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カエサルだから言える―組織的な宣伝活動にはめられて自分を失う現代人・(アセンション時局’15)
[2015年11月29日:再構成]
【目次】・・・(スマホ向けは〔こちら〕)
・【解説】
本稿は、このメッセージの今日的な重要性、特に2015年11月13日に起こった「パリ同時多発テロ事件(それに関する最新のCosmic Awarenessの所見を【解説】で紹介します)」に鑑みて、2014年7月に掲載した記事(「続々 アウグストゥス人類の前途を語る」)から関係個所を抜粋して再構成したものです。
カエサルが現代の私たちに伝えたいことは、下に掲げる各文に凝縮されています。
――恐らく、最も強力なマインドコントロールは、人の信念を操ることでしょう。
その要諦は、人々の行動に関わる理解や教育を操作することでしょう。そしてあなた方の政府は、あなた方の信念を利用して、それを彼らが目的とする型枠にはめ込む手法に熟達しています。
これを私がいる領域から、非常に鮮明に見てきました。
政府が他国を支配しようとしたり、他国に影響を与えようとする際に、名誉や義務や愛国心が、広告宣伝マシーンの駆動剤としてよく使われます。
その動機は決して利他主義に根差すものではないことを、心得ておいてください。
表面的には、あなた方の政府が、ある国を解放して彼らが民主的な国家を建設するのを支援するという、最高の目的を追求しているように見えるかも知れません。
しかし考えてみてください。彼らには彼ら独自の動機があり、あなた方の信念とは必ずしも相容れないのです。
――間もなくあなた方は、あなた方をテロから守るという大げさな約束を基に、あらゆる自由を手放すことを求められるでしょう。
テロが何処から来るかを考えてみてください。
そのすべてが、中東の小さな集団によって引き起こされることはありません。
あなた方の敵がそこにもいることは事実ですが、あなた方の問題のすべてを彼らが引き起こしているわけではありません。
――あなた方は、あまりにも広告宣伝に反応するように条件づけられているので、政府の組織的宣伝活動に対して、そして或る手順でコントロールされている報道に対して、無感覚になっています。
あなた方は、自由な報道機関を持っていません。
――あなた方は、余暇の活動などの時間を削ってでも、自分の人生から何を生み出すかを計画し決定するために、もっと時間を使うべきだと思います。そうでなければ、選択の余地がない状態に追い込まれる(そこで初めて気付いても手遅れになる)ことになるでしょう。それは遠い先の事ではありません。
私の希望は、少なくとも私の言葉について考えてほしいということです。
ご存知のように、西暦紀元前(BC)44年に56歳で暗殺されたカエサルの生涯については、カエサル自身による古今の名著『ガリア戦記』を含め、豊富な資料や著作がありますが、事実が歪曲されて「史実」として伝えられている部分も少なからずあります。
以下に、「アウグストゥス 人類の前途を語る」として2014年6月に掲載した記事の、冒頭部(序文)の一部を掲載します(詳細については、下の【関連】をご覧ください)。
――何年か前に何かの縁でキャロリン(Carolyn Evers)が『カエサルとの対話(Conversations with Caesar)』という自著を贈ってくれたことがあります。カエサルとはユリウス・カエサル(Julius
Caesar)、つまりジュリアス・シーザー(英語読み)のことです。
その時点では全部は読み終わらないまま、その後何年かにわたって、そのハードカバーの洋書が書棚の片隅に鎮座していました。
今回、ふと気になって内容を確かめたところ、カエサルの要請を受けた親族4人がそれぞれの立場で、当時の事や人類の現状および前途について説明したメッセージが、その第2部として収録されていることに気づきました。
親族4人とは、@コルネリア(Cornelia):妻、Aアウレリア(Aurelia):母、Bカエサル・アウグストゥス(Caesar
Augustus):実孫でローマ帝国初代の「皇帝」、Cデキムス・ブルータス(Decimus Brutus):愛人との間に生まれた男子でカエサル暗殺犯の一人・・・です。
