アセンション時局

 

01.11.22「公式発表」への圧力

 

アメリカでグリーア博士が主宰する「暴露プロジェクト」については、このページの (01.05.24)(01.05.28) および (01.06.11) で既に紹介しました。当時予告されていたアメリカの主要都市での報告会は、ほぼ予定通り第1巡を終了したようです。また、同プロジェクトのホームページwww.disclosureproject.org/ には、911日の出来事に関連するグリーア博士の分析が掲載されています。報告会の内容と上記グリーア博士の分析などから読み取れる、事実の一端をここに紹介します。

 

「分析」はかなりの長文ですが、911日の出来事について、短期的な是正措置もさることながら、重篤な病気には細心の配慮が必要で、このような事件を引き起こす病根にまで掘り下げて見なければならない、と言います。そして、その行為を決して大目に見るものではないが、それらは無から生じるものではないから、残虐行為が生まれる根っこを認識して正していかなければならない、とも言っています。その「病根を正す」ことに、このプロジェクトが大きくかかわっているというのが博士の立場です。その鍵は、これまで何十年も観察されてきたいわゆるUFO現象にあり、それを明らかにすることによって、すべての課題がほぐれていくと言います。

 

また、「暴露プロジェクト」で是正が必要としている実態について、イノウエ上院議員の発言が紹介されています。それは、「独自の空軍と海軍を持つ《陰の政府》が存在して、独自の資金収集のメカニズムを持ち、国家利益について独自の考えを遂行する能力を持っている――それは、三権分立による権力の抑制と均衡の外にあり、法律をも逃れている」というものです。別の議員が、1994年にグリーア博士に語ったことによると、1年に400億ドル(5兆円)から800億ドル(10兆円)の資金が秘密のオペレーションに流れているとのことです。

 

民主主義の法治国家でそんなことは不可能だ、というのが大方の感想だろうと思います。しかし、それを可能とする仕掛けがあるのです。それは「個室化」という手法です。プロジェクトを徹底的に細分化して、「個室」にしてしまうわけです。それぞれの個室でやっていることは、個室の中の者しか知らない。それだけでなく、個室の中の者は、他にどんな個室があるかも知らない。つまり、「左手は右手がやっていることを知らないだけでなく、右手が存在していることすら知らない」というわけです。このような「個室」を、発注先の民間企業にも造らせるのです。このようにして、適正な手続きによる評価と承認のプロセスを排除しているのです。

 

「個室」にはプライバシーがあるから誰も、大統領でさえも、中を覗くことはできない――オペレーションの中心にいて、すべての個室を掌握し管理している少数の者以外は――という次第です。グリーア博士は、正式の国家統治機構に属するメンバーの99%以上の者が、「個室」へのアクセスを拒絶されていることは間違いないと言い、この仕組みは社会の土台を蝕み、テロと何ら変わるところがないと言います。そして、これまで何の是正措置も取られてこなかったが、いまや変化を要求するべき時だと主張しています。

 

ここに、19611月の、アイゼンハワー大統領の退任演説の一部を引用します。

「国家統治機構の者が相談し合って、軍産複合体が――意識して求めたかどうかは別として――正当でない影響力を獲得することを警戒しなければならない。不適切に与えられた力が、破滅的に増大する可能性があり、それは簡単には消えない。この複合体の影響力が、われわれの自由や民主的な手続きを脅かすことを許してはならない。どんなことでも、それを当然のことだとみなすことは危険だ。この産業と軍からなる巨大な軍事機構と、われわれの平和的な手法と目的を力ずくでかみ合わせて、安全と自由とを共に伸張させることができるのは、用心深く聡明な市民だけなのだ」

軍人出身の大統領が、これを言ったことに重みがあります。アイゼンハワーの後を継ぎ、19631122日に、道半ばで暗殺されたJ.F.ケネディー大統領が、この状況を打破し、またUFOの機密も公表する意思を持っていたことは、多くのアメリカ人に信じられています。あれから40年近くの歳月は、アメリカにとって、また人類全体にとって何だったでしょうか?

 

グリーア博士は目的を達するまで続けると言っています。目的とは、これまで隠蔽してきた事実を政府が公式発表することです。ちなみに、先日私がこのプロジェクトのホームページにアクセスしたとき、アクセスカウンターは(200151日からの累計で)5,874,699でした。再度アクセスしたとき、この数字が秒単位で増えていることがわかりました。このテーマについて、いま世界の関心がいかに高いかを示しています。この流れを止めることは、もう誰にもできないでしょう。

 

01.09.23)新しいアメリカ、新しい世界

 

世界経済の現実の中に、いずれ来るべきもののスケジュールが、少し早まったようです。これは、アメリカにとって、あるいは世界全体にとって不幸なことでしょうか? 決してそうではありません。この話の前提として、アメリカ経済が、いかに「危うい均衡」の上に乗っていたかについて、このシリーズの《時代の分水嶺》[第1回]いま経済の深層で何が起っているのでしょうか?」を参照してください。

 

このたびの「時代の転換」に関しては、最近のアメリカの政治運営姿勢が、「巨悪」の出動に口実を与えた面があるかもしれません。数え切れないほど多様な人種、環境条件、経済水準そして文化的宗教的背景を持つ国々からなるこの地球という星において、世界全体の福利と平和の増進のために、大国としての力と資源をどう生かすかに意を用いるよりは、もっぱら自国の経済成長と安全の確保に注力するという政治運営が際立っていました。

 

