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Q&A’16a1・「ガイア・アセンション」シリーズ
(16/01.17) 「節水」から見えるニュージーランド国家運営理念の先進性
(Q) 小松さま
ご連絡ありがとうございました。
北半球の大惨事は別世界のように、オンゴイではのどかな時間が流れています。
今回の年越のパーティーに、リマから夫の長女(2歳の時から週末や学校が休みの時に私達夫婦と私の4人の娘達と過ごして育った)と、その家族(母親、母親の妹と娘たち2人、母方の祖母)がオンゴイの私達の家に遊びに来ていました。
お互いに喜びに満ちた一週間の滞在中、どうしても、と2歳の雄馬をプレゼントしてくれました。馬が大好きな(馬上アクロバットを習っている)私の長女の義妹がスエーニョ(スペイン語で夢を意味します)と名付けてくれました。
それ以来、何とも夢見が素晴らしいのです。
毎晩、大輪の咲き誇った花に囲まれて生活している様子、自分の手中にも花束、会う人の手中にも花束、そんな夢が続いています。
長年、目覚めた時には見た夢を覚えていない状態が続いていたのですが、スエーニョのお陰か、昼も夜間も大自然の美しさに囲まれた感動に満ちた毎日を送っています。
さっそく、スエーニョにお嫁さんをと思っていましたら、今日、1歳半の雌馬をプレゼントしてくださる人が現れました。
その方はかなりの広さの畑に種を蒔いて、芽が出たものの雨季の雨の量が充分でない為、働いた分のほとんどを失いかけているので、オンゴイよりさらにもっと標高の高いところに住んでいるシャーマンに助けを求めにいったところ、オンゴイの地域は別の人のエネルギーの影響を受けているので、その人のところに頼みに行きなさいと言われたそうです。
そして、その別の人というのが私だということで、馬はその謝礼ですということなのです。
夜間にたっぷりの雨を、日中は太陽をお願いします、と言われました。
ほとんどが自給自足に近い生活をしているので、村中の人のためにも 、夜に充分な雨が降り、昼間は晴れて植物が元気に育つことに、感謝をいたします。。。
目の前は今、夕焼けで空は真っ赤に輝いています。それでもすぐ後に雨が降る、アンデスならではの空模様です。
この雨季が村人にとって、実りの多い時期であることを意図し、感謝いたします!私は神と一つです。
(A) 拝見しました。
にぎやかな年越しだったようですね。
北半球の「先進国」のように、近代文明に汚染されて人の心に断裂が起こる前の、自然に密着した人々の営みが感じられます。
前に簡易水道の故障で断水が起こったお話がありましたが、今回も雨水と水利用の話題が出ていますね。
実は当地では市の大半のエリアが盆地の中にあり、その地下が巨大な「天然の水がめ」になっていて、市の上水道の8割は「水がめ」からの揚水で足りています(新規の井戸掘りは禁止されています)。
そのお蔭で、水道料金が他の都市に比べて大幅に安く済んでいます。
しかし数年前に、盆地の外側にある当団地にも市の下水管が伸びてきた機会に、団地自前の下水処理施設を廃却して市の下水道に直結する変更を行って以来、下水道料金が上水道の使用量にリンクして賦課されることになり料金が跳ね上がりました。
そんなこともあって、水の使用には何かと気を使っています。
例えば、大して汚れていない食器は洗わずに繰返し使う、ナイフやフォークなどはミカンの皮などで拭いてそのままOKとする、お風呂のお湯は追い焚きだけで済まして数回は繰り返し使う、など。
節水の理念や雨水の利用については、ニュージーランドの人々の営みが大いに参考になります。
もともと人口密度が小さく、特に散居型の住居が多い郊外では、屋根などから大型の雨水タンクに貯水する水利用が通例になっているようです。
1.http://rainiernz.com/?m=201502
2.http://www.apalog.com/seri-emi/archive/1974
しかし上水道が完備している都市部でも、日本人には異常とも思える「節水生活」が当然のことのように行われているのは、国家の在り方としての基本理念を、国民全体が貴重なものとして守っていく姿勢が根源にあるとみられます。
北欧などと並んで、こちらこそ真の「先進国」だという気がしています。
3.http://e4.gofield.com/column/archives/000228.php
4.http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/17/natural-energy-yosumidaisuke_n_3939787.html
5.http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/19/natural-energy-yosumidaisuke2_n_3958669.html
◆上の1.2.3.を編集して次にまとめました。
(なお、2.には芹澤 絵美さんの2016年1月12日のブログをイントロとして追加しました)
・ニュージーランド移住というオルタナティブな生き方と「水」との関わり
◆上の4.(前篇)と5.(後編)を編集して次にまとめました。
・ニュージーランド国家運営理念の先進性―四角大輔インタビュー
【関連】
・〔外部リンク〕ペルーアンデス・オンゴイ村の日々
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