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続々 アウグストゥス人類の前途を語る・(アセンション時局’14)
[2014年7月13日]
◆〔続 アウグストゥス人類の前途を語る〕より続く
【目次】
・カエサルだから言える――組織的な宣伝活動にはめられて自分を失う現代人
・【補足】(2015年6月追加)
ここではアウグストゥス(オクタヴィアヌス)の血縁の三者、つまりユリウス・カエサル(Julius
Caesar:アウグストゥスの祖父)、コルネリア(Cornelia:カエサルの妻でアウグストゥスの祖母)、アウレリア(Aurelia:カエサルの母でアウグストゥスの曾祖母)のメッセージの、現代の人類に深く関係する箇所を紹介します。
いずれも、アウグストゥスを含めて、共通の目的に挺身する「同じ魂の集団(ソウルグループ)」に属しており、「その時代(約2000年前)の地球」へ転生してきた目的が、「この時代(現代)の地球」で起こることの伏線をなしていたことが明らかになりました(前篇および前々篇参照)。
その目的は、必ずしも筋書き通りには進んでいませんが、大局的に見れば「アウグストゥスの時代」を生み出したことで大きい目的は果たされたと言えるでしょう。
また以下にあるようなメッセージは、「この時代(現代)の地球」に生きる私たちへの大きな導きを与えてくれます。
特に冒頭に登場するカエサルの、私たちの社会が抱える問題に対する鋭い指摘は、深く考えさせられるものが多々あります。次は、そのわずかな断片です。
――時折、あなた方の信念が、政府の組織的宣伝活動によって完全に操られているのが見えます。
これは、あなた方を冷やかしているわけではなく、あらゆる生活のレベルで、これが大きな問題に見えるのです。
その範囲は、あなた方が何かを買うように助長する最もシンプルな広告から、秘密勢力が非常によくプログラムされた計画を敷設して国々を思い通りに操るものにまで及んでいます。
恐らく、最も強力なマインドコントロールは、人の信念を操ることでしょう。
その要諦は、人々の行動に関わる理解や教育を操作することでしょう。そしてあなた方の政府は、あなた方の信念を利用して、それを彼らが目的とする型枠にはめ込む手法に熟達しています。
――あなた方は、あまりにも広告宣伝に反応するように条件づけられているので、政府の組織的宣伝活動に対して、そして或る手順でコントロールされている報道に対して、無感覚になっています。
あなた方は、自由な報道機関を持っていません。
もし誰かが、手元にある報道機関の倫理規定が指示する通りに記事を書いたら、その者は解雇されるでしょう。社員の誰もが、それを知っています。
彼らは、上司から手渡された言葉や記事だけを商品にするという、上品な道を歩むのです。
あなた方のテレビで、ニュースキャスターも同じ問題で苦しんでいます。
あなた方は、どれだけ自分たちがコントロールされているかに気づいていません。
そしてテレビや「自由な」報道機関から、唯々諾々と情報を受け取っています。
カエサルだから言える――組織的な宣伝活動にはめられて自分を失う現代人
前記したように、キャロリン(Carolyn Evers)の『カエサルとの対話(Conversations
with Caesar)』で、カエサルのメッセージの部分は、全体が16章からなる膨大な内容があります。
その中で、地球と人類の現時点で特に重要な内容を含んでいると思われる第12章のほぼ全文を以下で紹介します。
【注】この項の「カエサルのメッセージ」は次でご覧ください。
・カエサルだから言える―組織的な宣伝活動にはめられて自分を失う現代人
[2015年11月29日:再構成]
『カエサルとの対話(Conversations
with Caesar)』の中にある「コルネリアのメッセージ」では、自分自身の話は全体の5%程度しかありません。
コルネリアは早い段階から自分の使命に気づいており、「同志として(その波動を)知っているカエサル」と結婚してユリアを生んだところまでは、完全に筋書き通りの成り行きでした。
しかしカエサルは使命を思い出さないだけでなく、それをブチ壊す方向に行動し始めたので、コルネリアは早々と「計画の失敗」と割り切って、ユリアの成長を待たず、この世を去ってしまいました。
しかしユリアからアウグストゥスにつながったので、「アウグストゥス/リヴィア」という「スベリ止め」を活かすことには貢献しています。
「イエス/マグラダのマリア」のケースでは、両者とも、使命はもとより同志としてのお互いのことに、幼少の頃から最後(イエスの死)まで気づいていたので、その意味では完全な成功ケースと言えるでしょう。
