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完全に自分に正直であることは目覚めへの必須の資質です―サナンダ・(アセンション時局’16)
[2016年9月5日]
【目次】
・【解説】
今回のメッセージでサナンダは、私たちが当分のあいだ住み続けることになる、惑星地球での人生の真髄を教えてくれています。
――人間として地上で行う皆さんの課題は、単に、何であれ皆さんが取りすがっている「愛と整合しないもの」を手放すことだけです。
これを読んだだけでは簡単には納得できないと思いますが、今回のメッセージを通して読めば、人類社会の営みや人々が共通して持つ心的傾向の隅々まで見通しておられるサナンダが、約2000年前の「ナザレのイエス(Jesus of
Nazareth)」としての前生から現在まで一貫して、「愛」を説いてこられた理由が得心できるのではないでしょうか。
それは、「アセンションの時代」を生きる私たちが目指すべき方向に直結します。
なお【解説】では、今回のメッセージに関して、誰もが疑問を抱きそうなテーマ2件を採り上げました。
人類の完全覚醒への復帰、つまり幻想からの目覚めが急進展しています。
死は地球人生の終点ではないことに大勢が気づき始めています。そこで体験していることは実際には「愛が存在のすべて」という教えを習得する「つかの間」に過ぎないこと、そして皆さんの肉体は純粋に一時的な乗り物、またはその間の住居だという認識です。
肉体を持つことは、この目的には理想的ですが、間違いなくやって来る皆さん全員の「卒業」時点では、もう必要でなくなるでしょう。何故なら皆さんの本来の状態は、永遠にわたって限界というものがなく、「途方もない夢」どころではない潜在力に満ちているからです。
「神の臨在」のもと「実家」で皆さんが体験することになる「現実」での歓びは、皆さんが持つ人間の能力では想像すらできない「進路」で、それに対して皆さんは「目覚める」のです。
人間として地上で行う皆さんの課題は、単に、何であれ皆さんが取りすがっている「愛と整合しないもの」を手放すことだけです。
それを一瞬だけでもやれば、自己のエネルギーが大きく切り替わり、これまで持ち運んできた重荷が軽くなるのを実感するでしょう。
皆さんのほとんどは、他者を傷つける何かを行ったり言ったりして後で後悔したことに対して、いつかそれが許されたことがあるでしょう。そして、その許しを受けたとき、莫大な重荷が肩から抜けるのを感じたことでしょう。
同様に、あなたが「養って」きた、恨みや苦渋、怒りや憎しみなどを手放せば、あなたが解放した愛のない側面に入れ替わって、気持ちが軽くなり歓びが流れ込んでくるのを感じるでしょう。
皆さんの苦難や不幸のすべては、皆さんが持つ片寄った判断をする姿勢に由来しており、またその痛みを引き起こしたと信じられる他の人たちが、その償いをするべきだと感じていることに由来しています。
しかしその痛みや苦難は、実際には、あなたが思っている他者の不始末の瞬間からはるか後まで、くよくよとそれを引きずっていることによって起こっています。
あなたは、過去の不愉快な記憶に拘り続けることで、また前途で起こる新たな不愉快を想像することで、自分自身を効果的に処罰し続けています。
しかし宇宙には「現在」しか存在しないのです!