いずれにせよ、これからのアメリカと世界の経済の筋道は、かなり明確に予見できるようになりました。2000年の国際収支(経常収支)の赤字が実に4350億ドルで、世界最大の累積債務(「対外純資産残高」の負債)を背負うアメリカ経済の「危うい均衡」を成り立たせてきたものは、それに見合う巨額の資金流入でした。その背景として、先進国最大の経済成長率と高い金利水準、持続的な株価の上昇、経済規模と軍事力を背景とした世界の基軸通貨としてのドルの安全性などがあります。財政に関しても、この「アメリカ版バブル経済」がもたらした財政黒字を民間に還元するため、大幅な減税を敢行したばかりでした。

 

いま、これらの「光芒」が、急速に失われようとしています。株価の崩落は、家計金融資産の56%を株式・投資信託・債権で運用するアメリカでは(日本ではこれらは14%に過ぎず、54%が現預金)、想像を絶する「逆資産効果」があります。もちろん、株価だけでなく安全上の理由でも、アメリカからの資金の引き揚げがじわじわと進むでしょう。国際収支の赤字(海外からの資金流入)で「熱狂消費」をまかなうという、世界でアメリカだけに許されていた「図式」の適用は今年が最後になるでしょう。仮面の部分がはがれて「分相応」の経済になります。同時に「熱狂消費」も終えんします。

 

個人消費支出はアメリカのGDP(国内総生産)の68%を占め、アメリカ経済の最大の牽引役でした。しかし、上記の「逆資産効果」に加えて、すでに始まっていた「ITバブル」崩壊に伴なうレイオフや最近アナウンスされた航空輸送業界や航空機・ジェットエンジン製造業での大規模なレイオフに加えて、観光業、娯楽産業、流通・小売り業、金融業など広範な業種で今後予想されるレイオフが、個人消費に急ブレーキをかけるでしょう。いわゆる「最終需要」である個人消費の減少は、産業連関を通じて最終的には素材産業にまで及び、ほとんどの産業分野で売り上げの減少と在庫の増加が、企業業績の足を引っ張ることになるでしょう。

 

この状況は、個人所得税と法人税の減収となって、財政を直撃します。上記の大幅な減税の後、わずかに残っていた財政の黒字マージンは簡単に食いつぶされて、かつてアメリカ経済のガンといわれた「(国際収支と財政の)双子の赤字」が復活するのは時間の問題でしょう。これに加えて、この10年間に日本政府が犯した誤り(財政出動による景気振興策の空振り)を模倣するとすれば、財政の窮乏化をいっそう加速することになるでしょう。もし戦争を起こすようなことがあれば、これに輪を掛けることになります。

 

本来ならこの状況では、ドル価値の下落(ドル安・円高)がじわじわ進むはずですが、日本経済自体が先進国最悪の財政赤字や滞積する不良債権などを抱えて脆弱なため、幸か不幸か崩落的な変化が起こりにくい状況にあります。大局的に見ると、「危うい天秤」は一方に振り切れるよりは、支柱ごとずるずると下がっていく様になるでしょう。つまり、日本もアジアも、そしてヨーロッパも、それぞれのアメリカ依存度に応じて、打撃をこうむり、経済規模が縮小していくことになるでしょう。これを、「アメリカの没落」あるいは「世界同時不況」などと評する人が出てくるかもしれません。しかしそれらは、事の本質を捉えた見方ではありません。

 

アメリカはこれから、200年前に勃興して以来一度も経験したことのない「対極」を体験することになるでしょう。「極性の反転」が起こったのです。多くのアメリカ人が、これまでのような富裕ではなく、相対的な意味の貧しさを味わうでしょう。しかしそれによって、物の見方の幅が広がり、魂が磨かれることになります。追求すべき目標を変えることによって、直ちに心の安寧が得られます。富裕でも貧乏でもない中庸のなかに、内からも外からも乱されることのない、真の心の豊かさを発見する人が増えてくるでしょう。

 

これまで、ほとんどのアメリカ人が、アセンションから最も遠いところにいました。ひとつの極端の体験だけでは、アセンションは困難です。これはアメリカ人に限ったことではありませんが、「対極の体験」によってバランスをとることが、アセンションのためにどうしても必要なのです。今後アメリカは、社会全体として目覚めていくでしょう。価値の重心が、物質至上主義から精神的充足へ移っていくでしょう。情報(発信)大国としてのアメリカの地位を考えると、それは、人類全体のアセンションのプロセスに、絶大な影響を与えることになるでしょう。

 

01.09.15)いま平和を希求しよう

 

死者の魂の真の癒しは、報復ではなく、平和の実現によってもたらされるものではないでしょうか。いま世界は、その逆の方向に動いているようです。

 

真相の究明が緒についたかどうかの段階で、「これは戦争だ」と叫ぶ。そして、説得力のある根拠を何も提示しないで、「首謀者」と「敵国」を示唆し、それが既成事実化されていく。メディアが一丸となって、ムードを盛り上げる。報復のためなら「無関係な市民を巻き込んでもよい」という世論が形成されていく。これは、心有る人々の平和への思いを吹き飛ばし、この地上を更なる恐怖、憎悪そして混乱で埋め尽くすという、「張本人」の意図の実現に全面的に「協力」することにならないでしょうか。

 

メディアが繰り返して流す、「ニュース特集」にはまり込まないように注意しましょう。今やるべきことは、地球の平和を祈念すること、そして「思い」の現実創造力を信頼することです。

 

01.09.14)金山巨石群

 