それに比べると、「カエサル/コルネリア」のケースは、(表面から見える人間関係としては)かなり悲劇に近い印象があります。
以下では、コルネリアのメッセージの大半を占める、人類の前途に関係するものの中から、いくつかを抜粋して紹介します。
そのどれもが、私たちが十分に認識していない事柄に対する「画期的な知見」を与えてくれます。
「教師」は人類を支援するために再び地球へやって来るでしょう。
しかし今回は、別のやり方になるでしょう。犠牲者になって、地球の兄弟・姉妹たちのために死ぬようには見えません。
今回は、本来の立場にふさわしく人類の指導者として人々を導くでしょう。
いま現在、この方は地球に転生していますが、公的な使命を開始していないので、まだ知られていません。
人類が彼の話を聴く前の段階で、地球では相当の混乱や動揺が見られるでしょう。
彼の教えは、平和と地球の恵みの分かち合いを旨とするものですが、権力を持つ者たちはそれを聴く用意ができていません。
「教師」が平和的に彼のリーダーシップを表現できるようになるための変化は、人々の手によって為されるでしょう。
彼が人類の指導者であることを自ら表明することはなく、むしろ彼が公的な場に現れた時、その知恵によって認識されるようになるでしょう。
※
地球は、天使の領域で高く評価されています。
すべての神の創造物は畏敬の念を持たれ特別のサポートを受けるものですが、地球の自然美には、他のすべての惑星系に優る何かがあります。
私が地球で何度も生を持ったために、この惑星に特別の愛着を持っている面もあると思います。
しかし、好奇心で地球へやって来た他の宇宙からの旅行者たちでさえ、地球の美しさは特別だと言います。
惑星の中には不毛のものや、緑の植生で覆われたものがありますが、地球はどれにも似ていません。
他の場所では、地球で見られるような惑星とその住民との間のつながりは見られません。人類と地球とは強いつながりがあり、それによって相互にエネルギーの交換があります。
太陽からのエネルギーは、セントラルサンに由来する粒子を運んでいます。
他の惑星系もその点は同じですが、ここでは自然霊と鉱物界がエネルギー的に近くなっています。両者の協力関係がうまく統合されているのです。
地球を特別な惑星にしている要因の一つは、それでしょう。
そのようなエネルギーの力と、自然美や人間の姿として表現される、生命力との間の協力レベルは、この宇宙のどの惑星も真似ることのできないものです。
あらゆる惑星に生命が存在することは事実ですが、ここで表現されているようにエネルギー的に見事なものは他にありません。
※
現段階では、地球のグリッドラインに沿ってエネルギー帯が置かれています。
人類が平和と調和に対する願望を変えると、「責任」に向かって次第に変化し始めます。
しかし、「責任」という恩典を人類の心に育成するには、永い時間を要するでしょう。
地球に沿うグリッドパターンの更新に加えて、この先にやって来るのは一条の「エネルギーの雲」です。
この雲は、他のグリッドワークが完了しないと、やって来ることが出来ませんが、そのワークの完成は間近です。
その「エネルギーの雲」は高次元のもので、これは古代人たちが「イシス(アイシス)の目:The eyes of
Isis」と呼んだものです。
「イシスの目」は人類の究極の更新と考えられています。
これは、内部記憶の引き金を引く仕掛けです。
人類の各種族は、この惑星に住む魂としてやって来る前に自分が何者であったかを覚えていなければ、高次元レベルの達成に向けて現状を卒業することが出来ません。
記憶は、完成した将来の人間像と、現人類の心的能力との間のリンクなのです。
人類の新生に向けて脳の引き金を引く仕掛けは、人類DNAの活動を刺激し、長期にわたって休止していた受容器官のスイッチを入れることになるでしょう。
私の領域の人々は、この恩典がやって来るのを熱望してきました。
このエネルギーは、すべての創造の中心からやって来ます。
私たちの銀河が「イシスの目」が通る開口部に近づくと、そこから来るエネルギーが私たちを直撃するでしょう。
そのエネルギーは変容を引き起こす力を持っていて、少しずつその仕事をするというよりは、突然襲ってくる形になるでしょう。
しかし脳やその他の部位で、浄化するべき層の量には個人差があるので、すべての人が直ちに影響を受けるということにはならないでしょう。
いずれにしても、それによって人類の各人種が、短い期間に瞬間的に更新されることになるでしょう。
自分が本当は何者であるかを思い出すことが、どういうことか想像してみてください。
あなたが思い出すのはこういうことです――自分が創造され旅に出て、どこかに居場所を見つけ出す、その旅について誰に教えられることもなく。