したがって、現在を平和的に生きるようにしましょう。それが、あなたの本来の姿だから。
自分自身を許すのは必須のことです。
ほとんど全員の方が、あなたは「まだまだ」だから、もっと向上し続ける必要があるという強力な印象を、吹き込まれてきています。
「幻想世界」の中では、教養を積んで他の人々と好ましい交流が出来るように、基本的な社会ルールを学ぶというのは筋が通っています。
しかし多くの方は幼少時に、自分を惹きつけることを、つまり直感的または本能的に引き寄せられることを、やろうとすると思いとどまらされ、それに替わって「目上の人々」が良いと決めたことを、習得するように仕向けられてきたはずです。
これが、彼ら独自の内心の導きへの不信感を醸成し、そこから来る「内なる葛藤」が退屈や意欲の減退、または強い反抗につながることが多々ありました。
そして今、大人として、これら押し付けられた課題や要件、または全てのネガティブな自己判断や罪悪感など、これまで皆さんを導いてきたものを手放す必要があります。
皆さんの全員がスピリチュアルな存在で、精神界には無数の友人やガイドを持っていて助言を求めることができ、それを求められるのを彼らは熱烈に待っています。
ガイダンスを求めるには自分の内部へ入りましょう。そこには、もはや役立たなくなったものを手放すための、驚くほどの資源があることが分かるでしょう。
さまざまな選択肢や可能性について友人たちと議論することも大いに役に立つでしょうが、結局のところはあなた自身が、自分なりの直感や精神界からの助言に基づいて、それに加えて何が自分に合っているかについての「あなた独自の感覚」によって決定するべきです。
何が正解で乗って進むべき道なのかを知り得るのは、あなただけで、あなたに求められているのは、それに尽きるのです。
人間として生きる場合は、周りの世界やそこで起こることを完全に理解する能力が大幅に制限されるので、誰でも間違いを起こします。間違いは学びのための体験で、それによって知恵を得ていくのです。
したがって、間違いを犯したからといって性急に自己判断をしないようにしましょう。それよりも、穏やかに自分自身を許し、そこから学び、間違ったことを隠そうとしないことです。
完全に自分に正直であることは目覚めへの必須の資質で、皆さんの全員が経ている過程です。
その状態を保てば、あなたは自分を信頼できることを知っているので、いつも平和でいられるでしょう。
自己を、そして他者を信頼することは非常に重要です。
信頼がなければ、あなたは絶えず間違いを起こしてそれを隠すことになる状態を予期しているようなもので、他の人たちに対しても同様となり、不必要にストレスを生み出すことになります。
信頼があれば、間違いを起こしたとしても、自分を許し前進するだけです。
おそらく皆さんは、いつも落ち着いて満足しており心にやましいところのない人は、正直で高潔な人で、そういう人は信頼できることを直感的に気づいているでしょう。
信頼には信頼が応答し、不信には不信が応答します。背信は、後者の論理的帰結です。
あなたが完璧に正直なら、誰か他の人が信頼できるかどうかを、ほとんど常に直感することができて、人生がはるかに楽になるでしょう。
愛は皆さんの本来の状態だから、誰でも愛され信頼されることを望むものです。
それでもしばしば多くの人が、怖れや過去の苦い体験などによって、疑いを抱くほうを選んでいます。それが、裏切られることが日常茶飯事となっている世界を生きるための、現実的な道だと信じてのことでしょう。
しかし、信頼が信頼につながるように、疑いは疑いにつながります。あなたが思い描き期待することが、あなたの体験になるからです。
疑いは、信頼できないことだから、愛を締め出します。そして愛と信頼とは、切り離せないのです。
私や他の経路からのメッセージでも繰り返し言及しているように、「神の創造物に不完全は有り得ないので、皆さんの全員が完璧な存在です」
それでも、皆さんが選んでいる人間社会の幻想の枠内で、皆さんはスキルや能力を厳しく制限されています。
皆さんは、自らを根源から切り離し、神を必要としないことを立証しようとする無益な試みの中で、この体験を選んだのです。それは、皆さんが楽しむためのゲームでした。
しかし神は、皆さんを創ったとき完璧な神性を持つ存在として自己と同等の力を与え、自己の存在の全てを自らの創造物に惜しげもなく分け与えるので、皆さんが発明したゲームつまり造り出した幻想は、何から何までリアルに皆さんには見えるのです。
この虚構を見破るには、愛と、愛だけと関わりを深めることです。他のすべては非現実だからです。
皆さんは、この「教え[注]」を聞いたことがあるはずです――「完全な愛は恐れを締め出します」
これは真実です。完全な愛の他には何も存在しないからです。愛でないものは非現実で幻想です。したがって永続きすることはありません。([注]:新約聖書「ヨハネの手紙1(4-18)」)
皆さんの全員が「間違いなく」完全な愛に目覚めます。それが、神聖で逃れようのない運命だからです。