岐阜県金山町の巨石のHP(ホームページ)がスタートしました。日本語版英語版を同時に立ち上げたことは、自治体のHPとして、1つの壮挙と言えるのではないでしょうか。私はこのHPの編集に協力し、英語版のための翻訳を担当させていただいたのですが、人類の歴史観や科学観の転換を迫る可能性を秘めた、この種の古代遺跡についての情報発信は、この時代の要請に応える意義のある企画だと感じています。

 

金山巨石群は、ただ見るだけでも充分価値のあるスケールを持っていますが、このHPでは、もともと太陽暦(ソーラー・カレンダー)としての機能を持っていると思われる巨石群についての、考古天文学的手法による組織的な調査結果を、写真やグラフィック・アートを多用して紹介することに力点を置いています。

 

太陽暦の機能を持つ巨石群の設計・建造について考察する時の重要なポイントは、それらが春分や夏至など特定の日にちの限られた時間帯(時には数分以内)をターゲットにしているため、基本的に現場でテストビーム(参照光線)を得ることは、ほとんど不可能だということです。建造に際して、幸運にして1年のその特定の日時に日照が得られたとしても、数分以内に巨石を動かして調整を完了させることは、可能性の範囲を大きく超えています。さらに、地形や巨石の形状を考えると、紙上計算で結果を出すことも容易ではありません。

 

これは、金山巨石群に限らず、同種の機能を持たせた古代遺跡、例えば、イギリスのストーンヘンジ、エジプトのアブシンベル、アイルランドのニューグレンジノウスなどに共通する命題です。山野を越えて巨石を移動させた方法も含めて、これらのメカニズムは、現代科学の視点だけで論理的に納得することを拒絶する、何かを持っているように思えます。

 

01.08.23)台風11号と気象庁のアルゴリズム

 

はからずも、今回の台風11号は、非常時の公式発表と報道というものの「素性」について、貴重な教訓を私たちにもたらしてくれました。822日に、中部、関東、東北そして北海道では、気象庁の発表を受けて報道される内容と(その地その時刻の)実際の気象の状態とのズレの大きさに、疑問を持った人が少なくなかったのではないでしょうか。台風が午前0時ごろ紀伊半島に上陸して、中心がバラケてしまった頃から、気象庁の発表が(したがって報道も)「迷走」し始めたのです。

 

台風11号は、「速度が遅い、スピードが上がらない」あまり例を見ない台風で、「雨や風に長時間さらされる」という報道を繰り返し聞かされました。実際には、日本付近で北東に向きを変えた頃から急にスピードが上がる「フツーの台風」だったのに---。インターネットで、ほとんどリアルタイムで見られる「ひまわり画像」では、「中心が志摩半島から伊勢湾へ出た」頃には、明らかに新潟と伊豆半島を結ぶ線上に達しており、中心はやや新潟寄りにあって、強い雨域は関東地方に移っていました。同様に、「伊豆半島の土肥付近に再上陸した」12時頃には、すでに東北地方にまで達していたのです。

 

私は、「中心が水戸付近にあるとみられる」午後6時に、その30km北の日立市にいましたが、小雨程度だった雨が完全に上がってほとんど無風状態でした。台風の目に入ったのではありません。それから天気はどんどん回復して、常磐道を東京に向かっていた午後7時から8時にかけては、三日月が西に傾き、南西の空には火星が赤く輝いていたのです。道路も完全に乾燥したこの高速道で、相変わらず「雨・走行注意」の表示は掲げられたままでしたが---。「前宣伝」が効いたためか、途中の守谷サービスエリアの大型表示板を見ると、首都高速とそれにつながるすべての高速道で渋滞が皆無という、この時間帯ではありえないことが起こっていました。

 

結局、おかしかったのは気象庁のアルゴリズム(多様なデータから特定の結果を得るために、あらかじめコンピュータに登録しておく計算のロジックと手順)です。そのアルゴリズムに、日本中が振り回されたのです。上陸して目がはっきりしなくなった台風の中心を特定するために、気象庁は、周辺の気圧や風向・風速などの膨大な観測データを、同庁が誇るスーパーコンピュータに入れて計算させ、必要な結果を得ようとしたのでしょう。元のデータ自体には間違いはあり得ません。問題は、それを扱うソフトウェアなのです。

 

自ら開発した(おそらく新しい)アルゴリズムに惚れ込むあまり、簡単に目視できる「ひまわり」の画像には見向きもせず、計算結果のプリントアウトを神のごとくあがめる。したがって、「アルゴリズムに間違いがあるかもしれない」とは夢にも思わない。そして、それを報道機関に右から左へ流す。「気象庁の発表」を盲信する報道機関は、それをオウム(鸚鵡)のごとく繰り返す---という構図です。それだけでなく、それらの報道機関は、既に台風が通り過ぎて晴れ間ものぞいている地域からのレポートを繰り返し、現に渦中にある地域の状況には見向きもしないという、トンチンカンをやっていることすら気が付かないのです。この程度のレベルの報道機関が大勢を占めている状況では、それこそどんな「マス・トリック」でも可能なのではないかと、空恐ろしくなります。

 

これから得られる教訓は、どんな状況においても、自分の「皮膚感覚」を第1の判断基準とし、落ち着いて状況を観察することです。そして、直感を信頼すること。また、直感が冴えるように、日頃から感性を磨いておくことです。加えて、あなたにはインターネットという武器があります。全国すべての観測地点の、毎正時の降水量、風向風速、気温そして日照を5分後に見られる「アメダス」の画像は、例えば IMOC Weather Page で見られます。面白いことに、同じサイトで見られる気象庁発表の「台風経路図(動画)(20018238時発表)」では、3時間毎の台風11号の中心地点が、22日の発表とは別の位置に(ひそかに)替えられて、より実際に近いものになっています。例えば、午前9時の中心は、伊豆半島直近にあります。これは、2時間半遅れで発表される「地上天気図(これも、同サイトで見られます)」と当初の発表との矛盾点を修正したものとみられます。

 

また、ひまわり画像に加えて、アメダスの日照、気温、降水などの地図が、TBS Weather Guide で見られます。ひまわりやアメダスは気象庁の所管、またTBSはご存知の報道機関です。この方々は、何を見ているのでしょうか?

