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神の翼に乗って―サンジェルマン・(アセンション時局’16

[201624]

 

 

【目次】

サンジェルマンのメッセージ

【解説】

 

 

最初に、今回メッセージへの伏線として〔すべてを神に委ねる時―ババジ〕の冒頭部(序文)を以下に引用します。

※※※


このメッセージでババジは、これまでも様々な形で伝えられてきたことを改めて強調されています。

その理由は、私たちが「疾風怒濤の時期に近づいている」ので、それに対して「十分の準備」をする「正に潮時が今なのです」という展望をお持ちだからと思われます。

 

そしてこのような視点を与えてくれています。

 

――あなたがこの難局を無傷で克服するために、神を求め完全に「彼」に自分自身を委ねることが必要です。

あなたを誰が識っているでしょうか? 神です。

あなたを誰が親身に思っているでしょうか? 神です。

 

いつもあなたの人生に付き添っているのは誰でしょうか? 神です。

※※※


そして今回のメッセージでサンジェルマンは、私たちが「すべてを神に委ね」「神との結びつきが保たれ」さらに「神と一体になる」ためのノウハウを、人類が一般的に持っている傾向や現状を踏まえて、極めて具体的かつ系統的に伝授してくれています。

その一部分を、ここに例示してみましょう。

 

――多くの人類は神への想いに至らず、そもそも最初から脇道に逸れてしまいます。

彼らは「今これをやらなくちゃ」とか「この問題に取組むことが先決だ」などと言い――そして神を忘れるのです。

                                    

――このタイミングで私がこの訓練をお知らせするのは困難な状況の下で、あなたの想いを完全に神に向けられて、あなたがヤミのエネルギーによって侵害されたり、占拠されたりすることのないようにするためです。

あなたがこの訓練を自分のものとして習得して、それを身につけて「マントラ」にすれば、あなたの感情や感覚が直ちに変わり始めるでしょう。

 

――それは想いを通じて働きます。

神に正しく向けられた想いは、あなたを、あなたの本質そのものに、つまり本来のあなたに造り上げます。

神に背を向けた偽りの想いは、あなたを、自分がこうだと信じている自分に造り上げます。

あなたの人生で起こる救済であれ危害であれ、いずれにしても、あなたの想いの世界の中に存在するのです。

 

サンジェルマンについては、以前のサナンダのメッセージで次のように言及されています。

――そしてそれまでは、あなた方と一緒に私はおり、私たちの永遠の光であるサンジェルマン(St. GermainASANA MAHATARI)もあなた方の中にいます。

それというのも、時の始まりから終わりまで、人類の中で私たちが関わりを持つことが、そもそも私たちが根本創造主から分離して個性を得た理由であり使命だからです。

(「アセンション完結までの行程―サナンダのメッセージ・その3」)

 

ご存知かと思いますがサンジェルマンは、フランス革命の前後にパリに現れたサンジェルマン伯爵として知られる人物です。

その全体像は、歴史の転換点で世界各地に忽然と現れて人々を導く働きをされた神出鬼没の存在のようですが、フランスでの出現を含めて足跡の多くは謎に包まれています。

しかし私たちは、以前のメッセージ〔アセンションの最終フェーズへ高次元からのサポート〕や今回のメッセージなどによって、「私たちの永遠の光であるサンジェルマン(上のサナンダのメッセージ)」の片鱗を知ることができます。

なお、サンジェルマンについては次が大いに参考になります。

サン・ジェルマン伯爵の謎

 


サンジェルマンのメッセージ

プロローグ

 

神の王国へ到達し光の中へ戻る―これが、すべての「いのち」が到達点として自ら決めた真実です。

 

魂の源へ戻るというこの進路は絶妙の形でそれまでのコースを逸らし、人類の一人ひとりに対して、現在の人生行路を完結させ新たな旅をスタートさせるのに正確に必要な、人生体験の連鎖を差し出してくれます。

 

すべては正に「神の創造」の一部で、神に不可能はありません。

したがって、あなた方を悲惨な出来事から遠く離れて確実に光の世界へ到来させるために必要なら、こういうことすら起こします。――海を二つに分け、あなた方に都合よく陸地を移動させ、嵐を静め、あなた方から離れて火が燃えるようにすることも。

 

あなた方は間違いなく、これまで知られていない力によって取り上げられ運び去られます。

その力は、創造の偉大な設計図に見合うように、あらゆるものを現実化する力です。

 