したがって、なお残っている独善意識や怒りや苦痛、または過去に受けた傷でだらだら長引く憎しみへの拘りを手放して、自己を目覚めるにまかせ、それに続いて起こる歓喜を大いに楽しみましょう。
親愛なる皆さんの
サナンダ
このメッセージはイギリス生まれのアメリカ人ジョン(John Smallman)が受けたもので、原文は〔こちら〕にあります。ここでは音声を聴くこともできます。
――肉体を持つことは、この目的には理想的ですが、間違いなくやって来る皆さん全員の「卒業」時点では、もう必要でなくなるでしょう。何故なら皆さんの本来の状態は、永遠にわたって限界というものがなく、「途方もない夢」どころではない潜在力に満ちているからです。
ここでは、「皆さんの全員の『卒業』時点」が正確には定義されていないことを念頭に入れておいてください。後で改めて採り上げます。
このおテーマに関連して、まず「私たちの本質」がどういうものであるかを知るのに次が参考になります。
――ご存知のように、あなた方ひとり一人は魂として創られており、またそれは、「父なる/母なる神」のエネルギーから創られています。そのすべてがどのように起こるのかについての詳細に立ち入る必要はないので、ただそうであると言っておきましょう。
あなた方はすべて、光の存在として創られています。創られるのは、人類としてのあなた方の想像をはるかに超えた、多くの能力や可能性を持っている魂です。
それは、あなた方の肉体が保持できるより、もっと多くの私という存在の粒子を、私のエネルギーを持った実体です。それは、小瓶の中に象を押し込めるようなもので、魂がもつ全体性を人間としての形の中で表現しようとするものです。それが象にとってどんな体験か、あなた方は理解できると思います。
そこで起こることは、しばしば「モナド[注]」として知られる魂が肉体を使って表現するために、それ自体の触指を伸ばすということです。
したがって、あなた方が自分の魂として、人間として知っているその魂は、あなた自身である魂の全体つまりあなた自身であるモナドのうち、ごく小さな一面でしかありません。あなた方が人体の中に見る現に存在している、あるいは存在してきた、魂の表現のすべては、そのような魂全体の、部分的な粒子が個別に送り出されたものです。
一部の方々は理解していますが、あなた方が直線的な時間体験の中で生きているというのは実は幻想で、あなた方が創造された瞬間まで記憶をさかのぼり、自分が誰であり何であるのか、その完全性を思い出すにつれて、2012年のうちに消えてしまうものの一部です。
したがって、それらの触指やそれらの時間軸のすべて、そしてそれらの表現のすべては今のところ存在しています。
それで、その体験の旅は一部ではそれら個々の粒子(魂)の旅であり、同時にモナドの旅でもあります。後者は、はるかに入り組んだ、広範で多数の転生体験を含むもので、地球だけでなく宇宙の他の場所にも及んでいます。
[注]モナド(monad):創造主の分身として魂が創られる際に、それぞれが特定の個性を持つ「魂の大元(モナド)」が先ず創られ、そこから多数の個別魂が派生する構造になっている。各モナドは、自己から派生させた個別魂の宇宙の様々な領域における体験を集約すると共に、独自の理念や意図を持って、創造の目的に沿う方向に個別魂を導く役割を果たしている。個別の魂からすればモナドは自分の別の側面で、それを通じて創造主に繋がっており、また同じモナドに属する多数の個別魂の転生体験を共有している。
ここにも、「あなた方が直線的な時間体験の中で生きているというのは実は幻想」という表現があることを念頭に入れておきましょう。
さて以下が、このテーマの本論に関係します。
――このように、より高い波動領域に移るというこの概念は、身体にとって特に新しいことではないのですが、そのことはほとんど知られていません。
一方、それには新しい側面もあります。一種族が肉体を持ったまま、いわゆる天使の次元に存在することになるのは地球では今までにないことだからです。
それは、肉体のスキルや能力がより高次の意識レベルへ持ち込まれるワクワクする時となるでしょうし、メタトロンが語っているように、それは私の意図なのです。
つまり、あなたがた肉体を持つ者が、たとえそれが体験を重ねるにつれて変化し、変容するとしても、宇宙の中心へ戻って私に再会するまでの全道程を通じて、あなた方は体験や能力、そして記憶のすべてを保持した肉体を持ち続けるのです。
それは、あなた方がこの惑星での多くの苦難を切り抜けてきたことに対して、あなた方が受け取る贈り物の一部です。
ここで、「一種族が肉体を持ったまま、いわゆる天使の次元に存在することになる」と明確に述べられています。
つまり、私たちは(現在の)肉体を持ったまま、今回のアセンションで「次の世界(5次元宇宙)」へ移るわけです。
ただし、その肉体は「5次元レベルの身体」で、DNAは(無用のものは別として)そのまま持ち越されるとしても、波動レベルが遥かに高い「希薄で精妙な身体」になるでしょう。そして、「時空の制約を超えた」(これに関してはゼータなど高次元の存在と同様の)存在様式を獲得するでしょう。