 

01.08.21)『シャンバラの秘密』

 

先日、書店の洋書コーナーで、“The Secret of Shambhala”の文字が目に飛び込んできました。取り上げて著者を見ると、日本でも評判になった『聖なる予言』のジェームス・レッドフィールドではないですか。「シャンバラ」に惹かれて買い求め、それこそ「昼夜兼行」で読みました。それだけぐいぐいと引っ込まれるものがあったのです(この著者は、なかなかのストーリー・テラーです)。そして、この時代のすべての人に読んで欲しい著作だと思いました。

 

私は、アメリカや日本の出版界を日常的にウオッチしてはいないので、とりあえず原書の初版を確認してみると、1999年夏とありました。そうであれば既に邦訳が出ていてもおかしくないが、聞いた気がしないな---と思いました。少なくとも出版の予告ぐらいは出ているだろうと思って、インターネットの検索エンジン“Google”で「シャンバラ」を調べたところ、出てきた1860件の内で、上位30件には、それらしいものがないのです。

 

シャンバラは、会社名、マガジンのタイトル、関係ない個人のホームページのタイトル、商品情報サイトの名前、エスニックショップ、ダイビングクラブ、Webショップの名前、はやりのカフェの名前、テーマ曲の題名などなどで、「かなり俗化しているな」という印象です。改めて「シャンバラ ジェームス・レッドフィールド」で検索をかけたところ、出てきた6件のすべてが、本著(主に邦訳)に関係していました。翻訳者の山川夫妻のHP(ホームページ)などで、シャンバラが言及されていたのです。そして、なんと『人生を変える力 ― 第十一の予言』というタイトルで、今年の2月に出版されていたのでした。

 

明らかに、ジェームス・レッドフィールドは伝説にある「シャンバラ」の実在を確信しているし、それをこの時期に人々に知らせることの重要性を認識しています。だからこの著書を書いたのだし、タイトルを『シャンバラの秘密』としたのです。『聖なる予言(The Celestine Prophecy)』 に続く『第十の予言』の原題は“The Tenth Insight”でした。今回、メインタイトルを“The Eleventh Insight”でなく“The Secret of Shambhala”としたのは、内容もさることながら、それを超えた著者の思いがあったはずです。それが、日本の出版社(編集者)に伝わらなかった。その結果、ストーリーの底流にある「思いの現実化」のプロセスを強調した、「ハウツウ物」的なタイトルにしてしまったのです。

 

上記した1860件もの該当サイト数が示すように、「シャンバラ」には人々の憧憬があります。潜在意識では、もっと明確に意識しているでしょう。だから、もし『シャンバラの秘密』の題名で出版されていたら、はるかに多くの読者を引き寄せたことでしょう。一方、『人生を変える力 ― 第十一の予言』のタイトルでは、『第十』との違いが判然とせず、「例の、柳の下のドジョウを狙ったやつか」という印象で、手に取ることすらしなかった人が多いのではないでしょうか。ここに、出版にまつわる1つの不幸を感じずにはいられません。しかし、本著の価値はそれを超えて存在します。『シャンバラの秘密』というタイトルの本だと思って、読むことを強く勧めます。

 

なお、地球の地底世界「シャンバラ」のアウトラインと、そのアセンションとの関係については、《アセンション・オンゴーイング》[第4回]シャンバラの真実」を参照してください。この内容は、フィクションとして描かれている上記の著作とは、直接的な関係はありません。また、「地底の世界」について、《アセンション・オンゴーイング》「星座はめぐる」の[アトランティス]の項、そして「Q&A’01b」の(01/06)と(01/07)でも触れているので参考にしてください。

 

01.07.26)(宇宙暦)新年のご挨拶

 

今日726日から、宇宙暦の新年が始まります。
これからの1太陽年は、歴史に残る激動の年、そしてアセンションに向けた巨歩が始まる年になるという予感があります。
表層の動きにとらわれず、時代の本流を見極め行動されるよう祈念します。

「上空」からの観察によると、人類は3分裂状態にあるとのことです。
1)支配しコントロールしている層
2)目覚めつつある層
3)完璧に操られている層

1)は、驚くほど雑多な混成部隊ですが、力と富を手放したくないという思いだけでつながっているそうです。

この世で知識人と言われている人たちのほとんどが、すっぽり(3)に入っていると私は見ています。
人類の知識や科学は、100年前より広がったといっても、しょせん発展途上のものです。そんなものを基準にして、すべてを判断することは危険です。

知識は「両刃の剣」です。「普遍的に合意された事実」を、判断基準の上位に置く人ほど「操縦」しやすい人はいません。そして、あらゆることに証明や根拠を求める姿勢は、認識や意識を拡大させることを、最初から放棄しているようなものです。このような人は、感性や直感などの天賦の武器をもっと信頼するようにすれば、すぐにも(2)に仲間入りすることになるでしょう。