あなた方は、宗教的信条を通じてスピリチュアルな情報を与えられ、自分のスピリチュアルな現実についての解釈を他の人たちに依存するように条件づけられています。
しかし、このエネルギーの統合によって、スピリチュアルな世界の現実について誰に教えてもらう必要もなくなるでしょう。
あなたは単に思い出すのです。
大混乱が起こることは避けられないでしょう。
平穏に暮らすことは諦めるしかないと思う人は多いでしょうが、それは単にスイッチを入れて、地上に残っている人々へ光を照射するようなものです。一瞬で目を覚ますことになるでしょう。
私たちは、その日のために生きています。
あなた方の存在そのものの決定的な変化に対処するための手段を、あなた方に差し上げようと私たちは待ち焦がれています。
精神界の存在たちは、あなた方を決して見捨てることはありません。
この宇宙で時間が始まったときから、あなた方をガイドしてきたのですから。
※
前に言ったように、新しい地球が造られています。
それが完成した時に、地球を取り巻くエネルギー構造に断裂が起こるでしょう。そして人々の間でも分裂が起こるでしょう。
エネルギーパターンを見る訓練をした人には、それが形成されつつあるのが見えています。
最初の段階は、精妙なエネルギーの変化を感じることです。まず感じないことには、見ることはできません。
科学的思考にこだわる人には、これは矛盾しているように見えるかも知れませんが、見ることと聴くことは物理的プロセスの一部です。
センサーとしての感覚器官からのデータが、からだの組織やニューロンを経て脳で解釈されて初めて、見たり聴いたりしたものを感じることが出来るのです。
馴染みのないものを見たり聴いたりすると、これは幻覚ではないかと思ったりするものです。
しかし感じることは、一般に考えられている以上に、受けた刺激をどう解釈するかに関係しています。
心に恐れを抱いていると、新奇な刺激が感覚中枢に入って来たとき、それを恐怖感を基づいて判断することになるでしょう、少なくともその刺激につての解釈が与えられるまでは。
ここで私は、初期的な反応を話しています。
私たちの知識や解読能力の大半は経験に基づいており、したがって精神的成長と同じ方向になります。
※
地球界に新たな体験がもたらされる時、あなたが平和と調和に焦点を合わせていることが大切です。
決して、ヒステリックなニュースに巻き込まれないようにしてください。
ニュースは、低劣な感情をターゲットにして造られる傾向があります。
ニュースの大部分は、冷静なトーンで報じられるよりは、むしろ扇情的意図に屈服しています。
彼らは、それが部数を増やす手段であり、広告を集めるのにも寄与することを学習したのです。
したがって、あなたは精神的バランスを維持することが大切です。そして必要を感じれば、ニュースを視聴しないようにしましょう。
今やニュースは教室まで持ち込まれて、世界で何が起こっているかを親が自分の子供たちに教える余地がなくなっています。
これらすべては教育という名の下に行われますが、その実質は一種の侵害です。
これについて、かつては親の許可を必要としていましたが、今日では誰もが妥当な行為だと考えているようです。
子供たちは無邪気さを失い、親たちも同様です。
しかし、無邪気であることは、まさにスピリチュアルな成長に必要とするものです。
この世界のネガティブなことを、すべて知る必要はありません。
無邪気と単純でだまされやすいことは同じではありません。
無邪気は、出来事を起こるがままにし、そこに現れた最低の状況に真っ先に飛びつくことはしません。
物事への引き金は、過去の経験を通じて、あなたの個性の一部になっています。
ニュースの報道は、平和や静穏への引き金を中に置いていません。それは、彼らがニュースやそこに含まれる主題を表現する姿勢の偏向に由来しています。
センセーショナルに表現しなければ、ニュースにならないのです。
そこで、あなたのネガティブなニュースへの感情的な依存癖を、終わりにする必要があります。
それは、あなたが平和と静穏を中心に置いてなければ難しいでしょう。
自然と関わりを持つことは、特に大きい都市では、ますます難しくなっています。大きい都市には、ほとんど美しさが見られません。
自然とその美しさの中にある平和は、人をリラックスさせネガティブなものとのつながりを切断して、肉体の緊張を和らげてくれることを知っておきましょう。
※
人々がパニックに陥る時がやって来て、もしあなたが内なる声を聴く能力を磨いていなければ、どの方向に進めばいいかが分からなくなるでしょう。
あなたの高次の心に従うようになるには、それなりの訓練と献身を必要とします。パニック状態では、とてもこれはできないでしょう。