それらのメッセージは、共通の目的に挺身する魂の集団(ソウルグループ)のこと、出生前の約束や今生での目的、前生から今生にわたる人間関係のつながりなどにも触れており、当時の人生目的が(つまり「その時代の地球」へ転生してきた目的が)、「この時代の地球」で起こることの伏線をなしていたことを物語る実に興味津々たる内容になっています。
その中でも特にアウグストゥスの話に、私は強い印象を受けました。
また、私たちが教えられ信じ込まされてきた「史実」とは全く違う事実も述べられており、相互に完全に整合する(カエサル自身のものを含む)5人のストーリーをつなぎ合わせると、歴史家が出来事の動機や意味を十分に説明しきれないまま曖昧にしたり、勝手に推測したりしてきた部分が、(例えば有名な「カエサルの遺言」に込められた意図が)完全にクリアになります。
これに深入りすることは本稿の目的ではないので、ここでは取りあえず以下の「アウグストゥスのメッセージ」を読み進めるのに必要な限度で、簡単に触れておきます。
もちろん、この本の本体部分をなす「カエサルのメッセージ」は、彼の(死後の体験まで含めた)破天荒の生涯に基づく、きわめて示唆に富んだものです。それについては、「アウグストゥスのメッセージ」が完結した後の【解説】および【続編】で、ご紹介することにします。
古代ローマの歴史に精通した方は、すでに上の記述を読んだだけで「違うじゃないか!」と思われたことでしょう。
例えばアウグストゥスつまりオクタヴィアヌス(Octavianus)は、カエサルの実孫ではなく、ガウイス・オクタビウス(Gaius
Octavius)とカエサルの妹の娘アティア(Atia)との間に生まれた子供だと私たちは教えられてきたからです(ちなみにOctavi-anusは、Octavi-usの子供という意味です)。
カエサルのメッセージ(抜粋:『カエサルとの対話(Conversations with Caesar)』第12章)
足かけ8年にわたったガリア戦争が3年目に入った頃、私は自分が非常に富裕になるのではないかと思い始めました。ガリアに留まったのは、お金だけが目的ではありませんが。
そこでの人生を楽しみ、人々を楽しみ、征服を通じて得られる意気の高揚を楽しみました。
故国から遠く離れていたことは事実ですが、配下の急使たちが、ローマで起こっていることを間断なく知らせてくれました。
実際のところ、常に急使たちと、彼らに忠実な駿馬たちが近くにいて、ローマと私の軍団との間の情報の行き来を維持してくれていました。
もちろんローマは、私たちの行動に大きな関心を寄せていました。それは、彼らの財政が、将軍たちが国の金庫に送ってくれるものに大きく依存していたからです。
私の他にも、同時代で成功した将軍たちは間違いなくいました。ポンペイウスはその一人でした。
しかし私の目には、彼はかなり歳をとってしまったように見えました。彼がもっと若かったころには、誰も彼を乗り越えることができなかったのですが。
彼は、どうやって部下たちの忠誠を得るかを心得ていました。その点では私も、他の誰よりも、兵士たちにやる気を起こさせることができたと思います。
熟練した兵士だけでなく、新入りの兵士に対しても、彼らを統率することには自信がありました。言葉が彼らに与える影響を観察していたのです。
私は時折、故国を離れている兵士たちの大局観を、簡単な言葉で変えることを楽しみました。
私の軍団は、切っても切れない縁で結ばれていました。そして誇りがありました。
この程度のささやかな報酬であっても、そのために命を賭けるのです。
時には、彼らを引き止めることも必要でした。大義なしに彼らを死なせるわけにはいかなかったからです。
私たちは、この未開の地で家族のようなものでした。
自宅で居心地のよい生活を送っている人には、故国から遠く離れて、戦友以外には誰も頼れる人がいない者の淋しさは理解できないでしょう。
私達の野営地が、どれもこれも同じパターンで造られていたという記録があるようですが、実際にその通りで、帝国のどの土地の出身者であっても、私たちの「街」ではアットホームな気持ちになれたのです。
野営地では誰でも、最高指揮官を含めて、どの将校が何処にいるかが直ちにわかるようになっていました。
そこには親しみと慰めがあって、アットホームな感触が得られる何かが存在していました。