メディアが言うことに、というより、メディアが肝心のことは何も言わない替わりに差し出す「雑情報」に、いつの間にかはまり込んでいないか、冷静にチェックすることをお勧めします。

なお、「宇宙暦」については、次を参照してください。
「アセンション・オンゴーイング」、[3]新しい「時」を泳ぐ


01.07.17)シャーリー・マクレーンの『カミーノ』

 

世界的なベストセラーになった『アウト・オン・ア・リム』から15年を経て、シャーリー・マクレーンが快作を世に問いました。スペインにある800キロの巡礼路「ザ・カミーノ」を歩き通した「真己発見(自己の真実の探索)」の旅の体験をまとめたものです。紀行文としてこれを読むと、例によってシャーリー・マクレーンの何でもあけすけと話してしまう姿勢が、「ザ・カミーノ」の独特の風土や人々と織りなして、たいへん楽しい読みものもになっています。しかし本著の本当の価値は、その時の体験を通じて得た啓示や洞察にあります。それは、輪廻転生、過去生の再体験、過去・現在・未来の意味、男性と女性の分離、肉体と魂の分離、物質至上主義の問題、カルマの法則、ETたちの援助など、深甚で広範なテーマにわたります。

 

とりわけ、レムリアとアトランティスでの「記憶」を綴った、「レムリア」「アトランティス」「ツインソウル」の3章は、いずれ「宇宙」と「地底」から詳細にわたって伝えられる膨大な情報の片鱗を、先立って知る機会を与えてくれた人類への貴重な贈り物です。あまりディテールにとらわれないで、それぞれの文明の本質を汲み取るようにするといいでしょう。

 

ちなみに、『アウト・オン・ア・リム』でイギリス労働党の国会議員として描かれていたシャーリー・マクレーンの恋人は、実はその後暗殺されて今は亡きスウェーデンのオラフ・パルメ首相だったことが、本著で明らかにされています。その同じ魂は、シャルルマーニュ(フランク国王で西ローマ皇帝にもなったカール1[742-814]のフランス語読み)で、彼女は人種の壁にもかかわらず国王の側室にまでなったこと、もともとこの2人はツインソウルで、アトランティスの特異な遺伝子実験を志願した魂であったことも---

 

シャーリー・マクレーンは、この啓示と洞察の部分について、理解してくれる人がどれだけいるだろうかと懸念しています。巡礼が終わったその足で訪ねて1週間寝食を共にした、末期がんで死の直前の「理知的な」ロンドンの親友にも、結局その部分は理解してもらえなかったようです。「心配しなさんな、100%理解できますよ」と言ってあげたいところです。私だけでなく、このホームページの読者の多くが、そうだろうと思います。結局、「真理」は1つで、それに到達するのにさまざまな「道(カミーノ)」があるのです。そして本著にもあるように、その枠のなかで、それぞれの人の現実があり真実があるわけです。

 

ところで、下記の叙述は、「ガイア・アセンション」シリーズのどこかを読んでいるような気がするかもしれませんが、すべて本書からの引用です。

 

《あらゆることに証明を必要とする科学者や知識人は、本当のところは発達の遅れた人たちではなかろうか? 彼らは自分自身の中にある真実を恐れているからだ。でも、彼らが探している答えはすべて、自分の中にあるのだ。》

 

《新聞記者への対し方はもっと複雑だった。彼らは人間の霊的感情を平気で侮辱する。直感や信仰によって証明できるものは何もない、と科学は主張しているが、新聞記者はその説に賛成しているのだ。もし科学が、意識による客観的観察は不可能だと言えば ― 霊的な洞察はせいぜい偶然のひらめきに過ぎないといって、ほとんど無視すれば ― 新聞記者はそれに同意するのである。

 

報道機関も科学も、人々の感情に少しも敬意を払わない。両方とも集合的な観察結果を合意された事実と呼んで、それを好むのだ。科学者もジャーナリストも、自分が人間であることを絶対に許さないように見える。実際のところ、彼らは人間社会に住む異邦人で、感じる能力がなく、自分たちに依存する新人種を、総意で作り出そうとしているのだ。もし、ある人が、彼らの定義では、「理性的」でなかったり、科学指向でなかったりすると、その人は追放されてしまうのである。》

 

《霊性とは、自分の感じる能力を本当の意味で発見することだ。それは神と人間が融合した状態と言うこともできる。あなたの感情が神とひとつになったとき、あなたは自分が誰かもっとよくわかる。感情の底に横たわる真実が活性化されるのだ。

 

宗教とは、人の信念や行動を社会に受け入れられるような形にして、こうした思いを満足させようとする試みである。宗教は人間の感情の領域を鎖で束縛しようとする。そして、人々を単なる建築用の材料にしてしまう。科学は知識と事実のコンセンサスを求めて、感情と霊性を振るい落とそうとした。科学は感情を客観性を危うくする邪魔なものとみなしている。私が思うには、そもそも客観性などというものは存在しないのである。現実とは常に個人の認識の問題なのだ。》

 

《どうして物質至上主義が生まれたのか、私には見えてきた。それは、人間が魂と霊から分離してしまったことから生まれたのだ。物質主義は人々を霊的な無感覚状態にしたが、それは私たちが魂の欲求よりも、物質的なものとより強くかかわりあっているからなのだ。

 