ここで強調したいのは、一日の幾分かを割いて、あなたの思いをスピリチュアルな進路の追求に振り向けることが、絶対に必要だということです。
それは、あなたが何処にいるとしても、祈りや瞑想をし、悟りへ向かうあなた独自の内的進路に専念するなどの方法で実践できるでしょう。
※
あなたのスピリチュアルなルーツから離れないようにしましょう。
スピリチュアルなルーツが見付からないなら、瞑想しましょう。それは、自然を賛美しながら森の中を歩くことでもいいでしょう。
どんな方法によってでも、感情を鎮めるようにしましょう。
光に満たされる前に、暗黒の日々があるでしょう。しかし、その期間にはサポートも得られるでしょう。
上に出てくる「イシスの目」について、やや別の観点からの説明をここに書いておきます。
両方を合わせれば、大まかな感触が得られると思います。
イシスの目
根本創造主は、これまで以上にこの惑星での存在を強めようとしています。これは、イシスの目と呼ばれるエネルギーの特別な高潮が巡ってくるときに、いつも起こることです。
イシスの目は根本創造主がダイレクトに惑星につながることができるようにする特別なエネルギー領域で、それによって創造主のエネルギーはゲートウェーを通らずに惑星に届くようになります。
イシスの目は宇宙の完全な一つのサイクルを形作ります。それが各太陽系や領域に巡回してくるときには、壮大な精神的増進がもたらされます。
地球には、かつてイシスの目が宇宙のこの領域に到来したとき、それが起こった記録はありません。というのは、その時点では地球は十分に冷却してなくて、人類が存在していなかったからです。
アウレリアについては、「前々篇」の冒頭でかなり詳細に説明したしたが、その多くは「アウレリアのメッセージ」を参考にしています。
彼女は、当時の〔カエサル/コルネリア〕のペア、および〔フラビウス/ユリア〕のペアの動向を、最も近くで、かつ客観的に観察する立場にありました。
彼女自身も、約2000年前の「教師」の来訪に関連するプロジェクトで、地球に派遣された「光の存在」の一人でした。
以下では、人類の前途に関係するアウレリアのメッセージから、1件だけを紹介します。
粒子間の空間距離は波動レベルの違いに応じて変わりますが、それらが作用するメカニズムは同じです。
すべての「いのち」に類似性があるのです。あなた方の惑星システムや人体のシステムを観察すれば、それらを目視することが出来ないとしても、あらゆるシステムで神がどのように働いているかの感触を得ることが出来るでしょう。
そこで使われる個別の構成要素は僅かしかありませんが、それらの複雑な配列には際限がありません。可能性も含めて膨大な量があります。
少し時間をとって、神の行いの最も複雑な有機体からスタートして、最もシンプルな粒子に向けて辿っていくと、すべてのものがエネルギーの単一の表現から来ていることが分かるでしょう。
神はエネルギーで、神の最もシンプルな表現は一つの粒子です。
そのように、あなた方の世界には複雑性がありますが、すべては同じ根っこから来ています。
根本的な動機を理解するようにすれば、人生を変え意のままに生きるアイディアを得て、望む通り自由に生きることが出来るでしょう。
能力は可能性に過ぎません。その能力を表現するには、強く望み、それに焦点を合わせる必要があります。
そこで、以上が人類の現状です。
彼らは偉大な能力を持っていますが、それが魂の本質であり、それは創造主の小片だからです。
人類は、そのような可能性の活かし方を理解し、願望を人生に実現する瀬戸際に立っています。
あなた方は、あなた方の人生と生き方を支配する者たちによって、これまで焦点を脇へ逸らされてきました。
彼らは、あなた方の焦点を強奪してきたのです。
もしあなたが他の者の望みや意図の虜(とりこ)になれば、あなたは人生の焦点を失うことになります。
現状では人類の心に、本来の自分に従って生きたい、そして過去からの足かせを断ち切りたいという願望が植え付けられています。
あなたは過去からの足かせを沢山持っており、その幾分かはあなた自身に由来するもので、一部は遺伝系統に由来し、また一部は、あなたのエネルギーを彼ら自身の利益のために利用しようとする政府や支配グループに由来します。
私たち精神階層の目的は、人類が、魂に宿っている輝きに目覚めていただくことです。
これは、永遠の真理を表わすシンプルな事実です。
あなたの魂は神の一部です。少し時間をとって、その事実を考えてみてください。
あなたは、神の一部を、あなたの個人的本質の中に保持しています。
その輝きは、あなたの肉体に非常に近く、それより少し上で魂を囲むライトボディーの中に存在しており、ハートチャクラを通じて肉体につながっています。
