願いいたします。
(A) 拝見しました。
ありがとうございます。
地球に関することは人類(地球人)に係っていること、そして「移行」の最終タイミングの鍵は「テラ(地球の意識:ガイア)」が握っているという基本認識はよく理解できます。
しかしいつも私の念頭から離れないのは、「この時代の真実」について何も教えられず、したがって何も知らないまま日々を過ごしている大勢の人々、特に若い人たちのことです。
たまたま「週刊金曜日」の2015年1月16日号で、「若者に広がる“新しい宿命感”」というテーマの特集をやっていました(全11ページ)。
これは精神科医の斎藤 環さん責任編集で、男女の大学生5人へのグループインタビューと専門家3人の論考、そして斎藤さんの総括から成るものです。
そこでは(「努力は才能または個性」という新奇な認識が根底にあり)「努力しても報われない」と考える日本人が若年層を中心に急増している一方で、「自分は幸福だ」と感じる人や「現状を変えようとするより、そのまま受け入れる方が楽に暮らせる」と感じる人が同様に急増していることが明らかにされています。
これに対する論評として、余計な希望など最初から抱かず、そもそも「幸せ」である状態への期待水準も低ければ、現実に対する不満感はそれだけ低下する。
ただしそれは、満ち足りていると言うよりは、さしあたり不満なことが思いつかないゆえの満足度であり、裏に「問題はすべて自己責任」という“不満の抑圧”が透けて見える。彼らは「足るを知る」というよりも「“足りない”を知らない」だけなのではないか。
そして新しい宿命感の下では、「努力すれば報われる」機会を社会的に剥奪されていることが、当事者には意識されにくい。それを自らの資質のせい思い込んでしまい、自責感のみが強化される。
こうした状況下で非行少年が消滅して、ひきこもりが増えること、すなわち「反社会性」が消滅し「非社会性」が強化されていく――などが述べられています。《希望を抱かない若者の人生観とは》
私自身も最近の「Q&A」に次のように書きました(2015年1月5日)。
(http://gaia-as.universe5.com/qa15a.html)
「数年前に比べて、随分と人も情報も錯綜してきている」というご感想には同感です。
おそらく「人」と「情報」とが相互に影響し合って、必ずしも好ましくない方向に「盛り上がって」いるのでしょうが、その根本には「人」が変わってきたことがあると思います。
(中略)
そして男女を問わず、内向きの「小さな幸せ」に安住しようとする。
しかし「これでいいのか」という思いは消えないので、何かの拠り所を求めようとしている状況が「人も情報も錯綜してきている」というご感想の基にあると思います。
こういう状況では男女ともに、対象が何であれ、例えば「60年安保闘争」のような「熱気」は出てこないでしょう。
あるいは、いまオーストラリアで大きな社会現象となっている「#illridewithyou(I will
ride with you:一緒に乗ってあげます)」に準ずるような「ポジティブな奉仕的行動」が日本で広がる可能性があるでしょうか。
(http://www.abc.net.au/news/2014-12-15/illridewithyou-hashtag-takes-off-following-siege/5969102)
もう一つ、現代の若者たちが自らを狭い領域に封じ込めようとする“新しい宿命感”として、《「他者からの承認」という呪い》が指摘されています。
これは、「自信」をはじめとする自己肯定感のありようが、ほぼ全面的に「他者からの承認」に依存していることです。
その背景のひとつは、「SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)」などによって近い他者と「承認力」や「コミュ力(コミュニケーション能力)」が容易に比較可能になったことがあり、「いいね!」の数やフォロワー数で承認の度合いを容易に数値化できるSNSサービスの流行⇒定着ぶりを見ると、「承認依存」と「コミュ力偏重」との密接な結びつきが見てとれる、と述べられています。
しかし同時に、自らの実存を他者からの承認に依存する限り、若者は慢性的な不安から逃れることはできない。承認を追求しようとすればするほど、「流動性の不安」が増大するというパラドックスにはまることも指摘されています。
さらに遡って、90年代以降の「新しい学力観」の導入がこの状況を準備したとも言える。(「ゆとり教育」による)テストの点数のみならず、学習の態度を優先的に評価するこの制度は、結果的に生徒に対して「承認依存」を定着させた(進学に内申の影響が大きいことも含めて)。
これは評価という報酬で学習意欲と言う内的動機づけに介入しようとした点で、心理学的には間違った手法でもある。《学校から始まる「再」全体主義化》
つまり、「承認依存」をもたらしたのは、第1に教育制度、第2にコミュニケーションのインフラだったとも考えられる、と総括されています。
(「週刊金曜日」からの要約・引用終り)
以上のような傾向は、例えば『アセンションものがたり(上)(下)』に詳しく描かれているような、新時代の地球人にふさわしい資質からますます離れていくことになります。
いま望まれるのは、瞬間ごとに自らを自在に変容させて、宇宙的原理を生きながら自由闊達な個性を発現する個人へと進化していくことだからです。
問題の根源は、若者だけでなく多くの大人たちも含めて、自分たちが持っている知識・情報の外に、巨大な「この時代の真実」があることを知らない、また知らされていないことにあるでしょう。その背後には、アトランティス崩壊から現在に至る不幸な歴史[注]と、それに根差した世界の現状があるわけですが。
改めてトインビーの言葉を思い起こします。
「私たちは正しい情報を受けているだろうか? 人類の前途はその答に掛かっていると断言しても、決して誇張ではない」
この先の展開の中で、「光の戦士たち」の努力や高次元からのサポートも含めて、奇蹟的な変化が現れてくることを期待したいと考えています。
「テラが一瞬で移行する」までに間に合うように。
[注]:2012年や人類史の大部分に関する大方の議論について興味深いことは、約12,500〜13,000年前にあなた方の惑星上で起こったこと、つまりあなた方がアトランティスの崩壊として知っていることについて、無視しているという点です。
また、その知識を葬り去ろうとして非常に熱心に働いた人たちがいます。彼らによって、化石に残された歴史やそのとき実在した証拠が、化石の記録というよりむしろ人工物などが、注意深く取り除かれました。それらはあなた方の惑星上で発見されたものですが、アトランティスの真実を実証するあらゆる証拠はことごとく破壊され、取り去られたのです。
再度言いますが、それらのすべては、いわゆる「ヤミの勢力」としてこの惑星を歩んできた人々によって、非常に活発に、かつ上手に演じられたゲームの一部です。
しかし真実は、アトランティスの崩壊は実際に起こったということで、今でもその証拠は確かに残っていて、その一部はよく知られており十分な裏付けがあります。(創造主 アセンションと2012年を語るC)
【関連】
[このページのトップへ戻る]
[Q&A目次]
[Q&A目次(ケータイ専用)]
[ホーム]
Copyright© 2015 Eisei KOMATSU