私たちの政治システムそのものが、魂の分離から発達している。政府は物質的な富や物やサービスの流れを決定し、人間の死活に関する資源を操作して、自然をコントロールしている。本当のところは、経済上からだけでなく霊的な視野からも、政策決定が行われなければならないのだ。経済と物的資源(お金、株式、債権、銀行、保険会社などなど)をどれだけ操作できるかが、その人が社会や文化の決定に対して重要な役割を果たすことができるかどうかを決めている。その人が取得したものと、どれだけ重要な消費者であるかによって、すべてが決められてしまうのだ。だから、物質主義が価値基準を操作し、決定しているのである。そしてそれが人間の行動にも浸透してしまっているのだ。

 

富や物を蓄積したり体を意識することは、何も悪いことではない。それに中毒してしまって、魂のことを忘れなければいいのだ。人が物とその獲得が生きがいだと思うとき、それはその人の行動に影響し、人生そのものを左右してしまうだろう。

 

財産や生命を失うことを恐れるのは、魂から分離している証拠である。そして、そのような恐れは魂の成長を制限する。そもそも、私たちがこの地上にいるのは、魂の成長のためなのである。魂が物質の中にはいって、本来の自分を忘れて物質と一体になってしまうと、そこに物質主義が生まれるのだ。教会は、生まれる前は魂は存在していないと主張することによって、物質主義を助長したのだ。》

 

《この広大な宇宙の中で、地球人だけが生命の計画に組みこまれていると信じるのは、ばかげていると思う。宇宙人が過去に地球を訪れ、今も訪れているという証拠はたくさん存在するのだ。

 

したがって、あり得る隠蔽工作を明らかにし、彼らの存在を認めることによって、私たちが新しい世界観に目覚めるべきときが来ていると、私は信じている。》

 

《地球のエネルギーはそれ自体の中に、私たちの霊的な起源の説明できない神秘を保っている。私はこの地球のいろいろな場所に旅してみて、地球を守ることがどんなに大切なことか、深く気づいた。この母なる地球は、地球の霊的な子供としての本当の自分に私たちをつないでいる。地球の住人としての私たちのバランスと調和が、地球のバランスと調和を保証するのだ。もし自然が人間の意識に従うのであれば、すべては私たちにかかっている。私たちが調和を保てば、地球はそれをそのまま反映するからだ。》

 

01.06.11)「UFO暴露プロジェクト」資料の日本語訳

 

この問題についての望ましい姿勢は01.05.28に書いた通りですが、日本語訳を知りたいという希望がたくさんありますので、こちらを紹介します。

関連情報へのリンクが、そのページの下部にあります。

なお、文中にある「リバース・エンジニアリング」とは、合法的または非合法的に取得した他者の製品等を分解・解析して、そこで使われている技術を盗用することを意味します。

 

01.06.06)『喜び』を推奨

 

北海道の「アセンション・コミュニティー」に住む、瀬木 務・衣子 夫妻による『喜び ― 「新しい文明を創ろう」と動きだした私たち』が風雲舎から出版されました。

 

来るべき新時代の雛型を地上に実現するという「要請」に心を動かされた普通の人々が、それまでの生活と決別して、短期間に60人ものコミュニティーを実現させたプロセスは、一編のドラマであり奇跡ともいえます --- 宗教のような教祖は居らず、いわゆるカルトのようなカリスマ的リーダーもなく。本著は、その過程での著者たちの心の揺動とそれが収束しつつ「喜び」に結実していく有り様が、淡々とやさしい(優しい、易しい)言葉で語られています。この時代への新鮮なメッセージとして、一読を薦めます。

 

[再収録]本シリーズの「アセンション(4) [補足] 《アセンション・コミュニティー》」の全文です。

 

「アセンション」に至る最も望ましい形は、認識と志を同じくする人たちで、コミュニティーを造ることです。そのコミュニティーの在り方が、そのまま、「新しい地球社会」の雛型になることが最善だし、またそれを目指さなければ意味がありません。ただ、あくまでもこの3次元の地球上に実現するわけですから、それなりの限界や制約はあります。当面の収入の確保、子弟の教育、既存の地域社会との関係など、克服すべき課題はたくさんあります。しかし、「アセンション」という大目標をはっきり見据えている人にとっては、本気でやれば、解決できない問題ではないでしょう。

理想的には、自然に恵まれた広大な敷地の中に、参加するメンバーのそれぞれが自宅や共同住宅を持ち、少なくとも、共同の催しのための「センター棟」と、必ずしも生計のためではなく補助食品として、質の良い野菜や果物やハーブなどが収穫できるような、「共同農場」が欲しいところです。一挙にここまで実現できなくても、一部のメンバーは、近隣の市町村に散在して、共同行事の都度、集まってくる形でもよいでしょう。要は、目標を共有し、コミュニケーションや行動をシェアーすることが重要なのです。

そして、このようなコミュニティーが存立するための、重要な要件があります。第1に、メンバーの一人ひとりが、参加に当たって、上記(「モチモノ」の点検と廃棄)の意味の、「モチモノ」をすべて廃棄することが要請されます。これは、パーフェクトでなくてもかまいません。コミュニティーの実際の生活の中で、「モチモノ」を捨てれば捨てるほど気持ち良く生活できることが、自然に分かってくるからです。

第2に、メンバーのそれぞれが、経済的に自立できることが求められます。これは、家計単位であれば十分です。経済的に自立していることが、精神的に自立する前提になります。コミュニティーという言葉から、生計や労働力をプールした、相互扶助的な生活共同体を連想されるかもしれませんが、それは正解ではありません。そのような生活共同体は、仮にうまく機能するようになるとしても、何十年もかかるでしょう。また、得てして「もたれあいの構図」が発生して、精神的に自立できないメンバーが増えてくる恐れがあります。