それは、仲間がそこにいるだけではなく、精神的なホームの中心でもあったのです。
その核心は私達が持っていた基準で、その基準の下で戦っている兵士は、自分の隊長を見ることができ、彼もまた故国のために戦っており、彼の神は彼の信念を知ることができるだろう――という状態がありました。
こういうことをお話する理由は、「信念」という言葉に関係します。
信念は、人が強く信じている何かです。
男性であれ女性であれ、強い信念を持っていれば、どんな問題でも解決できるでしょう。
意思を共有し、あるレベル以上の精神集中を維持できる能力を持つことができれば、人類が最も高遠な目的を達成する最強の手段になるでしょう。
私は、カエサルとして地球にいた時、そういう状況を見ました。そしていま、人類の現状を概観して同様に見ています。
私は地球界に十分近いところにいるので、私が関心を持っている人々の日々の活動をよく知っています。こういうことが、こちらの領域で認められているのは、それが素晴らしい勉強素材になるからです。
ご存知のように私達には、あなた方より遥かに鮮明に、行為の因果関係を観察することができます。
私たちは、あなた方の指導者が秘密にしている筋書きを見ることができ、彼らが宣言することに対して、あなた方が追随者として、どう反応しどう行動するかが分かります。
組織的な宣伝活動は、非常に強力な道具です。
それは私の時代にも使われ、間違いなくいま、あなた方に対して使われています。
時折、あなた方の信念が、政府の組織的宣伝活動によって完全に操られているのが見えます。
これは、あなた方を冷やかしているわけではなく、あらゆる生活のレベルで、これが大きな問題に見えるのです。
その範囲は、あなた方が何かを買うように助長する最もシンプルな広告から、秘密勢力が非常によくプログラムされた計画を敷設して国々を思い通りに操るものにまで及んでいます。
恐らく、最も強力なマインドコントロールは、人の信念を操ることでしょう。
その要諦は、人々の行動に関わる理解や教育を操作することでしょう。そしてあなた方の政府は、あなた方の信念を利用して、それを彼らが目的とする型枠にはめ込む手法に熟達しています。
これを私がいる領域から、非常に鮮明に見てきました。
政府が他国を支配しようとしたり、他国に影響を与えようとする際に、名誉や義務や愛国心が、広告宣伝マシーンの駆動剤としてよく使われます。
その動機は決して利他主義に根差すものではないことを、心得ておいてください。
表面的には、あなた方の政府が、ある国を解放して彼らが民主的な国家を建設するのを支援するという、最高の目的を追求しているように見えるかも知れません。
しかし考えてみてください。彼らには彼ら独自の動機があり、あなた方の信念とは必ずしも相容れないのです。
ここで私は、怒りを煽る扇動家を演じているのではなく、むしろ、言葉の裏にある動機を認識するように示唆しています。
この提案は、日常生活の全てのレベルで役立つでしょう。
間もなくあなた方は、あなた方をテロから守るという大げさな約束を基に、あらゆる自由を手放すことを求められるでしょう。
テロが何処から来るかを考えてみてください。
そのすべてが、中東の小さな集団によって引き起こされることはありません。
あなた方の敵がそこにもいることは事実ですが、あなた方の問題のすべてを彼らが引き起こしているわけではありません。
あなた方は、あまりにも広告宣伝に反応するように条件づけられているので、政府の組織的宣伝活動に対して、そして或る手順でコントロールされている報道に対して、無感覚になっています。
あなた方は、自由な報道機関を持っていません。
もし誰かが、手元にある報道機関の倫理規定が指示する通りに記事を書いたら、その者は解雇されるでしょう。社員の誰もが、それを知っています。
彼らは、上司から手渡された言葉や記事だけを商品にするという、上品な道を歩むのです。
あなた方のテレビで、ニュースキャスターも同じ問題で苦しんでいます。
あなた方は、どれだけ自分たちがコントロールされているかに気づいていません。
そしてテレビや「自由な」報道機関から、唯々諾々と情報を受け取っています。
一歩下がって時間をとり、周囲の出来事を評価することを始めましょう。
言葉の裏にある動機を見るようにしましょう。表面的な価値を、額面通りに受け取るのは危険です。
もっと考えること!
