石舞台遺跡は超古代のパワーセンター
―特別写真読物―
(Part1)
同窓会で西下した機会に合わせて、以前からの懸案だった飛鳥の「石舞台遺跡」を訪ねました。
誰でも知っているこの遺跡を、こと新たに採り上げる理由は、この先に私たちが直面する事態に対処する一つのケーススタディになると考えるからです。
つまり、これまで信じ込まされ信じてきた「虚構」を乗り超えて、続々と現れてくる宇宙的真実に対してスムーズに心を開いていくことが、誰にとっても致命的な課題である時代を私たちは生きているのです。
さて、前日および前々日の同窓会は汗ばむほどの陽気に恵まれましたが、前夜に泊まった奈良市内ホテルのNHKテレビは、当日4月11日は1時間に40〜50ミリの豪雨に見舞われるとの予報を流していました。ご丁寧にアニメーションまで制作して、そのレベルの豪雨の恐ろしさを警告していたのです。
「そのおかげ」と言うべきか、午前9時半頃に着いた近鉄飛鳥駅前に人影はなく、ただ一人バスの運転手が、人待ち顔でバスの外に立っていました。
結局バスは私ひとりを乗せて発車し、途中で乗降した地元の人は2,3人いましたが、石舞台で私が降りると、そのさき橿原神宮前駅東口まで行くバスは無人となりました。
案の定、石舞台遺跡の来訪者はポツリポツリという程度で、天候は雨が降っても霧雨程度で風もなく、絶好の「観察日和」になりました。
ちょうど桜が満開のこのタイミングに、「何ともったいない」という思いもありましたが。
まずは以下の写真を、特に石室の天井を構成する2つの巨石を支える完璧な仕組みに注目しながら、ご覧ください。
ちなみに、南側の巨石(巨石A とします)は77トン、北側の巨石(巨石B)は64トンで、天井石の合計は約140トンと見積もられています。
また石室の寸法は、長さ7.8m、幅3.4m、高さ4.8mです。
【注】以下の画像はクリックすると拡大します。ブラウザの〔戻るボタン〕を押すなどして戻ってください。
@石舞台遺跡の全容(西面) A南西面(右方に地下石室への入口がある)
B南東面(左方に地下石室への入口) C南側天井石(巨石A )を支える石組
DE地下石室への降り口付近から参道を見る(中央のラインは排水路)
F石室の南側(人物の先は参道) G同・右側面(西面)の石組
H石室の北側 I2対の天井石は手前(南側:巨石A)と奥(北側:巨石B) J北東隅上部の石組
K全容(西面) L:Kに見える説明パネルの上部付近の石組
M2対の天井石を支える構造(西面) N北側天井石(巨石B)を支える石組 O南側天井石(巨石A)を支える石組
P北西面 Q:Pの左角にある北側天井石(巨石B)を支える石組
R全容(東面) S:R中央部の構造
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