さて、以上2つの基本要件さえ満たされたなら、実際の運営は、意外に簡単です。運営の約束事や規則集などは必要ありません。無い方が、変化に対して融通無碍に対処できて、面白味が増します。そして、メンバーの全員が「対等」であることが、直ちに「肌で感じられる」でしょう。特定のリーダーは必要ありません。自然に形成されるものが、コミュニティーの「合意」です。便宜上「代表」を置くとしても、その役割は、同窓会の幹事のようなものです。

コミュニティーの連絡手段は、FAXが基本です。それぞれの得意分野に応じて、最初に思いついた人が、そのテーマのリーダーになります。FAXの同報機能を使って、メンバーの全員宛てに、「明日9時から、ジャガイモの収穫をやります」とか「いついつ何時から、コーラスの練習をやります」という具合に流します。都合がつき、楽しいと思う人が参加すればよいのです。「不参加だと他の人に悪い」とか「サボるとはケシカラン」と思うような「モチモノ」は、誰も持っていません。他者への非難やコントロールは、結局は自分に降り掛かってくることを、全員が理解しているのです。《今日は、ジャガイモの収穫を見物しながら、日向ボッコをしまーす》という「参加」も、大いに歓迎されます---その人の楽しそうな姿を見るのが、みんな嬉しいのです。

このコミュニティーと外部社会との関わりについては、メンバーの何人かが、地域社会で職を得ていることを除けば、継続的なものはありません。地域社会のまつりごとに、チームで参加することはあります。また、「アセンション」の啓蒙活動の一環として、インターネットによる情報発信や機関紙の発行があります。関心のある人を集めた講演会もあります。テレビや新聞は、普通は、どの家庭にもありません。このような情報は、必要としないのです。せいぜい、たまにラジオを聞く程度です。

コミュニティーでは、各家庭でそれぞれのサイクルがあり、それに、コミュニティー全体のサイクルが重なります。そこには、完全な精神の自由があり、生活は、苦労よりも楽しさでもっぱら彩られます。そのような環境で、自然な形で生活すること自体が、「新しい地球」につながる、この3次元での「創造活動」なのです。

以上の記述は、実は、北海道に実在する或るコミュニティーについて、私の「3次元的解釈」の部分だけを、要約したものです。高次元まで含めた全体像からすれば、ごく一部であることを、おことわりしておきます。なお、コミュニティーのイメージを、こちらでご覧ください。

 

[Q&A]上記に関連する、質疑の一部です(00/05)

 

(Q)さっきも小松さんがコミュニティの事書いてらっしゃったとこを読んだんですが、やっぱりあれ小松さんのそれまでの論調に比べて、あまりにもメリハリなく是とし過ぎてると思います。

キリパに出向かれた時瀬木さんか沖さんかが説明したことを、額面どうり受け取ってらっしゃるかのような印象をもちます。

あのままならあまりにも理想郷で、それゆえ眉唾と思ってしまう。

 

(A)ところで、キリパ/アナカ・ヤーラの件、ポール・ホーケンの『フィンドホーンの魔法』のような著書を物にするには23ヶ月滞在するのが望ましいでしょうね。
しかし、本質を掴むことは1日でも可能です。私の場合「一般大衆」の姿を見るのが目的でしたが、うまい具合に、いろんな人に順繰りに会うことができました。
彼らの何気ない話や振る舞いの底にあるものを掴むわけです。
瀬木さん沖さんに会ったのは、結論が出た後(別の日)の表敬訪問のようなものです。
この2人にしても、個人的なこと、例えば離婚して同志と再婚したなどとは話したけれど、特定の主張や理念を語ったわけではありません。

そもそも彼らは、指導原理や経典に従って動いているわけではないのです。
ということで、ホームページに書いたことは、すべて私が(観察した事実をもとに)組み立てたものです。
まあ初めに疑念があれば、何を言っても無駄でしょうが--- 

 

01.05.28「暴露プロジェクト」の性格と「UFO問題」への姿勢

 

いわゆる「UFO問題」に多少でも首を突っ込んだ方はご存知ですが、ここは魑魅魍魎が徘徊するジャングルのような世界です。例えば、CNNのWebサイトのSpace欄にある「ディスカッション・UFOs」では、50年間何も変わっていないと思われるような、甲論乙駁の不毛の議論が延々と続いています。あるいは、NSA(アメリカ国家安全保障局)のホームページには、情報公開法によって頻繁に寄せられる要求に対して、170項目余りの「(信頼できる情報が)存在しない事項の一覧」が掲げられています。その中には、エイリアン・アブダクション、キャトル・ミューティレーション、エリア51、クロップ・サークル、ET(ETI)、フライイング・ソーサー、MJ12、メン・イン・ブラック、フィラデルフィア実験、SETI、UFO回収、ホワイト・サンズ などもあります。要は、無いないづくし、情報は何もありませんというわけです。

 

世間では、ほとんどを墨で塗りつぶした公文書に混じって、誰が発信したともわからないディス・インフォメーション(故意の撹乱情報)が流通しています。メディアの扱いの多くは、懐疑的または嘲笑的です。天文学者や物理学者の姿勢については、言うまでもありません。こうした状況で59の記者会見の情報を、翻訳してここに掲げることに大きい意味があるとは考えられません。「UFO問題」への関心で、無駄なエネルギーを消費して欲しくないというのが正直なところです。実は、このジャングルに深入りする必要は、もはやなくなったのです。といっても、グリーア博士Steven M. Greer, M.D)たちの労力を、過小評価するものでは決してありません。それどころか、59日の発表が人類の歴史のターニングポイントになったことが、いずれわかるでしょう。