テレビの前に座って、スポーツ番組を見たりコンピューターゲームに熱中したりするのは、見物人にはなれるでしょうが、主唱者にはなれません。
大勢が主唱者になると、あなた方をコントロールしている者たちの望みを、破滅に追い込むことになります。
彼らは、物事を考える大衆には耐えられないのです。
あなた方の悪循環を断ち切るには、議論に加わり、他者の反対の見方を参考にするのがいいでしょう。
逆の立場に立って初めて、同質の者の集まりからは得られないアイディアが見つかるものです。
アメリカの人々は、どこかに帰属して、他の人たちと同じような状態を好むように見えます。
彼らは、多様性が持つ真の美点を理解していないようです。立場の違いというものは実に素晴らしいもので、それこそ成長の機会を提供するものです。
皆が同じようなら、進化はありません。
あなた方が、もし私の観点から見ることができれば、あらゆることが簡単に予見できることが分かるでしょう。
今のところ、人々が一歩下がって、自分たち自身のことを省察するキッカケがあるようには見えません。
これは、あなた方を責めているわけではなく、私の時代にもあったことです。
しかし、この二つの時代には大きな違いがあります。
私の時代には、世界の空間距離が大きすぎて、アイディアを結集するには膨大な時間が必要でした。
今日では、インターネットのお蔭で、すべての人がお互いに非常に近くなっています。
つまり時間が極度に凝縮された世界になっているので、出来事に関して、その動機や結果を迅速に知ることができるようになっている必要があります。
またたく間に、出来事に対して事前に備えをする時間が過ぎてしまい、問題があったことに気づく前に、起こった結果に苦しめられることが頻繁に起こります。
あなた方は、余暇の活動などの時間を削ってでも、自分の人生から何を生み出すかを計画し決定するために、もっと時間を使うべきだと思います。そうでなければ、選択の余地がない状態に追い込まれる(そこで初めて気付いても手遅れになる)ことになるでしょう。それは遠い先の事ではありません。
私の希望は、少なくとも私の言葉について考えてほしいということです。
私が大勢の人々を奴隷にしたことは事実ですが、それでも私は自由を信奉しています。
私は、奴隷にした人々を、ローマ人と同じだとは思いませんでした。彼らを人間以下の存在だと見なしたのです。
それが、私が犯した失敗でした。すべての人間が持つ尊厳を見失っていました。
自由というものは、人が本当に自由である時には尊重されず、あって当然のものと見なされます。自由を失って初めて、その大切さに気づくのです。
被征服者の苦難は大変なもので、単に選択の可能性を失うだけでなく、圧制者は考えられる限りの物を罰として取り立てるのです。
奴隷になった被征服者は、奴隷のくびきから抜け出す可能性はほとんどありません。
圧制者が制度を確立した後は、自由を得るには武力を必要とするのが普通です。
アメリカは多くの理由で、世界最強の武力を持っています。
もし、あなた方が自由を手放したら、誰が助けてあげることが出来るでしょうか?
上のメッセージに関連して、以下では2015年11月13日(金曜日)に起こった「パリ同時多発テロ」に関するCosmic Awarenessの、11月15日に降ろされたメッセージの概要を紹介します(原文はこちら〔英語:PDF〕にあります)。
ご存知のように同事件では130人の死者が出て、フランスは(そしてベルギーも)国境を封鎖し、オランド仏大統領は全土に非常事態を宣言しました(これは11月20日に議会によって3か月延長されました)。
この襲撃は主にパリ市内の狭いエリアにある5か所に集中しており、時間も主に21時20分から21時40分の20分間に集中しています。そして死者の約7割はコンサートが行われていた劇場で発生しています。
Cosmic Awarenessは、この事件を「もう一つの〔偽旗作戦[注]〕」だったと断じ、次のように述べています(「もう一つ」の意味は、2015年1月7日に同じパリで起こった前例があるからです:パリの出来事は新たな偽旗作戦)。
[注]偽旗(にせはた)作戦(False Flag Operation):攻撃の対象とする者が実行したように見せかける事件をでっち上げ、その先の行動に利用する自作自演の作戦。
――この事件は背後には強力な組織があることを示唆しており、一般に言われていることとは違って、このような出来事を短時間に引き起こす企画をすることは、私が見るところIS(Islamic State)の下部組織または個人の能力を超えています。
もちろん、このパリまたはパリジャンへの攻撃にISの関与があることは事実ですが、それが「13日の金曜日」に実行されるように、事前に計画した他の者たちがいます。
多くの人が「不吉な日」と見なしている「13日の金曜日」への迷信を固定化するために、この日が選ばれています。
――はっきり言っておきますが、ISが非難の的になっており、またIS自体が犯行を認めているとしても、それには虚偽があります。
その攻撃に加わった者たちを武装させ、それがISの犯行に見えるように意図して企画した者たちがいるのです。
そして、攻撃があった地域で「警備の穴があり、それを衝かれた」という一般に流布されている説明について、こう言っています。
――多くの偽旗事件で、これと同様の「警備の穴」が、どのように造られているか調べてみると面白くないだろうか?