神は偉大で、その偉大性は決定的な時間帯に、人類のために現れます。

神はすべてを決定し、この世界のあらゆるレベルに同時に遍在しているのです。

あなたは決して孤独ではなく、あなたが二本の足で立ったまま見捨てられることは、これまでにはなく、この先にもありません。

それが今日において特に当てはまるのは、最後の決定的な瞬間を迎えているからです。

それによって皆さんは真っすぐに「神の王国」へ導かれ、「光」「いのち」そして「愛」は、新生地球の唯一の現実へ持ち上げられるでしょう。

 

今からは自分自身と神への深い信頼を基にして、自らの歩みをしっかりと設定しましょう。

更なる変身を避けようとせず、むしろ勇敢に自分を運んで神の腕の中に沈めるようにしましょう。

――あなたが神の恩寵に包まれ、その愛によって静穏と平和と悟りを見出すまでは。

 

神はあなたを上昇させますが、あなたは自力で立ち上がる必要があります。

神はあなたに力を与えますが、あなたは自力で行動する必要があります。

神はあなたに洞察を与えますが、あなたはそれらを自己のものとして受容れる必要があります。

神はあなたを通じて働きますが、あなたはそれに対して心を開く必要があります。

 

そしてあなたは何者かと言えば、あなたは神に直通しその中にいる存在です。

 

この真実を喜んで受容れ、神の翼に乗って自分自身を光の中へ運ばせましょう。

 

メッセージ本文

 

神を想う

 

多くの人類の人生が、まるでローラーコースターのように見えるのは何故だか知っていますか?

日々に、時々また刻々と、上昇しては下降することに特徴づけられるのは?

多くの人類にとって、自分の中心に立ち、そこに留まり、いつもそこに中心を置くことが、それほども難しい理由を知っていますか?

その答は簡単です:

ほとんどの人類が、神のことを考えなさ過ぎることです。

 

すべての想いは神の周りを巡るようにして、中心に神を置くべきです。

この中心を持つポジションから、充実感がありバランスのとれた人生を広げられるのです。

 

多くの人類は神への想いに至らず、そもそも最初から脇道に逸れてしまいます。

彼らは「今これをやらなくちゃ」とか「この問題に取組むことが先決だ」などと言い――そして神を忘れるのです。

これを、もっと仔細に見てみましょう。

 

もし、あなたが想いによって一貫して神に繋がれていて、それによって神との結びつきが保たれていたら何が起こるでしょうか。

そうすれば常に内心の平和が保たれ、内部のバランスが崩れることは決してないでしょう。

これは、あなたが困難な状況に直面しても保証されます。

あなたが常に神を中心に置いているかぎり、そのような状況があなたを「占拠する」ことはできず、あなたの心に懸念が住み着くことはできず、衝撃的な出来事も迅速に処理されるでしょう。

 

もし、あなたが危険な状況に直面したとき、想いが神から脇へ逸れていたら、自己の一体性が崩れて恐れや懸念が広がり始めます。

 

日常の訓練

 

どうか次の訓練を継続的にやってください:

この次に困難な状況に直面したら、あなたの想いに心を込めて神に注意を向けます。

何であれあなたの心を奪うもの、何であれあなたが見るもの、また何であれあなたの平安を乱すものに直面したとき、直ちに神を中心に置き、あなたの想いが一貫して確実に神に向いているようにします。

 

神の名を唱えるのも効果的です。

これは、あなたが神に集中し続ける手助けになります――愛にあふれ、親切で、いつもそばにいてくれる神に。

あなたの人生に「個人的な」神を持ち込めば、あらゆる危険な状況は直ちに取り除かれ、沈静化され、すぐにリラックスして自分の中心を保つことができるでしょう。

 

このタイミングで私がこの訓練をお知らせするのは困難な状況の下で、あなたの想いを完全に神に向けられて、あなたがヤミのエネルギーによって侵害されたり、占拠されたりすることのないようにするためです。

あなたがこの訓練を自分のものとして習得して、それを身につけて「マントラ」にすれば、あなたの感情や感覚が直ちに変わり始めるでしょう。

 

このようにすれば、あなたの細胞レベルの意識が変わり、次第に神と一体になるでしょう。

このシンプルで非常に効果的な訓練を継続して実践することは、調和的な人生への鍵です。

 

それは想いを通じて働きます。

神に正しく向けられた想いは、あなたを、あなたの本質そのものに、つまり本来のあなたに造り上げます。

神に背を向けた偽りの想いは、あなたを、自分がこうだと信じている自分に造り上げます。

あなたの人生で起こる救済であれ危害であれ、いずれにしても、あなたの想いの世界の中に存在するのです。

 

したがって、あなたが神への献身を心底から実践できる前に、あなたは健全な心を持つ必要があり、そうすればあなたの想いは完全に神に吸収されるでしょう。

 

神への結合は、神への最初の想いと共に始まり、あなたの想いが縮小するにつれて弱まっていき、想いが止まると切れてしまいます。

 

親愛なる皆さん、

今日のこのメッセージは、皆さんを次のレベルの洞察へ高めることが狙いです。

したがって私は、これを皆さんが規則的に実践することをお勧めします。

そうすれば皆さんは、この新しいレベルに定着することができるからです。

 

怖れとは無縁の意識のレベル

 

どうすれば怖れから逃れられるでしょうか?