 

傾斜地にレールを敷いて、出発点にトロッコを載せたのは、宇宙存在たちが「天」の意を受けてやった「善意の介入」です。ただ、トロッコの最初のひと押しは、人類の誰かがやる必要があった。その役を、グリーア博士のチームや証言を寄せた人たちが(多分それと知らずに)買って出たわけです。その一押しが、容易なものでないことを想像してみてください。グリーア博士は医師の仕事を投げうって、乏しい資金事情の中で、1993年以来、週に7日・毎日18時間をこのプロジェクトに投じたといいます。スタッフの多くも、似たような状況だったでしょう。

 

証言を寄せた400人に上る人たちは、全くの無償で、個人的リスクの多いこの役割を「人類の未来のために」引き受けたわけです。機密漏洩の疑いで召喚されるとしても、それを、公の場で証言するチャンスととらえる勇気のある人たちです。とはいっても、提供される情報の信憑性については、厳重なスクリーニングが必要です。そうでなければ、グリーア博士や首都ワシントンで高名なダニエル・シーハン(Daniel Sheehan)弁護士は、免状没収や資格剥奪を食らう可能性があるからです。ここが、これまでのような、私人がやった断片的な暴露と違う点です。

 

暴露の内容として1つだけ、ETたちが使っている化石燃料に依存しないエネルギー発生システムや反重力推進システムの或るレベルのものを、人類がすでに所有しているという事実も含まれていることを紹介しておきます。その裏に、どれだけのことがあるか想像してみてください。当然この技術は、エネルギー、環境、食糧など人類が抱える大半の「物質的問題」の恒久解決につながるものです。

 

トロッコは走り出したので、もう止まることはありません。これが、「UFO問題」は本質でないので深入りしなくていいと言った意味ですが、英語が多少でもわかる人は、当日の質疑応答のライブ(VIEW Part Two, 5534秒)だけは見てほしいと思います。それを、心眼で見聞きすれば、必ず心を動かされるものがあるはずです。そうでなければ、重要なポイントで、期せずして大きい拍手が沸きあがるわけがありません。唯一のネガティブな質問「機密漏洩罪に当たらないか」に対して、グリーア博士が「その質問は受けません」と、毅然として言ったのは当然のことです。「人類を新しい章に導く」ための仕事に対して、あまりにも次元が違いすぎるのです。

 

当日、メディアが使う脚立付きの大型ビデオ装置が40数台持ち込まれていたとのことですが、報道された数はずっと少なかったようです。「暴露」された事実そのものに疑問を持った記者はほとんどいないという印象ですが、いざ報道の段階になると「社の方針」に遮られるのでしょう。それでも、CNNのヘッドラインニュース(TV)、ABCニュース、ワシントンポストなど、海外ではBBC(英)やプラウダ(ロ)の報道がWebで確認できました。ありきたりの報道の域を越えるものではありませんが・・・。

 

01.05.24)緊急連絡(発信したメールの内容を掲載)

 

ついに事態が大きく動きだしました。
このメールを、出来るだけ多数の方に転送してください。
または、プリント/コピーして送ってください。

多年にわたる、いわゆる「UFOカバーアップ(隠蔽)」に対する、本格的な「暴露プロジェクト(Disclosure Project)」の成果が、
5
9日、首都ワシントンのナショナルプレスクラブの記者会見で発表されました。
これは、これまでの断片的な暴露情報とは全く異なる背景を持っており、主要国政府の公式発表につながる可能性が極めて濃厚です。

その次に何が来るかも見えてきました。
本シリーズ第3部の[第2回] 星座はめぐる」の《シリウスの計画》をご参照ください。

アメリカや日本の主なメディアが、今のところ沈黙を守っているのは、いつものことで、気にすることはありません。
プロジェクトの趣旨、発表の英文要約、そして記者会見の様子等が下記で見られます。
www.disclosureproject.org/
要約は102ページに及んでおり、プロジェクトの背景、多数の関係者の証言、関連する膨大な政府公文書、勧告などから成っています。
記者会見の様子(ライブ)は、2001119日まで、6ヶ月間上記HPに掲載されます。

証言者は、宇宙飛行士のエドガー・ミッチェルやゴードン・クーパーを始め、NASA(アメリカ航空宇宙局)の関係者、現役および退役の軍人、国防総省を含む政府関係者、航空会社のパイロットや管制官、航空宇宙関係メーカーの技術者、UFO墜落地の警官や葬儀屋など多岐にわたっています。
いずれも、1968年以降開かれていない、この問題についての議会の公聴会が開かれれば、宣誓して証言台に立つ意思がある人たちです。

これを、単なる「UFO騒ぎ」の一部として矮小化することは、大きな誤りです。
それどころか、これから順次姿を現してくる驚天動地の出来事の先駆け、人類の真の覚醒と、歴史を操作してきた「コントロール」の終えん、そして人類の「集合アセンション」に向けた巨歩の始まりとなるでしょう。

今後起こってくる事態への、正しい姿勢は「愛」です。その意味は、シリーズ第2部の「アセンション(6)」の[補足]『不思議の国のアリス』をご覧ください。
なお、本シリーズに、新たに 「アセンション時局」 を設けましたので、今後、併せてご参照ください。

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