「9.11と警備の穴」は有名なケースで、その地域で「警備の穴」があっただけでなく、ツインタワーやペンタゴンを目指している飛行機を迎撃するべき戦闘機が、演習の為として、はるか遠くへ移動させられていました。
したがって、怪しい飛行機が見つかったとしても時間距離からして間に合わなかったのですが、これも計画の一部でした。
次に、この攻撃の背後に何があり、何を狙いとしているかについて。
――これを理解するには、この2,3か月にシリアやイラクで起こってきたことを理解する必要があります。
特にロシアがシリアの正統政府と市民を支援し、シリアに軍を派遣したことです。
ロシア軍とシリア軍などが連携してISの基地を極めて効果的に攻撃しました。そして彼らは、ISの弾薬庫や機器の倉庫を攻撃し、この2か月間にISの装備や武器の多くを破壊しました。
それが非常に効果的だったので、その地域でのISの戦闘能力は文字通り無効になったほどですが、このことは報道されていません。
それどころか、いま進行しているのはISの名声を築き上げることで、彼らを中東のいわば舞台から引き出して、世界的な脅威を創りだすことです。
上の説明は、「週刊金曜日 11月27日号」の「フランスの罪深き欺瞞」の中にある次の記事と符合しています。
《フランスは米国や英国と同様、去年9月以降、対ISの空爆を実施したというが、「すべての戦況を変えた」(ジョセフ・ダンフォード米統合参謀本部議長)と米軍もその打撃力を認めた9月30日からのロシア軍による空爆が始まるまで、ISの拡張を妨げた形跡はない。》
シリアのアサド政権に対して西側(NATO諸国)と正反対の立場をとるロシアが、IS攻撃で9月以降に西側と歩調を合わせたのは、今や「人類全体の敵」となったISを壊滅させるという当然のことをしているというスタンスでしょう。
しかし西側のどこかでは、別の意図がうごめいているようです。
――私Cosmic Awarenessは、これは心理戦争だと言明します。
ISの裏にいる者たち、ISつまりIslamic Stateを創り出し隠れた意図を持つ者たちは、シリアやイラクに戦闘勢力が存在することの有用性を知っており、たとえISが手足をもがれたとしても、彼らは依然としてISを必要としています。
それは、この種のテロを引き起こす「お化け」を世界の、いわゆる「自由世界」の、人々の心に植え付ける役割です。
つまり、この心理戦争は、今やISは世界のどこでも攻撃する能力を持っているので、いっそう警戒を高める必要があるというシナリオを、人々に提示することです。
上のメッセージに関連して、「週刊金曜日 11月27日号」の「フランスの罪深き欺瞞」の中には、こういう記事もあります。
《さらに奇妙なのは、米英仏が同じNATO(北大西洋条約機構)加盟国で、シリア北部で国境を接するトルコが、ISの最大の後方支援基地を提供している事実に一切口をつぐんでいる点だ》
《ドイツの国際放送ドイッチェ・ヴェレが去年11月に放送した「ISの支援経路はトルコ経由」という題のドキュメンタリーは、ISがトルコからシリアへ越境攻撃し、ISの補給を担うトラック部隊がトルコ国境に続々と集結している事実を暴露した。トルコと密接な軍事協力関係を有している米国やフランスがこの事実を知らないはずがなく、共通目的のアサド政権転覆のためなら、ISも利用しようとする魂胆が見え見えだ。》
そして、この事件の背後には、もっと大きく深い狙いがあるとして、次のように述べています。
――年頭の事件から今回の事件へとエスカレートさせてきたのは別の理由があるからです。
このパリの事件は単一の攻撃を超えた、一人や少数の偽旗作戦を超えたもので、大きな偽旗の傘の下にある数個の偽旗の一つでした。
その狙いは、当該の国々であれ他の国々であれ、市民に恐怖を引き起こし、彼らが何らかの対応措置を大声で求めるように導くことです。
――これは古典的な〔問題/反応/解決策〕という手法で、彼ら権力の頂点に立つ者たちの常とう手段で、しばしば採用されてきたものです。