そして「5次元以上の高次元宇宙」では、それぞれのレベルに応じた役割分担は違っても、「神の世界に溶け込んで存在」する点では共通しており、相互の交流も難なく行われていることを、『アセンションものがたり』などで知ることができます。
私たちが高次元へ移行しても「依然として身体を持つ」のは当然のことで、人類より何段階も進化したゼータでさえ身体を持っています。
したがって、上の引用で「いわゆる天使の次元に存在することになる」というのは、「高次元宇宙に存在することになる」というのを卑近な「たとえ」として言われたものでしょう。
また冒頭に出てきた「皆さん全員の『卒業』時点」というのは、正確には、最終的に誰もが「根源(創造主)」へ帰還する途上で、少なくとも「身体を持つレベル」を「卒業」して「天使のレベル」に入る資格を獲得した段階を指しているとみられます。
次は、人類と縁が深いゼータ種族の長老マーリスの講話で、ここでは人類の現状を第1レベルとする10段階の『進化の階段』を説明しています(ゼータは第5レベルだから、第1レベルから第4レベルまでの存在たちの進化をサポートする役割を担っているとのことです)。
私たちの役目は、『進化の階段』として知られる宇宙のサイクルの最初の4つのレベルで『エネルギーの世話人』として働くことであり、私たちは銀河同盟から、現時点で、地球人類が次のレベル、つまり第2レベルへ進む手助けをするよう、任命されています。この『進化の階段』は、物質的であると同時に精神的な進化の道筋で、すべての人間型種族はそれを通過しなければなりません。この階段を第1レベルから第10レベルまで進む間に、人は、『動物的人間』から『宇宙的人間』にまで次第に進化します。地球の人間種族は第1レベルで、一方、地球人が『天使』と考えている存在は第9レベルと第10レベルに属しています。
これらの10のレベルを通って進化していく間に、人の意識も深まります。実を言えば、これが人間型種族の進化のすべてなのです。それは、徐々により広く深くなっていく心の側面にアクセスする能力を開発し発展させることです。地球人や第1レベルの他の種族は、彼らの潜在意識の10分の1しか利用できないため、10分の9は無意識のままです。第10レベルの存在は、10分の10、言い換えれば意識全体を利用することができます。ですから、天使の領域は純粋な心なのです。私たちの種族ゼータは、階段の中ほどの第5レベルにいますから、私たちの意識は、その能力全体の半分が機能しています。
意識のより深く広い層に近づくこの段階的な能力は、DNAの鎖をより多く活性化させていくことでもたらされます。これは、進化のプロセスの本質的な部分なのです。地球の人類は、2条のDNA構造で機能していますが、第10レベルの存在は少なくとも12条で機能します。残りの私たちは、2つの間の中間のどこかにいるわけです。DNAのこの段階的な改善と、人間の進化のプロセスの構成要素である心と意識の拡大によって魂は拡大していき、最終的に宇宙意識、普遍意識、あるいは神の意識と呼べるものへと発展するのです。この3つの言葉は互いに完全に置き換えることができます。なぜなら、宇宙、つまり普遍なるものは、聖なるもの、ワンネス、または神だからです。
(『アセンションものがたり(上)』 第7章)
以下は、ゼータ種族から惑星地球に転生して成人になった後に気づきを得て、地球と高次元の両世界で同時並行的に活動しているアリーと地球人の兄パコとの会話です(ここに出てくる「東洋の賢者たち」は、ババジなどを指しているとみられます)。
「ゼータは、実際には進化の上で人間と天使の中間の地点にいるわ。すでに人間よりは進化しているから、自分たちの心については、私たちよりずっと大きな部分を使いこなすことができるの。だから彼らは、思いのままに姿を現したり消したり、また閉まったドアや窓、そして壁を、歩いたり浮遊したりして通り抜けるといった、一見魔法のような、不思議なことができるのよ。これらは身体的な能力ではなく、むしろ心の能力で、それは私たちが『進化の階段』をさらに昇って進化すれば、いずれは全員がマスターすることになるわ。
そうそう、ここ地球でも、こうした見たところ魔法のようなことができる人間が何人かいるわ。例えば、ほんとうに進歩した東洋の賢者たちがそうで、彼らは何度も生まれ変わって、そのように心を使いこなすことに捧げてきているの。これが、『心は物質を超える』という表現の意味なのよ」
(同上 第15章)
次もアリーとパコとの会話ですが、以上に関連して更に理解を深めるためのご参考です。
「地球のような第1レベルの惑星では、テクノロジーに全面的に頼る傾向があって、意識というのはどちらかというと当てにならないものとされているわ。一方『進化の階段』の私たちのような進化のレベルでは、テクノロジーを意識とうまく結び付けているの。第9レベルと第10レベルの天使の領域へと上っていくと、それは純粋な意識よ。だから天使はテクノロジーをまったく必要としないわ」
「じゃあアリー、物質の分子のレベルに意識がある、というのはどういう意味?