これは重大な課題です。その答を見つけた人は誰でも、個人の自由に向けて大きく歩み始めています。

常に神に結び付いている人の周りには、もはや低波動のエネルギー場が根を下ろすことはできません。

これを認識した人は誰でも、その意識レベルの人生体験に固有の諸特質を楽しむでしょう――平和、調和、英知そして思いやりなどを。

 

そして規則的な反復をベースとした訓練を通じて、その状態に到達しそれを維持することができるでしょう。

それについて「速やかな結果」を求める傾向を持つ人々もいるようです。

それは不可能というわけではありませんが、優れた剣は大抵の場合、白熱した火で長時間鍛造されて出来上がるものです。

その意味はこうです:

惑星地球での人生は、時間を超越した永遠の世界の尺度では、一瞬にも及びません。

あなたがこの事実を自分のものにすれば直ちに、人類が持つ短気というものが、どこに根っこを持っているかを正確に判断できるようになるでしょう。

 

神との生きた繋がりは、永遠に生きることを意味します。そしてこれは、魂の源に繋がっていることによって実現しています。

神への繋がりが近ければ近いほど、時間の長さは重要でなくなり、その意味を失います。

それはあたかも、子供たちが成長するにつれ、おもちゃに興味を持たなくなるようなものです。

 

以上が、今この場での、皆さん光の兄弟姉妹たちへのメッセージです。

皆さんは今や、洞察の次のレベルへ昇ることができます。

このレベルでは、神との親密さが日常的に保たれ、怖れは消失します。

 

そのような現実は、惑星地球で信じられている真実から遠く離れて存在しています。

この訓練を日常的に行い、想いを常に神に向けるようになれば、あなたは自分自身を変え、あなたの周囲を変えるでしょう。

あなたは、もっと平和で愛情深く、そして気楽になり、「運命の力」に操られるようなことは希となり、日々に人生の意味が啓示されるでしょう。

 

あなたは、ひとたび「最後の審判の日」が起こっても現在の身体が姿を変えさせられることはなく、そのベールを超えた先で初めて悟るようなこともないでしょう。

あなたにとっての真実はこれです:

「神の翼(つばさ)に乗った人生」は今やあなたの相続資産で、それはこの地球で既に現実化されつつあります。

 

この真実に常に心を開き、自分自身に対して、日々にますます神を思い出すことを確かなものにしましょう。

どの瞬間も、神の存在によって満たされているようになるまでは。

 

私は皆さんに付き添います。

愛を持って、喜んで、そして感謝の念を持って。

 

私はサンジェルマンSt. GermainASANA MAHATARI)。

神は常に私たちと一緒です! 永遠に。

 


【解説】(小松)

このメッセージはオーストリア人のヤーンJJKJahn J Kassl)が受けたもので、原文のドイツ語から英訳されたページの〔プロローグ〕については〔こちら〕に、〔メッセージ本文〕については〔こちら〕にあります。

 

今回のメッセージは極めて具体的に私たちが身につけるべき手順が述べられているので、後は「実行あるのみ」でしょう。

それに関して一点だけ以下に補足します。

 

◆自分なりの「マントラ」を持つ

上のメッセージに次のような言及があります。

神の名を唱えるのも効果的です」「あなたの人生に個人的な神を持ち込めば」など。

これは自分なりの「神に呼びかける言葉」を持てば神に繋げ易いという主旨ですが、言うまでもなく人によって別々の神が存在するわけではなく、誰にとっても私たちの魂の源としての「唯一の神」つまり同じ創造主が存在するだけです。

しかし呼びかけの言葉は個人ごとに違ってよい、ということを言っています。

 

そして「あなたがこの訓練を自分のものとして習得して、それを身につけてマントラにすれば」と言われているように、メッセージの全容を理解し、それを念頭に置いた上で「マントラ」のような、自分なりの簡潔な呼びかけの言葉を持つといいでしょう。

例えば次のような:

 

私はいま私の魂の源(みなもと)

この宇宙で唯一の神と一体です

 

これを日常的に、また緊急の場合でも唱えるようにするわけです。

 

【関連】

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