あなたは、満足できる完全な人生を自分のために創るのに、他には何も必要としません。
それは神聖なもので、あなた自身が神聖な存在なのです。
あなたがこの惑星にやって来たとき、その神聖さを事の成り行きで忘れてしまったのです。
しかしそこを離れると、直ちに思い出すでしょう。
私たち精神階層の者は常にここにいて、あなたが何処から来たかを思い出すように、軽く突っついています。
今や、あなたがもう突っつかれなくなる時が近づいています。
地球は驚くべき着火点に置かれることになり、観察する気がある人なら誰でも、その知識を否定できなくなるでしょう。
その他のことは今のところ鮮明ではありませんが、次第に焦点がはっきりしてきて強烈になり、無視できない状況になるでしょう。
神の日が近づいています。
眼を開いて見上げる気がある全ての人が、それに気づくでしょう。
【関連】
上にあるカエサルのメッセージ、特に冒頭で引用した次の部分を読むと、まるで今日の日本に向けて発信されたように感じられるのではないでしょうか。実際には何年か前に全世界に向けて、特にアメリカに向けて発信されたものですが。
――時折、あなた方の信念が、政府の組織的宣伝活動によって完全に操られているのが見えます。
その範囲は、あなた方が何かを買うように助長する最もシンプルな広告から、秘密勢力が非常によくプログラムされた計画を敷設して国々を思い通りに操るものにまで及んでいます。
――あなた方は、あまりにも広告宣伝に反応するように条件づけられているので、政府の組織的宣伝活動に対して、そして或る手順でコントロールされている報道に対して、無感覚になっています。
あなた方は、自由な報道機関を持っていません。
これは、G7などと称される「先進国」に共通する現象なのでしょう。「秘密勢力が非常によくプログラムされた計画を敷設して国々を思い通りに操る」ことも含めて。
以下では、このようなカエサルのメッセージに関連して、2015年3月の総務省「家計調査報告」(リンク:中身については、最初のp1だけをご覧いただけば十分です)の「所得に関するトリック」をご紹介します。
2014年4月以降、「家計消費支出」の大幅な落ち込みの中で、統計では収入(所得)の落ち込みが少ない(または増えているケースもある)ので、そればかりが喧伝される傾向があります。
これは正に、内橋克人さんがいみじくも指摘された「“実のお金”と“虚のマネー”」(リンク:音声のみ約9分)のトリックそのものです。
つまり、政府・日銀による「常軌を逸した手段」によって「造られた株高(官製相場)」(リンク:株価グラフ)のお蔭で、一部の人々が手にした「値上がり差益」つまり巨額の「虚のマネー」が、「収入(所得)統計」には混然一体と紛れ込んでいます。
しかしそれらは言葉通り、差益を得た人々の貯蓄や再投資に向かい、(「実のお金」ではないので)消費にはあまり使われず、「家計消費支出統計」にはほとんど反映しないのです。
これが、グラフで見られるように、「消費と収入(所得)とが乖離」している理由です。
もし総務省が、所得階層別に同様の統計を公表すれば、このトリックは一目瞭然となるでしょう。
情報開示を請求して、それを国民に知らせるのがマスメディアの本来の役割ですが、彼らは、カエサルが指摘する「或る手順でコントロールされている」状態に甘んじているのでしょう。
この過程で、政府・日銀は二つの「禁じ手」に手を出しています。
これは内橋さんのレポートでも触れられていますが、次です。
@ 日銀(中央銀行)による「国債の引き受け(国債購入)」
A 年金など「公的資金」の株式市場への集中的投入
当然ながら世界のマーケットは「日本円の危うさ」を見逃さないので、じりじりと「円安」が進行し、資源・エネルギーや食糧・飼料の大半を輸入に依存する日本の国力を弱め、国民の体力を弱めることになります。
作為的な数字の操作は、その手段が尽きた時点で必ず破綻します。
したがってその先で待っているものは、株の暴落によって年金基金などが半減するような事態でしょう。
表面的な数字を取り繕うだけの目的で、日本は「後戻りできない泥沼」に踏み込んでしまったのです。
以上の論考は、皆さんの「識別力がマヒ(麻痺)」させられていないかどうかを、ご確認いただくためのご参考です。
関連して、〔光の復活―創造主〕の【解説】(◆マスメディアが報道しない部分に真実がある)もご覧ください。
これらを認識した上で私たちが持つべきスタンスとして、「高次元からのアドバイス」に従うことをお勧めします。
それについては、次を参考にしてください。
〔急加速する「種の絶滅」をどう受け止めるか〕(Q&A)
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