生命体なら、例えば、ぼくたちの身体の細胞レベルで意識があるというのなら、その概念は理解できる。でも石や木片のような生命のない物体についてはどうなんだろう? どうも理解できないな」
「問題は、地球の人たちが、『生きている創造物』と考えられているもの以外に意識があることを認めないことなの。本当のことを言えば、意識はすべて鉱物界から始まるのよ。あなたたちの惑星に存在するすべてのもの、つまり、動物、植物、鉱物は、意識を備えているわ。そして、物質に形を与えているのは、この分子レベルの意識なの。だから、石を形作っている分子は、木片ではなく石として現われるわけ。要は、その意識とつながる方法を身に付けることで、その唯一の答えは自分自身の意識を拡大することなの。言い換えるなら、魔法の鍵を持っているのは自分の心だ、ということよ」
(『アセンションものがたり(下)』 第24章)
――人類の完全覚醒への復帰、つまり幻想からの目覚めが急進展しています。
――しかし神は、皆さんを創ったとき完璧な神性を持つ存在として自己と同等の力を与え、自己の存在の全てを自らの創造物に惜しげもなく分け与えるので、皆さんが発明したゲームつまり造り出した幻想は、何から何までリアルに皆さんには見えるのです。
この虚構を見破るには、愛と、愛だけと関わりを深めることです。他のすべては非現実だからです。
つまり私たちは、集合として自ら造り出した「幻想世界」を生きていると指摘されており、これはサナンダからの別のメッセージでも言われていました。
しかし私たちは、「何から何までリアルに」見える「現実」を間違いなく生きています。
特にその「現実」の中には、「愛にそぐわない」もの、つまり今回のメッセージにもある「裏切られることが日常茶飯事となっている世界」が、どちらかというと顕著に見られます。
また、こういうメッセージもありました。
――「出来事」が近いことは、支配者たちの傲慢から見て取れます。
この事実に基づいて、最後の出来事はすでに始まっていることが確言できます。
人それぞれの関心の持ち方や感じ方は一様でないとしても、サナンダからのメッセージを読んで「現実」との相克を感じる方は少なくないでしょう。
それに対する一つの回答が、サナンダの先のメッセージにあります。
――今回は目覚めを採らないという選択をしている少数の方々でさえ、覚醒過程の一部を構成しており、彼らは勇敢にも「狂気のゲーム」を演じるために人間の姿を取っています。
それは、他の人々にショックを与えて、「幻想」への強固で恐ろしいまでの囚われから解放してあげるためです。
この方々は、いずれは別の環境へ移動し、そこでは目覚めのために必要なものは潤沢に愛情を込めて与えられることになるでしょう。
ここでは、この世界のネガティブに見える状況を裏から操っている方々に言及しており、「彼ら」は今回のマス・アセンションで(現在の身体を持って)高次元へ移行することはないとしても、いずれ別の領域で「(我を忘れ本気になって)悪役を演じ続けて人類の目覚めに貢献した」ことに対する「ご褒美(目覚めて本来の自分に戻るための支援)」が与えられると結んでいます。
表面から見えることだけでは事の本質は分からない、とういうことでしょう。
(この件について更に認識を深めたい方に)
・天の保護が一方では強化され他方では取り外された―ババジとの対話
・続・天の保護が一方では強化され他方では取り外された―ババジとの対話
以上を頭の片隅に入れておいて、具体的には、どのようなスタンスで進めばいいかについて、以下を参考にしてください。
――考慮するべきことはこれです。
二極性が存在する限り、暴力も存在します。
そして憎悪と愛とは、二つの異なる波動域に存在しており、一つのコインの同等の二つの側面を現すものではありません。
その意味は、憎悪は絶滅させるべきで、よくても変容させるべきだということです。
皆さんは選択権を持っています。憎悪か愛かを――いまこの場で選んでください。
――個々の人間は独立した存在で、何事も自分自身の裁量に任されている――これは完全な誤解です。
この道を進むと失望に出会うだけで、開明への光に満ちた道に背を向けることになります。
あなたの本質と神とは一体です!
あなたの光と神の光とは「一つ」で、あなたの愛と神の愛とは「一つ」です。
あなたの力は神から与えられ、セルフエンパワーメントはそのための通過儀礼です。
――あなたがこの難局を無傷で克服するために、神を求め完全に「彼」に自分自身を委ねることが必要です。
あなたを誰が識っているでしょうか? 神です。
あなたを誰が親身に思っているでしょうか? 神です。
いつもあなたの人生に付き添っているのは誰でしょうか?
神です。
――考え方を変えるようにしましょう。
どんなことであれ、あなたの外部にあるものが、あなたの幸福や不運を決めることはなく、あなたが本当に何を考え、何を感じ行動するかが、それを決めるのです。
この世界で起こる不運の原因は、人類の圧倒的多数が自らの心に抱く不調和にあります。
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・皆さんの世界に特有のパラドックスを克服して前進する道―サナンダ
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