彼らは自分たちが達成しようとする目的は分かっていますが、そのためには問題を創り出す必要があり、それによって人々の反応を得た上で、このケースでは一見したところ更に大きな安全と保護を求める人々の要求に呼応して、彼らが解決策を携えて進み出るのです。
――このケースでその解決策は、さらに強力な警察国家を創り出すことと大いに関係があります。
今ではパリの街角で武装した軍隊が、記念建造物や行事会場や街路を歩きまわる姿が日常の光景となっていますが、これこそ、次のレベルの警察国家を創ろうとする「彼ら」が望んでいることです。
そこでは普通の市民が、首都や居住地域の街路に武装した軍隊が存在するのを当然のこととして容認する。これが、今回の事件やこれまでにも起こった多くの偽旗事件の背後にいる者たちの、多年にわたる計画の次の段階またはレベルです。
――「彼ら」は、この地球に「NWO(New World Order)」の呼び名で一般に知られている単一の世界政府を造る方向に動いており、そこで人類の全員が共通して体験する状況の一部が、強力な警察国家です。
また、その線上にあるのが国際機動部隊の編成で、もしこれが実現すると、すぐに次のことが明白になるでしょう。
この部隊は世界の市民を守ることが目的ではなく、実際には世界の市民を、このNew World Orderを創ろうとしている者たちの奴隷にすることだということが。それが、「彼ら」が心中に抱いているNWO計画の一部なのです。
世界の状況を背後で操りながら、この惑星地球に「NWO」を創り、人類を完全支配しようとする野望を抱いているのはCosmic Awarenessが時々言及する「オリオン・レプティリアン勢力」で、彼らは元々この惑星の住民ではありません。
その僅か一握りの連中のために、世界の主要国の組織や機関あるいはマスメディアなど膨大な関係者が(その本質を知ってか知らずか)現に「彼ら」の目的に協力している、または屈服させられているという恐るべき状況の一端を私たちは見ています。
「彼ら」のやり口が如何に巧妙かが示されているわけですが、私たち普通の市民はどうするべきでしょうか。
――「彼らを決して信用しないこと」と言うのは簡単すぎるでしょうが、正にこれが第一歩です。
あなた方のテレビで、ラジオで、インターネットで、または新聞で報道されることの背後にある情報経路を信用しないこと。
そして疑問を提起し、出来事の観察者に徹し、出来事の裏にある真実を感じ取る能力を磨くことです。
これらの出来事は、ますます露骨になってきます。
もし人が、中立的な立場で状況を見ることをせず、これらの出来事の心情的衝撃から自分を切り離すことをしなければ、ひそかな意図や目的を持つ者たちが生み出す嘘を信じがちになるでしょう。
――もっと深遠なレベルでは、これは多くの方にとって簡単ではないかもしれませんが、それでも大切なことは、たとえ出来事が実際に起こっておりその衝撃は小さくないとしても、人は自分の人生の創造者だと確信することです。
それが意味することは、各人の人生体験は、それぞれにとって独特だということです。
もし人が、創られた嘘や欺瞞を受容れると、無意識に自分の現実創造力をその嘘をバックアップするのに使うことになります。
そうすると、その個人は自分の現実を、危険があり、周りに敵が―真の敵は感知できないまま偽の敵が―いるように解釈することになるでしょう。
あなたは創造者であり、スピリチュアルな存在だから、もしそのようにすると、これらの出来事に更にエネルギーを与え、そのような作為的な出来事の影響を受ける可能性が大いにあります。
ここで言われていることは、今回の「パリ同時多発テロ事件」を例にとれば、マインドコントロールされまたは脅されて実行に及んだISのメンバーを(またはISのレッテルを貼られた若者たちを)憎んだり、その筋の者たちによって生み出され育てられた「ISというお化け」に恐怖を抱いたりすることの愚かさでしょう(彼らは本当は「犠牲者」だから)。
ここで改めて、上の「カエサルのメッセージ」を読んでみましょう
――間もなくあなた方は、あなた方をテロから守るという大げさな約束を基に、あらゆる自由を手放すことを求められるでしょう。
テロが何処から来るかを考えてみてください。
そのすべてが、中東の小さな集団によって引き起こされることはありません。
あなた方の敵がそこにもいることは事実ですが、あなた方の問題のすべてを彼らが引き起こしているわけではありません。(カエサル:上記)
カエサルによって、今日の状況が的確に見抜かれています。しかし、私たちの前途には希望があります。
Cosmic Awarenessは、今回のメッセージの結びとして次のように述べています。
――これらすべてには別のレベルがあることを知っておいてください。
それは神のレベル、神聖な万物の根源のレベルで、そこからのエネルギーが日々に人類意識をますます貫いています。
この世界には新しい光が到来しており、ますます多くの人が意識と魂の光に目覚めつつあります。
――この世界の転換が始まっており、もっと大きい転換がこの先でやって来ます。
その種の悪魔的な残虐行為を行っている権力者たちも、このことを知っているので、ますます死に物狂いになってきています。彼らは積年のマスタープランを実現し得る時間が僅かしか残っておらず、それが尽きようとしていることを理解しているのです。
彼らは下降局面にあり、人類は上昇局面にあって上昇しており、成長しており、成就しようとしています。
【関連】
・アウグストゥス 人類の前途を語る
(特に〔序文〕の全体)
・続 アウグストゥス人類の前途を語る (特に【解説】の次の各項:〔古代ローマという時代〕〔カエサルの遺言状〕〔カエサル 「バルド(Bardo)」にはまる〕〔カエサル――もし当時これを知っていれば!〕)
なお本件に関して、個人的スタンスの持ち方と実践について、次の〔Q&A〕を参考にしてください。
これは、〔私の想い私の願い―創造主〕に続くものです。
(Q) 小松様 早速、ご返信くださりありがとうございます。
本当に、私も小松様のおっしゃるように『――神はこの世界へ戻ってきており、この世界を持ち上げます』とのお言葉が事実であることを実感させていただいておりました。
そして、ふっと心に浮かびますのが、以前のクシナダ様のお言葉、
主神と共にあり 主神の光の中で過ごした日々の
光り輝く世界の記憶
〔HPテラ〜再生への旅〜「創造の神秘」⇒ http://tera369.web.fc2.com/mess5.html〕
創造主のお言葉にもございました、
もともと そなた達は わたしと共にあった
わたしの創り出す世界の設計図と共に
〔光り輝く世界の記憶「光の魂」⇒ http://finale11.blog.fc2.com/blog-entry-1.html〕
…という魂の記憶に刻まれている、天国で主神の分霊として輝いていたころのことです。
このように、とても近しく創造主である主神のお言葉に触れ、おもいを分かち合わせていただき、生きとし生けるすべてのものと共に、等しく愛の御手の中で養い育てられていたのだろうな…、と感じておりました。
すでに世界も大変な混沌の中にありますが、主神のお言葉をはじめ、多くの神々様、光の存在の皆様からのメッセージを肚に落とし、気づきを深めさせていただきながら、地道に "今、させていただけること" に取り組んで参りたいと思います。
また、これからの展開の中で、既成概念の通用しないような突拍子もないことなども出てくるように思われますが、意識も心もオープンにして、"心の広さ深さを身につけ" られるよう、日々の主神との対話を欠かさずに共に歩ませていただきたいという気持ちでおります。
本日、ご紹介くださいました「歓喜の意識がアセンションに通じる―ババジ」を拝読させていただきました。
この度の重要な最終仕上げの魂の改革に
一丸となって取り組んでいただきたい
との主神のお言葉にもありますように、また一段と大切な局面を迎えていることを「ババジのメッセージ」からも感じさせていただきました。
主神のお言葉、そして、小松様のお伝えくださっている多くのマスターの皆様のメッセージにお導きいただけることは、本当に幸せなことと改めて感謝しております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(A) 拝見しました。
おっしゃる通りですね。
それにしても、「主神と共にあり 主神の光の中で過ごした日々」から、よくぞこんなに遠くまで(地の底まで)人類はやって来たものだという慨嘆は簡単には消えません。
論理的には、アトランティス崩壊から今日までの歴史を紐解けば納得できますが、例えば〔続々 アウグストゥス人類の前途を語る〕の冒頭部で紹介している〔カエサルの指摘〕などを読むと、完全に今日の状況そのものなので、気が重くならない人は少ないでしょう。
それでも、ババジがおっしゃる「この世界の浄化に取り掛かる前に、あなたは自分自身を浄化するべきです」「世界の出来事にあまり意識を集中させないようにし、もっと自分の人生に専心しましょう」などが、現実的なアドバイスなのでしょうね。
(Q)小松様 こんにちは。
「この世界の真実」に出逢うまで、私もなぜ世の中にはこんなにも困難や苦難が絶えないのか…
「みろくの世」「地上天国」になると言われていますが、具体的に、自分も取り組めるような、今現在のこととして納得できる情報にも出逢っておらず、自身を含め、人間はいったい何の為に存在しているのかと思い悩んでいた時に、アセンションのことに出逢えました。
それから信頼できる情報をインターネットでも探し求め、小松様のホームページ「ガイア・アセンション」にも出逢わせていただき、数々の疑問も氷塊してゆきました。
闇の勢力の存在についても本を読んだことはありましたが、ここまで力が及んでいる
ものとは思っておりませんでした。
この度の、
まさに今 人類は 大きく飛躍を遂げ
物心両面相まった世紀に突入しようとしておる
との主神のお言葉には、いつになく強いお気持ちが込められているように感じられましたが、それは、光り輝く新世界への移行を目前にして、これまで人類が辿ってきた歴史の深い暗闇の部分をみることもまた、避けては通れないということなのですね。
これまでに届けていただいた多くのメッセージには、身近な事も含め、世界の出来事をどのように受けとめ、ひとりの人間として何をすべきかということについて、事細やかに教えてくださっておりますし、小松様がご紹介くださっております、「解放への行動―ババジ」に示されている瞑想や、
ブログ「光り輝く世界の記憶」でご紹介させていただいております、神々様より示されました、祈りと意思表示など、
〔「◎ 祈り ◎ 理想世界の実現へ向けて」 ⇒http://finale11.blog.fc2.com/blog-entry-36.html 〕
明確に示されておりますので、とても心強く、ありがたく思っております。
「歓喜の意識がアセンションに通じる―ババジ」に、
――そして前途にあるのは、その道の一部としてのゴールイン寸前の最終段階ですが、そこでは大きな疲労感が出てくるものです。
そこで、この時点で必要なことは、自分自身を完全に神の腕の中に、神の恩寵に委ねることです。
この瞬間が到来したということは、今こそそうするべき時が来たということです。
とありましたが、
「私は主神の子です!私をその御手の中に迎えてください
あなたが差し延べられた御手につかまり
私につながる全人類 その両親 先祖をはじめ
万物と共に新しく生まれたいのです」
その様に申し出るが良い
〔「メシヤ」の新たなる真実―創造主のお言葉」 ⇒http://finale11.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
〕
との主神のお言葉がすぐに想起されました。
本当に天界から至れり尽くせりのご支援をいただいておりますね。
〜メシヤの御名にあって
光の輪があまねく広がってゆきますように…
感謝と祈りを込めて〜
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